本稿は、大日本印刷 C&I事業部がスマートフォンを活用した販促を実施、または検討する企業の皆さまに提供しているオリジナル情報ペーパー「SPトレンド通信」を転載したものです。

貴社は、販促アプリの導入を検討したことはありますでしょうか?

生活者が肌身離さず持つスマートフォンに入る販促アプリは、導入・運用時それぞれに、既存のネットツールとは異なる注意点がいくつもあります。今回は、販促アプリ導入の入門編として、店頭・アプリ機能とコンテンツ・運用設計のポイントを、いくつかご紹介します。

アプリダウンロード訴求は、店頭ツール活用と、ネット施策

1つ目にご紹介するのは、アプリリリース後に実施するダウンロード施策のポイントです。販促アプリは、生活者自身にアプリストアからアプリをダウンロードしてもらうため、その手間や、アプリがスマートフォンの容量を圧迫することを気にする生活者もいます。

それらの不安を解消しアプリをダウンロードしてもらうために、企業は店内・店外でさまざまな施策を実施しています。下の図はその例となりますが「商品を選ぶ際に目に入る什器の位置に、アプリ会員募集ツールを設置する」「イベントを実施し、アプリをダウンロードしてもらう」「SNSからアプリに送客し、アプリで顧客を囲い込む」など、ターゲットに合わせたさまざまな施策が実施されています。また、合わせて店頭スタッフからの声がけがあると、効果的です。

アプリダウンロード施策の例 (提供 : 大日本印刷)

属性別配信の設計も重要。「あなた向けの特別情報」を配信!

続いて、アプリ導入後の情報配信のポイントです。

販促アプリ導入の際、まず検討をするのが「ニュース」「クーポン」「プッシュ通知」などの機能ですが、同時にぜひ詳しくチェックしていただきたい重要な機能が「コンテンツの属性別配信設定」です。

生活者には、「私が欲しい情報だけを、適切なタイミングで送って欲しい」というニーズがあります (SPトレンド通信 VOL.02を参照)。そのため、属性別配信機能で、生活者の好みに合うコンテンツに絞った配信をすることが望ましいのですが、属性別配信の使い勝手はさまざまです。「どこまでの属性が選べるか」「属性と属性を掛け合わせられるか」「クーポン利用などのステータスでの配信もできるか」など、アプリ導入検討のなるべく早い段階で、属性別配信設計をし、採用予定のアプリが対応できるかを確認しておくことをおすすめします。

例として、下の図「アプリの属性別配信の例」をご覧ください。「誕生月」などよく使う属性を、簡単に設定できることは大変便利です。また、チラシは「居住地」や「お気に入り店舗」で配信を仕分けられることが必須です。「クーポン利用状況」など、生活者から企業へのアクション結果を属性として配信できると、アプリの使い勝手が飛躍的に向上します。属性別配信の際にはコンテンツ内に「この通知を受け取ったアプリ会員様だけの特別なご案内です」などの文言を入れ「あなただけの特別感」を見える形で演出することも重要です。

アプリの属性別配信の例 (提供 : 大日本印刷)

「いつ見ても新しい & 信頼感ある」見え方のアプリを目指せ!

販促アプリは「プッシュ通知」などの動的な機能で、企業から生活者のスマホへ直接働きかけることができます。通知を受けた生活者がアプリを起動した際に目を通すのが、プッシュ通知元のコンテンツ、またはアプリのトップ画像です。

生活者に「新しい情報がいつも配信されている、活性化しているアプリだ」と感じてもらうために、プッシュ通知で見せるコンテンツに加えて、トップ画像を最低週1回以上更新することをおすすめします。複数のトップ画像をスライドショーさせればさらに効果的でしょう。

また、ニュースなど、一覧で並ぶ情報コンテンツは、常時5~10件程度掲載されることが望ましいです。掲載数が少ないとアプリの「活性化感」が薄れ、反対に多すぎると「必要な情報がパッと手に入る」販促アプリの利便性が落ちてしまいます。

なお、「店舗情報が古い」「チラシの掲載が遅い」など、生活者の来店に直接繋がるコンテンツの不備は、アプリやブランドへの不満につながりやすいものです。常に最新の情報を掲載できるよう、とくに気をつけておきましょう。

社内でやること? 社外に任せること? 人と予算に合わせた設計を

また、アプリ導入検討の初期段階から、運用時の体制設計を進めることも必要です。販促アプリを持つ多くの企業が、社内・社外(外注スタッフ)で作業を分担しています。よくある作業内容と分担例をまとめたのが下の図です。

アプリ運用に割ける社内スタッフの人数とスキルを把握し、想定される負荷を見積りながら【1】【2】【3】から最適なものを選択します。また、アプリリリース直後は【2】を選択し、半年程度運用して社内にノウハウがたまってから【3】に移行し、効率化を図っていく企業も多く見られます。

よくある販促アプリの作業分担例 (提供 : 大日本印刷)

流通を中心に、多くの企業が持つようになった販促アプリ。導入時には、採用する機能の検討ももちろん重要ですが、ダウンロード施策の設計、生活者視点での使いやすさのチェック、掲載コンテンツ企画~評価までの運用体制など、アプリを効果的に活用するための準備が意外と多くあることに、気づいていただけたらと思います。

当レポートは、「スマートフォンアプリ利用に関する定量調査 (全国20歳以上の男女1700名対象、実施 : 2015年2月)」、「販促アプリ利用に関する定性調査 (首都圏20~40代女性12名対象、実施 : 2015年2月)」の分析結果をもとにしています。

本稿は、大日本印刷 C&I事業部が、スマートフォンを活用した販促を検討したい企業様向けに制作したオリジナル情報ペーパー『SPトレンド通信』を転載したものです。

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