業務で車両を扱う会社の経営層、管理職にとって、車両の適切な配置は重要な課題のひとつである。そのためには、車両管理を正確に把握し効率化することが重用だ。しかし、“車両管理”と簡単に言っても、相応の初期費用やランニングコストがかかってしまう。また、コストをかけて整備したとしても、的確な管理が行えず営業活動に影響が出てしまっては本末転倒だ。そこで第3回の今回は、経営・管理を行う立場にある方にとってのリアルタイム車両管理「Cariot」のメリットをお伝えしたい。
第1回:車両管理の落とし穴、人事・総務にもたらされるメリットとは
第2回:「見える化」で事故を防ぐ! ドライバー自身を守る情報の一元管理
無駄のない車両配置を実現するには
営業所や支社が全国多岐にわたる企業の場合、その経営、管理に携わっている方なら、車両の“配置問題”に一度は頭を悩ませたことがあるのではないだろうか。稼働していない車両が存在していると、無駄な管理コストがかかってしまう。どの事業所、どの部署で、どれだけ車両が稼働しているのか。これを正確に把握し、車両の管理コストを削減したいと思っている方も多いはず。
しかし、現場からすれば必要な時にすぐに使える車両があることがもっとも重要だ。せっかくの営業機会に車両が足らず、チャンスを逃してしまうようでは営業担当者の士気を下げてしまう。そのためこうした現場目線からは、余裕を持った車両の配置が要請されていることだろう。このような車両の適切な配置には、各事業所、部署ごとの車両の利用状況を知り、分析する必要がある。
「Cariot」は、そんな経営・管理層が求める車両の情報取得と分析も行えるアプリケーションだ。車両に取り付けたデバイスからリアルタイムに得られる情報は、即座にグラフとして出力され、いつでも経営的視点から分析が可能だ。
経営層や管理職が考える車両管理の活用シーン
それでは、具体的にどのような情報を取得でき、どのようなシーンで役立てることができるのだろうか。5つのシーンを想定しながら紹介する。
シーン1:事業者や部署ごとで適正な車両配置を行いたい
「Cariot」最大のメリットは、会社の大切な資産であると同時に、大きなコストともなる「車両」の配置を適正化し、有効活用するための配備数や稼働率をホーム画面から確認できることだ。例えば、車両配備数と車両稼働数の推移、平均燃費の推移などが代表的なもの。さらに、複数人で車両をシェアしている場合、その運行予定を管理することも可能だ。また、保管場所やリース先情報などの項目を追加することもできる。
こういった情報は集計レポートとして「見える化」が可能。例えば、ExcelやCSVデータとして出力し、事業所や部署ごとの車両配置が適切かどうかを検討する材料にすることができる。これらの分析を進めることで、不要なコストの削減が可能だ。また、ダッシュボードのカスタマイズにも対応しており、経営者、管理職向けの指標などを別々に作成することもできる。
逆に、車両が不足している事業所や部署を見つけることもできるだろう。必要な数の車両が配備されることで、営業力が強化されるチームも多いのではないだろうか。
シーン2:ドライバーの安全だけでなく企業としてのコンプライアンスを強化したい
前回、会社の看板を背負った車両で事故や違反を起こしてしまうと、ドライバーの身を守れないだけでなく、会社のイメージを大きく損ねてしまう可能性があることについては触れた。
「Cariot」は、こうしたコンプライアンス強化にも威力を発揮する。危険検知やその前後10秒の動画を録画できることはもちろん、管理画面上では、車検満了日やリース満了日などの情報を車両やドライバーと紐付けて記録が可能。期限が迫ると自動でメールを送信し、教えてくれる機能も備えているため、法令違反を未然に防ぐことができる。
さらに、廃棄物処理のように厳密なルールが定められている業務では、ルートや到着時間、積載量などをリアルタイムに監視することができ、企業のコンプライアンス遵守にも役立つというわけだ。
シーン3:労働環境を改善し働き方改革も実現したい
「Cariot」を導入すると、人事・労務の観点からもメリットがある。それは、車両管理を通じて従業員の勤怠管理を行えることだ。運転を開始・終了した場所や時間、そのルートまで記録できるので、直行・直帰といった業務スタイルにも対応できる。
さらにOBD2デバイスならば、デバイスを抜き差しすることで私用車を社用車として利用することも可能。もちろん、データは挿し込んでいる間だけ記録されるため、業務で利用したガソリン代なども正確に把握できる。「Cariot」をうまく活用すれば、テレワークのような場所や時間にとらわれない柔軟な働き方にも対応できるだろう。
シーン4:セキュリティも担保したい
企業のITシステム部門からみた場合は、プラットフォームにSalesforceを採用している点が魅力だろう。昨今のクラウドサービスはオンプレミスよりもセキュリティに対する評価が高いという点だけでなく、災害時などもデータを失う心配やアクセスができなくなる心配がないので、BCP(事業継続計画)の観点でも安心だ。
各情報へのアクセス権限も細かく設定でき、Salesforceを既に利用しているユーザーであれば、既存のSalesforce環境を利用してデータの連携・分析も行える。
シーン5:スモールスタートで車両管理を実現したい
不要なコストを削減しつつ、必要なコストをしっかり配分するという、重要な判断の一助となる「Cariot」。肝心の導入、運用コストはどのようになっているのだろうか。
世の中ではさまざまな車両管理ソリューションが生まれているが、大規模なシステムほど大きなイニシャルコスト、ランニングコストを必要とするもの。しかし「Cariot」は、規模に合わせたさまざまな契約方法が選べるという魅力がある。
例えば、もっともベーシックな月額ライセンス料金は、1台あたりの車両ライセンス:2,980円(通信費込み)+1人あたりの管理者ライセンス:2,000円。車載デバイスは工事不要でシガーソケットやOBD2に取り付けられるものが用意されており、目的や用途に応じて「購入」「レンタル」を選ぶことができる。
注目すべきポイントは、車両にデバイスを取り付けずに管理者ライセンスだけで使用できる点だ。クラウド上で車両とドライバーを管理したいという用途なら、月2,000円で「Cariot」が利用できるのだ。ここで使い勝手を試してみて、デバイスを導入するもよし、そのまま車検や運転免許証の管理システムとして使うもよし。スモールスタートから大規模導入まで幅広く対応可能だ。
導入して終わりではない車両管理
これまで3回にわたり「Cariot」の魅力や特徴を存分に紹介してきた。車両管理に課題を抱えている企業の人事・総務や現場で業務効率に課題を感じているドライバー、経営目線で適正な車両管理を実現したいと考えている経営層や管理職の方々は、「Cariot」の良さを十分に理解できたのではないだろうか。
最後に、「Cariot」は導入して終わりのサービスではなく、継続して利用できることに強みがあることを強調したい。運営元のフレクトは、その点を重要視しており、ユーザーとともに日々使い方を研究、発展させていきたいとしている。また、同社のWebページにはわずか数秒で利用料金がシミュレートできる機能も実装しており、自社の車両管理を見つめなおす一歩として、まずは試してみてはいかがだろうか。
https://www.cariot.jp/
「Cariot」のWebページでは有名企業の導入事例も多数紹介
https://www.cariot.jp/case/
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