事例サマリ:楽しく学べる社員教育用ゲームの基盤として 柔軟で拡張性の高いニフティクラウドを採用 運送業は顧客の荷物を確実に届けるというシンプルな業務であるため、業務のフロントに立つセールスドライバーの質が、サービスの質、ひいては会社の業績に直結する。そのため、セイノーホールディングスでは社員研修に力を入れているが、堅い従来型の研修では、自発的に継続して学ぶ意欲を引き出すことが難しかった。 そこで、ゲーミフィケーションを取り入れ、楽しく学べる社員教育用のクイズRPGゲーム「SEINO QUEST ~伝説を運ぶ者たち~」を作成。サービス開始から1カ月足らずで社内の利用者が1,000人を超えるなど好評を得ている。基盤に柔軟で拡張性の高いニフティクラウドを採用することで、ユーザーの急増にも対応できる環境を実現した。 キーワード(外部サイトへ移動します):導入事例一覧 |
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本事例の登場人物
岡本征也 氏 セイノーホールディングス株式会社 人事部 人材開発担当課長(部長待遇)物流技術管理士 |
稲川亮輔 氏 株式会社ロボット インタラクティブ・コンテンツ部 プロデューサー |
――学びの意欲を引き出す 社員教育用ゲームを開発
セイノーホールディングスは、運送業を営む西濃運輸グループを中核に、自動車販売や情報サービス、販売商社、旅行業など多彩なビジネスを展開するセイノーグループの持株会社である。同社では定期採用で入社した総合事務職には、入社1年目に最前線である現場でセールスドライバー業務を経験させる。さらに、入社3~9年目の間、毎年必ず研修を実施する。その他にも職種別、階層別研修を行い、社員教育に力を入れている。しかし、社員が自ら継続して学び続ける意欲を引き出すためにはどうしたらよいかとも感じていた。セイノーホールディングス株式会社 人事部 人材開発担当課長 岡本征也氏は、「社員の自発的な学びのためWebを使った通信教育を制作し社長に見せたところ、『いかにも真面目な人が作ったものだね。これではつまらない』と言われてしまいました。その後社長からアドバイスもいただきながら良い方法はないかと模索していました」と語る。
岡本氏が模索を続けていた2015年9月、若手社員から楽しく学べるゲームを作ってはどうかという提案があった。同社には全社員から会社に対する要望・提案を人事部へ送る提案制度があり、毎月20件程度寄せられている。岡本氏は、当時まったくゲームをやったことがなかったため、ゲームが好きな若手社員などに意見を聞き、このアプローチなら面白く学べるのではないかと考えた。その反面、本当にゲームが作れるのだろうかと思案に暮れていたところ、同社 代表取締役社長 田口義隆氏が、自身が社外取締役を務めるIT企業、クララオンラインを含む開発会社数社に相談を持ち掛けてはどうかと助け船を出してくれたという。その当時の状況を株式会社クララオンライン グローバルソリューション事業部 ソリューションビジネスグループ 田口大輔氏は次のように語る。「田口氏(セイノーグループ)の求める要求を満たすには、ある一定以上の提案力・企画力が必要だと感じ、当社のパートナー企業である映像やアプリ制作プロダクションのロボット、インタラクティブ・コンテンツ部 プロデューサー 稲川亮輔氏に相談しました」。このクララオンラインの提案力、ロボットの高いスキル力が功を奏し、具体的な企画に取り掛かることとなった。「当初は研修用と聞いていたので、いわゆるゲーミフィケーションを活用したクイズで、演出を豪華にしていくレベルと考えていたのですが、『もっとゲーム感を強くしてほしい』とご要望を受けました。そこで、振り切って業務に関するクイズの出題を取り入れたRPGゲームの企画を提案し、採用されました。ゲームにするからには見た目だけでなく、実際プレイして楽しいものにしていかないといけません。研修コンテンツの開発には見られない砕けたアイディアも採用され、今のセイノークエストになりました」(稲川氏)。
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