ThinkPadを愛用するビジネスリーダーを迎え、彼らにとって“どんな存在なのかの”を探ることで、ThinkPadがビジネスPCの代名詞的存在になっているワケを紐解いていこうという当企画『ビジネスリーダーに聞いた「私とThinkPad」』。

第3回は、仕事に活かせるスキルが学べるキャリアスクール「マーケティングキャリア」と「ワークキャリア」を主宰する株式会社Ponnuf(ポンヌフ)の代表取締役社長、山口 拓也氏に、自身の歩みをともにしたThinkPadへの想いを語っていただいた。迷えるビジネスパーソンの“人生の選択肢を広げる”べく活動している同氏は、なぜThinkPadを愛用するのだろうか。

  • 株式会社Ponnuf(ポンヌフ)代表取締役社長 山口 拓也 氏

    株式会社Ponnuf(ポンヌフ)代表取締役社長
    山口 拓也 氏

“人生の選択肢を広げる”キャリアスクールが誕生したワケ

──はじめに、山口さんのこれまでのキャリアについて教えてください。

2012年にここ千葉県富津市の金谷に移住し、最初はフリーランスとして、Webサイト制作やWebデザイン、メディア運用などのマーケティング領域で仕事をしていました。当時は地方で仕事をつづけるのは難しいと思っていたので、「稼げるようになったら東京に行かないとな」と考えていたんです。しかし、結果的にこちらにいても仕事ができることがわかりました。

それで「自分の仕事を手伝ってくれる代わりに教えよう」くらいから発信を始めたら、反応がとても良くて。人と接する仕事には楽しさがありますから、そちらが主軸になりました。そこから「お金をもらって本腰を入れて教えよう」となり、2016年に「田舎フリーランス養成講座」を始めました。これが現在のキャリアスクール「ワークキャリア」「マーケティングキャリア」に繋がっています。

──「ワークキャリア」「マーケティングキャリア」ではどのようなことを教えているのでしょうか?

「ワークキャリア」では、WebライティングやWebサイト制作、Webデザイン、動画編集などですね。「マーケティングキャリア」の方はマーケティングに特化しており、広告戦略やインサイドセールス、ブランディングなど幅広く教えています。以前は合宿型が多かったのですが、コロナ禍の影響でいまはオンラインで開催しています。

2016年当時は講師として関わることもありましたが、現在は経営や新事業などに注力しており、現在は基本的にノータッチですね。ただ、新しいことを試したいときは、自分でやることもあります。

──現在、進められている活動をお聞かせください。

いままでの学習はアナログ感が強かったのですが、最近はテック感が強まっており、学習管理システムなどを導入しました。現在は動画コンテンツを制作しています。これまでは講義形式で教えてきましたが、今後はオンライン動画で座学、スキル学習をしてもらうかたちに変えていきます。こうすることで、現地(オフライン)では個々の人間に合わせた指導や、グループワークを主体とした学びに注力していきたいと考えています。

なお、当社では不動産業も行っており、金谷にある「コワーキングスペース まるも」をはじめ、いくつかの物件を保有しています。キャリアスクールはそちらの施設で行うことも多いです。また、現在は地域とタッグを組んでおり、金谷での滞在に関することはそちらにお任せしています。

  • 千葉県富津市金谷にあるコワーキングスペース「まるも」(上:外観 / 下:内観)。元々はスーパーだった物件を改装している
  • 千葉県富津市金谷にあるコワーキングスペース「まるも」(上:外観 / 下:内観)。元々はスーパーだった物件を改装している2
  • 千葉県富津市金谷にあるコワーキングスペース「まるも」(上:外観 / 下:内観)。元々はスーパーだった物件を改装している3
  • 千葉県富津市金谷にあるコワーキングスペース「まるも」(上:外観 / 下:内観)。元々はスーパーだった物件を改装している

──地域との関わりについてお話が出ましたが、金谷という地域とはどのような関係にあるのですか?

地域活性を目的として移住したわけではないので、割と最初から適度な距離感です。こうして物件を購入し何かを始めても、それは変わりません。地域側からしても、金谷が地元なわけでもないのに「地域活性」といわれても困るでしょうしね。ですから、互いに変に意識もしていないと思います。ただ単に、私が仕事をするに当たって適した場所がここだったというだけです。

──では、場合によっては金谷でなくても……、ということですか?

