当連載の第32回からSharePointサイトのページデザインやWebパーツについて紹介してきましたが、今回は、まだ紹介していないWebパーツの中から、簡単に使える主なWebパーツをまとめて紹介します。
(1)Webパーツを作成(Webページに追加)するには、SharePointサイトのページで「編集」ボタンをクリックし、セクションの「+」ボタンをクリックして、Webパーツを選択します。(新規サイトの作成、セクションについては、当連載の第32、33、34回を参照してください)
以降、簡単で便利なWebパーツを順に紹介します。
■テキスト 文字通り、文章をページ内に表示するためのパーツです。WordやExcel、一太郎などのテキストボックスに似ています。
■画像 写真画像をWebパーツのサイズいっぱいに1枚だけ表示するWebパーツです。大きな画像を貼り付けたいときに便利です。複数の画像を貼り付けてアイコン化、アルバム化したいときは、後述の「画像ギャラリー」の方が向いています。
■リンク 外部サイトへのリンクを作成します。単純に文字列にリンク先へのリンクを貼るのではなく、可能であればリンク先のコンテンツをインポート表示します。
(2)Webパーツ「リンク」を作成し、ボックス内にリンク先のURLを入力します。入力するのはURLだけです。
(3)リンク先のコンテンツをインポート表示します。間違いがなければ、「発行」をクリックして、WebページをSharePointサイトに反映させます。
(4)発行されたWebページの例。リンクをクリックするとリンク先に移動します。
■埋め込み 外部Webサービスの埋め込み用コードをSharePointサイトのページに埋め込みます。Webページへの単純なリンクを貼るときは、前述の「リンク」を使用してください。
(5)Webパーツ「埋め込み」を作成し、中央の「埋め込みコードを追加」をクリックします。右側に表示されたテキストボックスに、Webサービスの埋め込みコードを入力してください。
一般的には、Webサービス側で埋め込みコードをコピーし、SharePointのWebパーツの入力欄に貼り付けます。ここでは、例としてYouTubeの動画コンテンツの埋め込みコードを貼り付けます。
(6)正しく埋め込みコードによるコンテンツが表示されたら、「発行」をクリックします。
■強調表示されたコンテンツ SharePointサイトの、強調したいコンテンツをギャラリー的に表示します。(連載第36回の「ハイライト」を参照のこと)
■Bing地図 指定した場所の地図を表示します。マイクロソフトのオンライン地図サービスであるBing地図を使用します。
(7)Webパーツ「Bing地図」を作成し、地図の上部にタイトルと住所を入力します。住所を入力すると、右サイドにピンを表示するかどうか、設定するメニューが表示されます。ピンを表示するときは、「はい」を選択し、ピンのラベルや住所を入力します。正しく地図が表示されたら、「発行」をクリックしてください。
■クイックリンク Webパーツ「クイックリンク」は、SharePoint内の各種文書やサブサイト、あるいは外部サイトへのリンクアイコンを作成します。前述の「リンク」とは異なり、複数のリンクアイコンを列挙します。
(8)Webパーツ「クリックリンク」を作成し、「+追加」をクリックします。
(9)リンク先のコンテンツを選択します。左サイドのメニューから、リンク先コンテンツの場所の種類を選択して、リンク先を選択します。
(10)外部サイトのリンクを作成する例。右サイドにリンク先のタイトルやURLを入力します。設定が済んだら「発行」をクリックしてください。
「+追加」をクリックして、複数のリンクを追加できます。
■画像ギャラリー 複数の画像をサムネイル(縮小画像)で一覧表示します。各画像のサムネイルをクリックすると、拡大表示します。
(11)Webパーツ「画像ギャラリー」を作成し、「+追加」をクリックして画像を追加します。すでにSharePointサイトにアップロード済みの画像を選択することもできますし、新規に画像をアップロードすることもできます。画像の追加が終わったら、「発行」をクリックしてください。
SharePointサイトには、Microsoft FormsやPower BIなど、更に高度で便利なWebパーツも用意されていますが、こうした高度なWebパーツに関しては、別の機会に改めて紹介します。
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