働き方の一つとして、多くの企業に広く定着した感のある「テレワーク」。ただ設置スペースの問題で、自宅にはノートパソコンしか設置できないという人も多いだろう。
ただノートパソコンは、液晶ディスプレイのサイズの関係でデスクトップパソコンと比べると作業領域が狭くなるし、それに伴って作業性も低下する。とはいえ液晶ディスプレイやデスクトップパソコンを設置するスペースもないしなあ、と悩む人は多いのではないだろうか。
そうした人にとって非常に大きな助けとなるのが、今回紹介するモバイル液晶ディスプレイ、「C1422H 14インチ ポータブルモニター」(以降C1422H)である。今回は、このコンパクトで置き場所に困らない液晶ディスプレイの使い勝手を紹介していこう。
さっと取り出してすぐに使える14型ディスプレイ
モバイル液晶ディスプレイとは、その名の通りモバイルでの利用も想定したコンパクトな液晶ディスプレイである。今回のC1422Hでは14型パネルを搭載しており、重さは590g。直販価格は54,780円だが特別割引で32,980円、さらに「モバイルモニター Type-C10%OFFクーポン」を適用することで29,682円で購入できる。
14型液晶を搭載するモバイルノートパソコンと比べると半分以下の重さであり、一緒に持ち歩いて利用することも十分可能だ。そのコンパクトさこそが、モバイル液晶ディスプレイの神髄ともいえるポイントだ。
というのもデスクトップパソコンと組み合わせる一般的な液晶ディスプレイでは、24~28型の大型パネルを搭載している。そのため、スタンドも含めるとそれなりに設置スペースが必要になるため、専用の机が欲しくなる。使い終わったら片付ける、というわけにもいかない。
しかしモバイル液晶ディスプレイの場合、ノートパソコンの隣にちょっとしたスペースを確保するだけでよい。例えば今回のC1422Hを組み合わせるなら、ノートパソコンの左右どちらかに35cmくらいのスペースを用意するだけでいいのだ。
しかも作業が終わったら、さっと片付けてしまうこともできる。自宅には書斎などの自分だけが利用できるスペースがなく、リビングなどにノートパソコンを置いて仕事をしているユーザーにとって、非常に魅力的なデバイスと言えるだろう。
そしてディスプレイの数は、作業性に直結する重要な要素だ。ノートパソコンの小さな液晶ディスプレイで作業している場合、基本的にはデスクトップに一つのアプリを表示して利用することが多いだろう。資料の数値を確認したり、文言をコピペする時にはウィンドウを切り換えなければならず、煩わしいと感じることも多い。
しかしモバイル液晶ディスプレイを追加すれば、同じサイズのデスクトップがもう一つ増える。ノートパソコンの液晶には作業中のWordを開き、モバイル液晶ディスプレイ側には資料として利用したいExcelやPDFファイルを開こう。こうしておけば、目線をちょっと横にずらすだけで資料の数値などを簡単に確認できる。
こうした利便性は、液晶ディスプレイ自体の特性そのものではある。しかしボディサイズがコンパクトでどこでも利用できるため、お手軽にこうしたメリットを享受できることが、モバイル液晶ディスプレイを導入する最大のメリットと言える。
C1422Hの幅はだいたい32cm、高さは約20cmといったところで、液晶ディスプレイ部分の厚みは実測値で5mm前後。サイズ感的には、14型液晶ディスプレイを搭載するノートパソコンの液晶部分のみを取り外したようなものを考えればよい。
底部には、インタフェースや操作用のボタンを装備するスタンドがある。80度の範囲で自由に調整できるヒンジを設けており、自分の使いやすい角度で利用できるのは便利だ。実測値で約9cmの接地面があるため、このスタンド部分だけでしっかりと自立できる。
他社のモバイル液晶ディスプレイのなかには、携帯用のカバーをスタンドとして利用するものや、決まった角度でしか利用できないスタンドを背面に装備する物が多い。そうしたモデルに比べるとC1422Hは設置の自由度が高く、机の上に置いたときも安定性が高い。
パッケージにはC1422H本体のほか、携帯用のケース、両端がType-Cコネクタの接続ケーブルを同梱する。液晶ディスプレイの表面のカバーはないので、持ち歩いているときに傷をつけないためにも、普段はこのケースに収納して保管したい。
パソコンとはケーブル1本で接続するだけでよい
ここからはデルのノートパソコン「Latitude 5320」にC1422Hを接続し、マルチディスプレイで利用できるようにするまでを紹介しよう。Latitude 5320は、「第11世代インテル® Core™ プロセッサー・ファミリー」をCPUとして搭載する高性能なモバイルノートパソコンだ。
作業は非常に簡単だ。付属のType-Cケーブルを利用し、Latitude 5320のType-Cポートと、C1422HのType-Cポートを接続するだけでよい。C1422Hの電源は、Type-Cケーブルを通じてパソコンから供給されるため、本当にケーブル1本挿すだけでよい。
ケーブルを挿すと自動でC1422Hを認識し、Latitude 5320の追加ディスプレイとして利用できるようになる。デバイスドライバをダウンロードしたり設定したりといった作業を、ユーザーが要求されることはない。
Windows 10やWindows 11では、マルチディスプレイの利用方法として、同じ画面を両方のディスプレイに表示する「複製」設定と、二つのディスプレイにそれぞれデスクトップを表示する「拡張」設定がある。テレワークでノートパソコンの使い勝手を高めるなら、やはり拡張設定で利用する方がオススメだ。
パネルはIPSタイプで視野角が広く、上下左右どこから見ても色味の変化はほとんどない。また発色もよいので、デジタルカメラの画像や動画データも鮮やかに表示される。パネル表面に非光沢処理が施されているタイプなので、明るい場所で利用しても反射光に悩まされることはなく、さまざまな場所で利用したいビジネスユーザーにぴったりだ。
スタンドの左側面には、ブルーライトフィルタの有効無効を設定するボタンと、輝度設定用のボタンを装備する。長時間作業を行う場合は、目を保護するためにもブルーライトフィルタを有効に設定しておくとよいだろう。ただ若干画面が暗くなり、暖色系の色合いに変わるので、正確な色合いを確認したい場合は無効にしよう。こうした使い分けも、ボタンを押すだけでOKだ。
C1422HではType-Cポートを両方に装備しているが、どちらも映像入力端子として利用できる。パソコンが搭載しているType-Cポートの位置や、ケーブルコネクタ周囲の状況に合わせて、好きな方を選べる。ただ2系統入力に対応しているわけではない。C1422Hに接続できるのは、あくまで1台のパソコンだけだ。
パソコンと接続していないもう片方のType-Cポートには、パソコンのACアダプタのケーブルを挿そう。C1422Hは「パワーパススルー」という機能を搭載しており、こうした接続方法により、C1422Hに接続したノートパソコンの充電が行える。
使い方はこのように非常に簡単であるにも関わらず、テレワークにおける効果は絶大だ。軽量なのでノートパソコンと一緒に持ち歩き、ちょっとしたスペースを使いやすい環境に変えることも可能。今までの液晶ディスプレイとは異なる使い方、活用の仕方などを考えたくなる優れたデバイスと言えるだろう。
原稿 竹内亮介
監修 デル・テクノロジーズ株式会社 マーケティング統括本部
広域法人マーケティング シニア・アドバイザー 粟津和也
インテル® Core™ i7 プロセッサー
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