ドメイン確認を行おう

前回は、G Suiteの概要や管理者アカウントの登録に関する手順などを紹介した。そこで今回もウィザードに従って、ドメイン所有権の確認をはじめ各種設定作業を進めていこう。

監修:原口 豊(はらぐち・ゆたか)

大手証券会社システム部に在籍後、1998年サテライトオフィス(旧ベイテックシステムズ)を設立し社長就任。2008年に、いち早くクラウドコンピューティングの可能性に注目し、サービスの提供を開始、G Suite(旧名:Google Apps)の導入サポート実績はこれまで3万社以上。「サテライトオフィス」ブランドで多数のアドオン・テンプレートを無償提供するなど、G Suite の普及に尽力。



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管理者アカウントの作成が終わったら、次に必要となるのがドメイン所有権の確認だ。これはサービスの不正使用を防ぐためのもので、「メタタグをホームページに追加する」「ドメインホスト レコードを追加(TXTまたはCNAME)する」「HTMLファイルをアップロードする」という3種類の方法が選択できる。いずれかの方法で確認ができれば良いため、企業の環境に応じて容易なものを選ぼう。

  • 「管理コンソール」画面の上部に表示された「設定を開始」をクリック

  • 「ドメインを確認」をクリック

  • 「開始」をクリック

ドメイン所有権の確認方法としては「メタタグをホームページに追加」以外に、「別の方法を選択」から「ドメインホスト レコードを追加(TXTまたはCNAME)」もしくは「HTMLファイルを【ドメイン名】にアップロード」が選べる。今回は「ドメインホスト レコードを追加(TXTまたはCNAME)」を選択した

  • ドメインホストのWebサイトにログインしたら「ログインできました」をクリック

  • ドメインのコントロールパネルにアクセスして「自分のドメインのコントロールパネルを開きました」をクリック

  • 「名前/ホスト/エイリアス」と「値/応答/参照先」を参考にTXTレコードを作成したら「TXTレコードを作成しました」をクリック

  • こちらはVALUE DOMAINでの設定例

  • TXTレコードを保存したら「TXTレコードを保存しました」をクリック

  • 「確認」をクリック

  • ドメインの所有権確認が開始される。「予想される残り時間」に「1時間」と表示されているが、実際には十数分で完了した

  • 「ドメイン所有権の確認が完了しました」というメッセージが表示されたら「設定作業を続行」をクリック

ユーザーの追加などを行おう

ドメイン所有権の確認が終わったら、再びウィザードに従ってユーザーの追加やGmailの設定を行っていく。ただし、ここでひとつ注意しておきたいのがGmailの設定についてだ。Gmailの設定を行うと、ドメイン全体がGmailのメールサーバを経由するようになるのだが、万が一のトラブルなどを考えれば、しばらくは現状のメールサーバからGmailへ転送を行う方法が無難といえる。設定では後からでも行えるので、ここではスキップする方法を選択した。

  • 「チームのアカウントを作成してください」と表示された画面で「ユーザーを追加」をクリックすると、ユーザーの追加が行える。ユーザーの追加は後からでも行えるので、ここでは「次へ」をクリック

  • 「メールを設定」が表示されたら「GMAILを設定」をクリック

  • 本文中で説明した通り、最初は現状のメールサーバからGmailへ転送を行う方法が無難だ。メール設定では後からでも行えるので、ここでは「このステップをスキップ」をクリックする

  • 「メールの設定をスキップ」をクリック

  • 「G Suiteの使用を開始する準備が整いました」と表示されたら準備完了だ

前回および今回で、G Suiteの概要や管理者アカウントの登録に関する手順などを紹介した。これで準備が整ったので、次回からはいよいよ社内ポータルの作成に移りたいと思う。皆さんもぜひ一緒にG Suiteを使いながら、その機能を試していただきたい。

サテライトオフィス


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