はい。全然大丈夫ですね(笑)。とくにこの地に惹かれたわけではなく、ノリで移住したようなかたちでした。でも、居続けている理由はあります。なにより家賃が安いし、東京都内へのアクセスも比較的良好です。

あと、車がなくても徒歩圏内で生活ができることでしょうか。選択肢がないことがかえって集中できる環境をつくってくれています。この環境に慣れると、ファストフード店に行くのも楽しいイベントになりますよ。最近、自宅を千葉県木更津市に移したのですが、木更津って割となんでもあるじゃないですか。カフェは多いし、カラオケも居酒屋もある。東京までいってなくても誘惑が多くて(笑)。

でも金谷がつまらないということもないんですよね。コワーキングスペース「まるも」にはいろいろな人が来てくれるから出会いは多いですし、終電がないから夜も気兼ねなく話せます。楽しいことはたくさんあるんです。

  • 株式会社Ponnuf(ポンヌフ)代表取締役社長 山口 拓也 氏2

──木更津のご自宅から金谷にはどれくらい来られているのですか?

いまは週の半分以下ですね。引っ越してまだ一カ月しか経っていないので、模索している最中です。これまでカフェで仕事をしてみたのですが、ようやく自宅のネットワーク環境が安定しましたので、今後は自宅がメインで、金谷に来るのは週1.5日くらいになるかなと思っています。

PCひとつで仕事をするのが山口氏のスタイル

──場所を選ばない働き方を実践されていますが、山口さんにとってお仕事に欠かせない道具とは?

ノートなどは持ち歩いていますが、書いたりするのは週に1回くらいで、仕事に必須なのは「ThinkPad」だけですね。場合によってはほかのPCも使うことがありますが、基本的にはThinkPadだけ。マウスも使いません。やはり、トラックポイントあってのThinkPadだと思っています。徒歩圏内で仕事をしていますので、充電器も持ち歩いていません。

Webサイト制作やWebライティングを行っていたときはプレビュー画面が必要でセカンドモニターも使っていましたが、業務内容が変わってからはあまり使わなくなりました。場所移動も増えましたしね。セカンドモニターがないのが当たり前になると、何を表示するんだろう?という気持ちもあります。

  • ThinkPadを操作している様子

──対面とリモートワーク、どちらで仕事をすることが多いのでしょうか?

現在はフルリモートです。最初は通える人を優先して社員採用をしていましたが、各拠点の責任者が決まってからは、いつのまにかリモートが中心になりました。なるべくコワーキングスペースに集まろうという話もありましたが、結果としてなくなっています。対面もリモートもどちらにも良さがあるので、明確に決めてしまうと楽ですね。フルリモート化した時期は緊急事態宣言の後ぐらいですが、コロナ禍とはほとんど関係ありません。

ただ、周囲の状況を見てみると、コロナ以後は金谷でもオンラインミーティングが通じるようになったとは感じました。最初は直接会った方が良いと思いますので、来る者は拒まずですが、距離的な問題もありますし、時間的に考えると悩みどころです。

山口氏がThinkPadを使いつづける理由は?

──山口さんがThinkPadを使いはじめたきっかけは?

大学時代、インターンシップ先の上司が元IBMの人で、ThinkPadを「マウスがなくても使える」とおすすめされたんです。当時使っていたPCには“大き過ぎる”ということをネックに感じていて、かといってスペックを下げると画面が狭く感じてしまう……。それで試しに購入してみたら、まさに、おすすめされた通りでした。

──では、ThinkPadを買いつづけている理由は?

壊れにくさですかね。ThinkPadを使ってしまうと、ほかのPCには壊れやすさを感じます。少しくらい落としても、水がかかっても壊れないという頑丈さはすごいなと思いました。フリーランスだとPCは生命線ですから。黒一色でシンプルなデザインも私好みです。値段もそこまで高いわけではなく、手を出しやすいですし。

──ほかのメーカーのWindows PCを買われたことはあるのですか?

