毎日情報システム担当として働いていても、正直まだまだ分かっていないことも多い。そんな今さら聞きづらい「IT資産管理」について悩みを抱える彼らの元へ、突然どこからかやってきて、悩みを解決していくIT資産管理のスペシャリストであるクオリティソフトのQ坊。
ある会社で、営業マンへ新たに仕事用としてスマートフォンが支給された。スマートフォンの活用領域はすでに携帯の域を超えていて、いわば“小さなパソコン”のようなものだ。そのため、しっかりと管理する必要がある。しかし、“便利な携帯電話”と考える人も多く、中にはその管理が杜撰な人も……。今日も早速、Q坊の手助けが必要なようだ。
情シス
ねえQ坊、こういう場合にMDMツールを入れておくとどう安心なの?
Q坊
MDMツールが入っていれば、スマホのGPS機能で位置情報を確認して、もし怪しい場所だったらすぐにリモートワイプできるんだキュ!
情シス
念のため入れておいたけど、まさか本当に使うことになるとは。もし入れてなかったら……。
会社側が社員に支給したスマートフォンやタブレットというのは、社員が毎日持ち歩いているだけに、きちんと管理できているのか不明瞭な部分がたくさんあるよね。スマートデバイスはとても便利な反面、さまざまな危険性が潜んでいるんだ。なのに、安全を社員のモラルだけに任せちゃうのはとっても危険! だから危険をあらかじめ防ぐような対策が重要なんだね。
まず代表的なのが、紛失・盗難のリスク。これは持ち歩いて運ぶスマートデバイスとは切っても切れない問題だね。スマートデバイスには、社内で使うPCと同じく、個人情報や会社の機密情報などがたくさん入っているよね。アドレス帳の個人情報はもちろんだけど、メールでも機密性の高いやりとりをしていたりもするからね。そんなスマートデバイスが、紛失時に悪意のある第三者に拾われてしまった場合、情報を抜き取られる可能性が高いよ。しかもスマートフォンに限って言えば、紛失時、落とし主に端末が戻ってくる確率はたった7%程度だというデータもあるんだ。だから、スマートデバイスを紛失してしまったら、もう戻ってこないと思っておくべきなんだ。
あと情報漏えいの観点で言うと、不正アプリケーションのインストールによる情報漏えいやウイルス感染も気を付けなければいけない。アプリなら個人で簡単にインストールできてしまうからね。だから業務に不要なアプリケーションをインストールさせない環境づくりが重要なんだよ。その他にもiTunesやカメラなど、もともとインストールされているものであっても、管理者が使用させたくない場合は使用できないような環境を構築していく必要があるよ。さらに、ウイルス対策ソフトはインストールされているか、パターンファイルの更新はできているかなど、全ての端末をチェックする必要があることもお忘れなく!
こうしたスマートデバイス管理で欠かせない紛失・盗難対策とアプリケーション管理を簡単に行えてしまうのが、MDMツールなんだ。ツールを使えば、スマートデバイスのメリットを最大限に活かしながら、セキュリティリスクも軽減できるんだよ。スマートデバイス管理では、管理者が1台1台の利用状況をきちんと把握し、社員任せの管理にしないことが大切。特にクオリティソフトの「ISM CloudOne」 ならば、PC管理とスマートデバイス管理を一元化できるのでとても効率的なんだ。無料でお試しできる評価版もあるので、ぜひ活用してみてね。
今回はスマートデバイス管理に絞ってお話ししたけれど、これはあくまでも最低限やっておきたいことで、IT資産管理のポイントはまだまだたくさんあるからね!それについては、次回以降に詳しく説明するね!
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