いまや押しも押されぬ不動のコミュニケーションツールとなった『LINE』。2011年6月のサービス開始以来、2018年10月時点における月間アクティブユーザー数は全世界で7,600万人以上におよぶ。そんなLINEが2017年2月にビジネス向けサービスとして提供を開始したのが『LINE WORKS』だ。現在も機能が追加されたり、改善されたりしながら少しずつ進化しており、より便利になっている。今回スタートする新連載では、これまで多くの企業に向け、LINEWORKSを導入してきたサテライトオフィス 原口社長に教えていただいた追加機能を中心に、ビジネス用途における活用術を紹介していきたい。
監修:原口 豊(はらぐち・ゆたか)
大手証券会社システム部に在籍後、1998年サテライトオフィス(旧ベイテックシステムズ)を設立し社長就任。2008年に、いち早くクラウドコンピューティングの可能性に注目し、サービスの提供を開始、G Suite(旧名:Google Apps)の導入やアドオンの提供で、これまで実績2万社以上。「サテライト・オフィス」ブランドでLINE WORKSの普及に尽力。
提供:サテライトオフィス
第1回目に紹介するのは、"外部トーク連携"機能。個人用のLINEユーザーや外部の「LINE WORKS」ユーザーとつながることができる機能で、例えば社外の人やフリーランスの人ともコミュニケーションが可能になる。ビジネス向けとして管理された「LINE WORKS」の環境下で、個人顧客や取引先とも連絡が可能になれば、業務効率が向上するうえ、シャドーIT対策も安心だ。
ただし、利用は「ライトプラン(月額300円)」、「ベーシックプラン(同500円)」、「プレミアムプラン(同1000円)」の有料サービスにのみに限られ、利用の際は、管理者による外部トーク連携機能の利用権限の付与を設定してもらう必要がある。権限が付与されたユーザーは、各自の管理画面に表示されているトークIDやQRコード、招待用リンクを用いて、LINEユーザーや外部の「LINE WORKS」のユーザーを招待し、相手が承諾すればつながることができる。数あるグループウェアの中でもLINEとつながることができるのは現状「LINE WORKS」だけだ。企業の営業、販売活動などはもちろん、採用活動にも非常に有効だ。いまや学生たちのコミュニケーション手段の主体はメールでも電話でもなく、「LINE」が主流。大手企業のなかには、採用活動中は「LINE」でつながり、内定後の学生には「LINE WORKS」を使用させているケースもあるという。
ただし、外部連携機能で利用できるのは、LINEユーザーの場合は"トークルーム"のみ。外部の「LINE WORKS」ユーザーの場合は、これに加えて、音声通話とビデオ通話の利用も可能だ。ちなみに、「LINE WORKS」のユーザーは、ひとつのトークルームにLINEユーザーなら30人まで、外部の「LINE WORKS」ユーザーなら最大500人まで招待できる。
また、「LINE WORKS」のグループ機能には、組織単位で利用できる"チームトークルーム"や、グループ単位で利用できる"グループトークルーム"があり、これを活用すれば、通常の1対1や複数人のトークルームとは違って、個人対組織(グループ)や、組織対組織といった"N対N"のコミュニケーションもでき、社内外問わず、グループ同士でシームレスに連携が可能で、コミュニケーションの手間を省いて円滑にする。
もちろん、LINEでつながりたくないというケースもあるが、つながりたい場合には招待された側が受諾する必要があるため、拒否も気楽だ。その他添付ファイルを送信させないなどの設定も行える。
情報漏洩に関しては、個人情報など漏れてはならない情報を送らないというSNSの一般的な利用原則は守る必要があるが、ログがすべて保存されているという点で、個人向けのLINEや他のツールに比べてセキュリティが担保されている。
いまやスマホユーザーの9割以上が利用しているとされる「LINE」。セキュアで効率的にコミュニケーションを取ることができる「LINE WORKS」で新たに拡張された外部連携機能で外部ユーザーとシームレスにつながることで、さらなる業務効率の向上を目指さない手はないだろう。
サテライトオフィス
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さまざまなビジネスモデルに最適なソリューションパッケージを開発し、ユーザー目線に立った戦略の企画・提案を行っています。業界No.1の導入実績を持つG Suite(旧 Google Apps)をはじめ、Office365、LINE WORKS(旧 Works Mobile)など、クラウドコンピューティングに関わるビジネスの可能性を追求しています。
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