サテライトオフィスでは、ビジネスに役立つさまざまな機能を提供するために、新しい技術を利用したアプリケーション開発にチャレンジするプロジェクトチーム「サテライトオフィス・ラボ研究チーム」を設けている。その研究結果であるアプリケーション群を紹介しよう。

カメラ+Raspberry Piで休憩所や会議室の密集度を管理

「人の集中度合いチェックカメラ for Raspberry Pi」は、手のひらサイズのLinux端末Raspberry Piとカメラを組み合わせることで、特定の場所にどれだけ人がいるのかといった混雑状況をチェックするツールだ。

  • 人の集中度合いチェックカメラ for Raspberry Piの機能説明

    カメラとRaspberry Piを組み合わせて各施設の混雑状況を把握

混雑状況を確認したい場所全体が見渡せるようにカメラを設置しておけば、その映像を分析し現在その場所に何人いるのかをリアルタイムで表示してくれる。ユーザーは自席PCやスマートフォンから、カメラが設置されているエリアの混雑状況を一覧で確認できるというわけだ。施設を利用できるかどうかや、定員と現在の利用人数も把握可能だ。

カメラの設置場所はいろいろと考えられるが、喫煙所や休憩所での活用は特に有用だろう。なぜなら定員のある会議室とは異なり、たとえば喫煙所は個人の裁量で使うものなので「混雑しているから今はやめておこう」と判断できる指標があった方が、臨機応変に利用を抑制しやすいためだ。「3密」が懸念されるウィズコロナ時代こそ、こうしたツールを活用して施設利用前に客観的な混雑状況をチェックしてほしい。

  • エリア監視一覧画面

    一覧表示から利用可否と定員・利用人数の内訳を把握できる

ブラウザ上の管理画面から自由に定員などの詳細設定が可能

管理者専用の画面ではビューのカスタマイズ、部屋の名前や定員数などの詳細を自由に設定できる。たとえば、部屋の広さや換気機能、窓の大きさなどの環境要素や、感染症の拡大状況といった社会情勢など、さまざまな観点から状況に応じた定員数を設けることが可能になる。

  • システム管理者専用のダッシュボード画面

    ブラウザから簡単に利用できる管理画面

人気の会議室管理サービスにも密集度管理オプションを追加

サテライトオフィスでは、Google Workspace(旧称:G Suite)やMicrosoft 365と組み合わせて利用できるサービスを数多く提供しているが、特に人気があるサービスのひとつに会議室の利用状況を管理できる「サテライトオフィス・会議室管理/在席管理/エリア監視 for クラウド」がある。実は、「人の集中度合いチェックカメラ for Raspberry Pi」はこのサービスの新オプションとしても提供されている。

「サテライトオフィス・会議室管理/在席管理/エリア監視 for クラウド」は、基本的にクラウドカレンダーと連携し、カレンダーを利用して登録された会議室予約の確認や入退室記録の登録等をスマートフォンから行えることをメイン機能としているが、新型コロナウイルスの流行を受けて「人の集中度合いチェックカメラ for Raspberry Pi」が組み込まれた。

喫煙所や休憩所の密集度管理として導入したい場合は「人の集中度合いチェックカメラ for Raspberry Pi」を、この機会に会議室管理機能もあわせて導入したい場合は「サテライトオフィス・会議室管理/在席管理/エリア監視 for クラウド」の利用を検討してみてはいかがだろうか。

監修:原口 豊(はらぐち・ゆたか)

大手証券会社システム部に在籍後、1998年、サテライトオフィス(旧ベイテックシステムズ)を設立。2008年、いち早くクラウドコンピューティングの可能性に注目し、サービスの提供を開始。Google Workspace(旧称:G Suite)の導入やアドオンの提供で、これまで実績4万社以上。「サテライトオフィス」ブランドでクラウドサービスの普及に尽力している。

サテライトオフィス

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さまざまなビジネスモデルに最適なソリューションパッケージを開発し、ユーザー目線に立った戦略の企画・提案を行っています。業界No.1の導入実績を持つGoogle Workspace(旧称:G Suite)やMicrosoft 365、LINE WORKS、Workplace by Facebook などクラウドコンピューティングに関わるビジネスの可能性を追求しています。

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