LINEのインターフェースを踏襲したチャットベースの業務用グループウェア「LINE WORKS」。1ユーザーあたり月額500円(税別)の「ベーシックプラン」、または同1,000円(税別)の「プレミアムプラン」で利用できる機能の1つに"カレンダー"がある。いわゆるスケジュール管理機能だが、個人のスケジュール管理以外にもグループ向けに活用できるいくつかの機能を提供している。

監修:原口 豊(はらぐち・ゆたか)

大手証券会社システム部に在籍後、1998年サテライトオフィス(旧ベイテックシステムズ)を設立し社長就任。2008年に、いち早くクラウドコンピューティングの可能性に注目し、サービスの提供を開始。G Suite(旧名:Google Apps)の導入・アドオン提供の実績はこれまで3万社以上。「サテライト・オフィス」ブランドでLINE WORKSの普及に尽力。

提供:サテライトオフィス

情報共有をスムーズにするカレンダー機能

そのひとつが他のメンバーとスケジュールを共有できるカレンダー共有機能だ。カレンダーの共有設定を行うことで、共有先として指定したメンバー/グループが予定の詳細を閲覧したり、予定を管理することができる。メンバーやグループごとに細かく共有権限を設定することができるため、自身のカレンダーを共有するほか、特定のプロジェクトのスケジュール管理や部署ごとの出張管理などに活用することができる。

カレンダー機能

また、イベントやセミナー専用の「公開カレンダー」を作成して公開することで、組織のメンバーへの情報共有をスムーズに行える。ユニークなのが"購読"機能で、自身のカレンダーリストから公開カレンダーに登録された予定を確認することができる。公開カレンダーに登録されている予定を自身のカレンダーに追加することもできる。

もうひとつ便利なのが、カレンダー機能と連動した、会議室や備品など共有設備の予約機能だ。予定を作成する際、"空き時間の確認"機能により、選択したメンバー(招待者)が参加できる時間帯の候補や、予約可能な会議室・施設を一覧で表示してくれるため、調整に割かれる時間と手間を大幅に削減してくれる。

もちろん、タスク機能や予定の通知機能といった他のグループウェアのカレンダーが有する一般的な機能はほぼすべて網羅している。例えば、カレンダーの表示方法を1日、3日、月単位など多様に切り替えることができ、チームメンバー全員の予定を一括でまとめて表示し確認できる"グループビュー"機能などもある。LINE WORKSであれば、それらの豊富な機能をモバイルやPCといったデバイス環境を問うことなく、フレキシブルに活用することが可能だ。

以上、ベーシックプランとプレミアムプランのサービスに含まれるカレンダー機能を紹介した。次回もこれらのプランで利用できるもうひとつの機能である、クラウド上のストレージ機能「Drive」にスポットを当てて紹介したい。

サテライトオフィス


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