こんにちは、ニフティクラウドテクニカルアカウントチームです。
今回はニフティクラウドのサーバー起動時スクリプトを使って各OS(Windows、Linux)のアカウントパスワードの設定/変更を行ってみます。サーバー起動時スクリプトはコントロールパネルやニフティクラウドAPIからスクリプトを送り込み、OS起動時に実行することができる機能です。
はじめに
ニフティクラウドにおいて、サーバー作成時に設定されるアカウント情報は以下の通りです。
ニフティクラウドでサーバーを構築/運用する上で以下のような状況で困ったことはありませんか?
- サーバー構築後アカウントのパスワードを忘却してしまった
* LinuxOSでコンソールを開いたがrootのパスワードを設定していなかった
* 初期構築時にいちいちサーバーにログインしてアカウントのパスワード設定するなんて面倒
上記のような状況に陥ってもサーバー起動時スクリプトを利用すれば解決が可能です。 今回の検証ではWindowsのadministratorのパスワード変更、Linuxのrootのパスワード設定(変更)を実施しています。
前提条件
本ブログ記事は、以下の知識がある方を前提として記述しています。
・ニフティクラウドの基本的なコントロールパネルの操作が出来る方(サーバー作成、ネットワーク構築など)
・基本的なサーバーOS構築ができる方
実施対象OS
今回アカウントのパスワード設定/変更を行うOS情報を記載します。
Linux編
rootパスワードの設定
以下の手順でLinuxのrootパスワードの設定を行います。
・サーバーを作成します。
・ニフティクラウドのコントロールパネルにログインし、左メニューから「サーバー」を選択します。対象サーバーの「サーバー起動」のボタンを押下します。(起動スクリプトの指定は、「再起動」のボタンからでも指定が可能。)
・「サーバー起動」の画面が表示されます。
・スクリプトの項目で「使用する」にチェックします。
・テキストボックスに以下の内容を入力します。
#!/bin/bash
ROOT_PASSWORD='任意のパスワード'
SALT=$(/usr/bin/uuidgen| /usr/bin/tr -d '-')
/usr/sbin/usermod -p $(/usr/bin/perl -e 'print crypt(${ARGV[0]}, ${ARGV[1]})' ${ROOT_PASSWORD} ${SALT}) root
ここで「任意のパスワード」に関しては設定を行いたい任意のパスワードを設定するようにします。
・「起動する」にチェックを入れて、「OK」を押下します。
サーバーが起動したことを確認して実際にログイン確認を行っていきます。
続きは、ニフティクラウド ユーザーブログよりご覧ください。
(別サイトへ移動します)
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■目次
>はじめに
>前提条件
>実施対象OS
>Linux編
>rootパスワードの設定
>確認_CentOS 6.7
>確認_CentOS 7.1
>Windows編
>administratorパスワードの設定
>確認_Windows Server 2008 R2
>確認_Windows Server 2012 R2
>まとめ
この記事の執筆者
ニフティクラウド テクニカルアカウントチーム
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