実はないんですよね。生涯で購入したことがあるメーカーは、アップルとレノボだけです。ほかのWindows PCはなかなかバランスの良いものがなくて……。

──それは一途ですね。ThinkPad以外のレノボ製品を検討されたことはありますか?

最初の一台は10万円以下の別のモデルでしたが、それ以降はずっと「ThinkPad X1 Carbon」を使っています。ハイスペックなモデルは検討したことがありますが、やはり性能と画面の大きさ、サイズ・重量の両立を考えると、「ThinkPad X1 Carbon」に落ち着いてしまうんです。

──これまで何台のThinkPadを使われましたか?

いま使っているThinkPadで3台目ですね。レノボだと4台目になります。現在のモデルはモニターが180°開くところがすごく気に入っています。2台目に購入したモデルではファンクションキーがタッチスクリーンになっている「Adaptive Keyboard」が搭載されていましたが、やはり物理キーの方が確実に操作できて良いと思いました。

  • 山口氏がお気に入りだと話す180°開くモニター

    山口氏がお気に入りだと話す180°開くモニター

  • 山口氏が所有してきた歴代のThinkPad。懐かしいモデルとも再会することができた1
  • 山口氏が所有してきた歴代のThinkPad。懐かしいモデルとも再会することができた2
  • 山口氏が所有してきた歴代のThinkPad。懐かしいモデルとも再会することができた

  • 余談だが、現在使用しているX1 Carbonとひとつ前のX1 Carbonを積むと、10年ほど前のThinkPadとほぼ同じ厚さになった。こうしたことからも10年という歳月を経て、ThinkPadが薄さやコンパクトさという点において改良がなされてきたことが分かる

    余談だが、現在使用しているX1 Carbonとひとつ前のX1 Carbonを積むと、10年ほど前のThinkPadとほぼ同じ厚さになった。こうしたことからも10年という歳月を経て、ThinkPadが薄さやコンパクトさという点において改良がなされてきたことが分かる

──山口さんがPCに求めている要件とはなんですか?

一番は性能ですかね。それと使い心地。使いにくいと性能を発揮しきれません。だからこそレノボのトラックポイントはすごいと思います。

細かいところではショートカットの使いやすさでしょうか。CtrlキーやAltキーとの組み合わせや音量の切り替えなどがスムーズだと、使いやすく感じますね。ThinkPadの場合は、トラックポイントとの組み合わせでスクロールがとてもしやすいと思います。

山口氏にとってThinkPadとは?

──それではズバリ、山口さんにとってThinkPadはどういった存在ですか?

ビジネスパーソンにおける手帳のような、欠かせない存在がThinkPadです。PC自体が欠かせない存在ではありますが、壊れる心配なくいつでも持ち運べる安心感が、ほかのPCとは異なると思っています。ThinkPadは、買い替えの心配をせずに6年間毎日使い倒せる、いわば“大人のランドセル”のようなデバイスだと思います。

  • 株式会社Ponnuf(ポンヌフ)代表取締役社長 山口 拓也 氏3

──ありがとうございました。

ThinkPad X1 Carbon

山口氏が愛用するThinkPad X1 Carbonは、レノボ®公式オンラインショッピング、および法人専用ストア『LenovoPRO』(要会員登録 / 無料)にてお求めいただけます。

  • ThinkPad X1 Carbon Gen 9

    写真はThinkPad X1 Carbon Gen 9


  • レノボ® 公式オンラインショッピング | ThinkPad X1 Carbonはこちら
  • LenovoPRO | 会員登録(無料)はこちら
  • LenovoPRO

    https://www.lenovo.com/jp/ja/lenovopro/

    お電話でのご連絡:0120-148-333

    営業時間:平日 9:00~19:00 / 土日 9:00~18:00(※ 祝日・弊社指定休業日を除く)


  • LenovoPRO キャンペーン「初回購入特典(マウス、ACアダプター)」はこちら
  • LenovoPRO キャンペーン「Think 最上位シリーズを会員価格で」はこちら
  • LenovoPRO 会員限定コミュニティでつながるネットワーク。無料登録はこちら
  • 山口 拓也 氏 関連リンク

    [PR]提供:レノボ・ジャパン