前回の記事では、Googleサイトの「新しいGoogleサイト」を用いて、優秀な人材確保につながる内定者向け情報共有サイトの作成を行った。そこで今回は、「以前のGoogleサイト」を使って作成してみよう。
なお、社内ポータル作成の中心となるGoogleサイトでは、2019年3月現在で「新しいGoogleサイト」と「以前のGoogleサイト」の2種類が選べるようになっているが、今後ナビゲーションが統一される可能性もあるので、その点だけご注意いただきたい。
監修:原口 豊(はらぐち・ゆたか)
大手証券会社システム部に在籍後、1998年サテライトオフィス(旧ベイテックシステムズ)を設立し社長就任。2008年に、いち早くクラウドコンピューティングの可能性に注目し、サービスの提供を開始、G Suite(旧名:Google Apps)の導入サポート実績はこれまで3万社以上。「サテライトオフィス」ブランドで多数のアドオン・テンプレートを無償提供するなど、G Suite の普及に尽力。
提供:サテライトオフィス
内定者のモチベーションアップにもつながる情報共有サイト
前回の記事で解説したように、内定者向け情報共有サイトは、人材不足問題が深刻化する企業にとって多くのメリットを持っている。せっかくの内定者を逃すことがないよう、入社前の情報収集や学習、コミュニケーションの場を提供しておきたいところだ。
ちなみに、今までの連載で紹介したサイトは実用性重視の社内向けだったことから、特にデザイン面のカスタマイズには触れてこなかった。しかし、新入社員向けの情報共有サイトとなれば話は別。内定者に対して「自分はこの企業の一員なんだ」と実感してもらえるよう、まずはデザインのカスタマイズから始めてみよう。
企業ロゴの追加などデザイン面をカスタマイズ
それでは実際に「以前のGoogleサイト」を使って、内定者向け情報共有サイトの作成を進めていこう。新規サイト作成の基礎は「第5回 安否確認にも役立つ災害情報サイトを作る(その3)」で解説したように、まずは管理コンソールやGmailなどの右上にある「Googleアプリ」アイコンから「サイト」を選択。左上の「作成」から「以前のGoogleサイトを使用」をクリックしてGoogleサイトが開いたら、サイト名とURLの入力、テーマ選択などを行えば、下準備は完了だ。
スケジュールはGoogleカレンダーで一覧化
内定後は説明会や研修、懇親会といった数多くのイベントがあり、内定者にとってもスケジュールが気になるはずだ。そこでいつでも確認ができるよう、各イベントをGoogleカレンダーにまとめておくと分かりやすい。
予定が少ないうちは「予定リスト」、多くなってきたら「月」や「週」など、必要に応じてカレンダーの表示形式を変えてあげるのも内定者にとって嬉しい配慮といえる。
Googleカレンダーについては、サテライトオフィスが提供している「サテライトオフィス・組織&グループカレンダー for G Suite」なども活用するといいだろう。
必要に応じてコンテンツを追加
デザインのカスタマイズやGoogleカレンダーの追加が完成したら、あとは今までの連載で紹介した方法を使って企業紹介やQ&A、先輩からのメッセージ、アンケート、各種申請書類などを追加していこう。入社前トレーニングについては単純にテキストを掲載するだけでなく、フォーム機能を使った簡易テストも実施できる。また、各内定者の自己紹介ページを設けて、内定者同士のコミュニケーションを促進するという方法も面白いだろう。
現在のGoogleサイトで社内ポータルを作成する場合、どうしても「新しいGoogleサイト」のみに目を向けがちだが、実は「以前のGoogleサイト」の方がデザイン面などで細かい調整ができる部分もある。この違いを上手く使い分けながら、企業の特徴や職場の雰囲気が掴みやすいサイトに仕上げていただきたい。
サテライトオフィス
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