パートナーシップが開発者によるイノベーションの推進をサポート、IoTの展開ではサキュリティが依然として最重要課題
NASDAQ:AVT
フェニックス-(BUSINESS WIRE)-2018年にモノのインターネット(IoT)とセンサー技術は驚くべき2桁成長を遂げましたが、世界をリードするテクノロジーソリューションプロバイダーであるアヴネット(Nasdaq:AVT)が実施した新たな調査によれば、電子製品の開発者にとってはIoTのセキュリティが依然として最大の課題となっています。
アヴネットは最新のProduct Developer Indexのため、開発において注力している分野、課題、過去1年間の変化を把握することを目的とし、Hackster.ioおよびelement14という130万人強が参加するエンジニアリングコミュニティのメンバー1,190名を対象とした調査を実施しました。
回答者の61%が、現在設計している製品にとってIoTとセンサーが最も重要な技術であると回答しました。IoT製品は重要度が昨年から14%増と最も成長が著しく、ドローンとロボット工学プロジェクトが8%増と僅差でそれに続きました。開発者の4分の1以上(26%)が2018年に最も進化した技術としてIoTを挙げ、人工知能(AI)は25%でわずかにそれに及びませんでした。
アヴネットのvice president of emerging businessであるDayna Badhornは、次のように述べています。「開発者は私たちのようなリソースやコミュニティによりアクセスしやすくなっており、これが新製品の市場参入スピードを速めています。IoTとセンサーは重要性において抜きんでており、設計プロセスに影響を与えています。しかし、調査回答者は、開発者はアイディアを試作から量産へとつなげていくためにパートナーを雇用するため、IoTとセンサーはさらに大きな影響をもたらすだろうとし、それらの技術がイノベーションという点で極めて過小評価されていると指摘しました」
根強い課題
昨年のイノベーションの力強い成長にもかかわらず、調査では、特定の分野で開発者が直面する課題は大きくなっていることが明らかになりました。回答者によれば、製品開発で最も困難なのは、設計に使用する最適な技術の特定(26%)と製品認証の取得(22%)です。製品の市場参入における最大の課題は、開発資金の調達(34%)です。
開発者は、依然としてセキュリティがIoT開発における最も困難な技術上の問題であると考えています(81%)。圧倒的だったのは、時間が最大の障害であるとの意見です。また、設計から製造への移行では、コストが最大の課題であるとの声も聞かれました。
しかし、開発者はここ1年でいくらか状況が改善していることを実感しています。製品開発でどの段階が容易になったかという質問に対し、前年比17%増となる58%が試作品の開発と試験を挙げました。最適な技術ソースの特定(9%増)と製造の拡張(16%増)でも改善がみられました。
豊富なパートナーサポート
調査では、開発のために新たなパートナーや提携先を探すという興味深い傾向が明らかになりました。開発者の3分の1以上(37%)が、製品の市場参入をサポートしてくれるパートナーを求めています。パートナー候補を探すにあたっては、いくつか注目される要素があります。業界に関する優れた実績がある(49%)、強力な技術サポートを提供できる(43%)、個人的な関係や推薦がある(39%)候補者が好ましいとの回答が得られました。開発者の圧倒的大多数(76%)は、市場のニーズや専門性に応じて柔軟にベンダーを選択したいと考えています。
「こうした傾向から、重要な設計、開発、製造能力を提供できるパートナーを1社確保することが市場開拓戦略にとって非常に貴重であることが分かります」と、Badhornは付け加えます。「このような急速なイノベーションの時代を生きる開発者は、望み通りの柔軟性と選択肢を備えた包括的なエコシステムと単一のパートナーによる合理化されたサポートおよびコストベネフィットという2つの良いところを追い求めているのです」
アヴネットについて
アヴネットは、広範なエコシステムを有する世界的なテクノロジーソリューションプロバイダーとして、製品ライフスタイルのあらゆる段階でお客様に設計、生産、販売、サプライチェーンに関する専門知識を提供しています。アヴネットは、製品の市場参入に伴う時間、コスト、複雑性を低減しながら、アイディアをインテリジェントソリューションに変化させます。1世紀近くにわたり、アヴネットは世界中のお客様とサプライヤーに技術がもたらす変革の可能性を理解していただいてきました。アヴネットについて、詳しくはwww.avnet.comをご覧ください。
当記事はアヴネットによる記事コンテンツを転載したものです
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