前回の記事では、Googleサイトの「以前のGoogleサイト」を用いて災害情報サイトの作成を行った。そこで今回も引き続き、災害情報サイトの作成を進めていこう。
なお、社内ポータル作成の中心となるGoogleサイトでは、2018年6月現在で「新しいGoogleサイト」と「以前のGoogleサイト」の2種類が選べるようになっているが、今後ナビゲーションが統一される可能性もあるので、その点だけご注意いただきたい。
監修:原口 豊(はらぐち・ゆたか)
大手証券会社システム部に在籍後、1998年サテライトオフィス(旧ベイテックシステムズ)を設立し社長就任。2008年に、いち早くクラウドコンピューティングの可能性に注目し、サービスの提供を開始、G Suite(旧名:Google Apps)の導入サポート実績はこれまで3万社以上。「サテライトオフィス」ブランドで多数のアドオン・テンプレートを無償提供するなど、G Suite の普及に尽力。
提供:サテライトオフィス
情報収集用のアンケートページを作成する
前回の記事では、ホームに対する安否確認用の社員リスト表示、より詳細な安否確認ページ作成、災害情報サイトのメンバー共有などを行った。そこで続いては、万が一の災害発生時に社員たちの安否を迅速かつ正確に把握するために必要な、情報収集用のアンケートを追加しよう。アンケートの集計結果は、安否確認リストを最新の情報にアップデートする際にも役に立つ。
なお、今回は「安否確認にも役立つ災害情報サイトを作る(その2)」で作成した情報収集用アンケートを流用するので、作成方法に関してはそちらを参考にしていただきたい。
ホームにYouTubeの動画を追加する
動画共有サービス「YouTube」には、災害時における対処方法や日頃の備えなど、災害対策に役立つ数多くの動画がアップロードされている。日頃からこうした動画をチェックしておけば、万が一の事態にも迅速に対応できるようになる。今回は例として、内閣府 政策統括官(防災担当)が運営・管理するオフィシャルチャンネルの動画を表示してみるが、企業内で独自の災害対策動画をアップロードするのも良いだろう。 手順としては、YouTubeで素材となる防災関連の動画を探し、編集画面の「挿入」「YouTube」を選択するだけで良い。ただし、ユーザーによる動画解説の下に「リクエストによる埋め込み無効」という表示がある動画は、外部サイトへの埋め込みが無効化されているため注意しよう。
ホームに地図を表示する
災害が発生した際は、現場の状況を見ながらいかに素早く緊急避難場所へと移動できるかが重要となる。しかし、平常時に緊急避難場所を意識する機会は少ないため、迷うことがないよう災害情報サイト上に表示しておくと良いだろう。
ホームにカウントダウン表示を追加する
続いては、ホームのサイドバーにカウントダウン/カウントアップ表示を追加する。ここでは、次回防災訓練までのカウントダウンとしてみたが、救助や支援物資到着までのカウントダウン、災害発生からの経過日数表示など、さまざまな使い方ができる。 カウントダウン/カウントアップに関しては、サイドバーのアイテム「カウントダウン」を利用する。使い方は、「防災訓練」などの予定を入力してから基準となる日付を選ぶだけで良い。ちなみに、過去の日付を選ぶと「“入力した予定”から○日経過」、未来の日付を選ぶと「あと○日で“入力した予定”」と表示される。
最初のうちは間違ってページを作成してしまったり、テスト用のサイトを作ることも多いと思うので、最後にこれらの削除方法を解説しておこう。
まずページ単体を削除したい場合は、対象ページを開いて「その他の操作」から「ページを削除」を選択。サイト全体を削除したい場合は「その他の操作」から「サイトを管理」を選び、「このサイトを削除」をクリックする。なお、サイトの削除はサイトオーナーのみしか実行できないようになっており、一度削除すると復旧ができない構造なので注意しよう。
サテライトオフィス
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