テレワークが普及したことで、ビデオ会議アプリを利用して同僚や取引先と連絡を取り合う機会も増えた。ただ古いノートPCが装備するWebカメラは映像センサーの性能が低いため、ビデオ会議アプリではピンボケでぼんやりとした映像しか表示できないことも多い。
そもそも、対面でのやり取りでコミュニケーション不足を補えないオンラインのやり取りでは、トラブルが発生しやすい。ましてや動きの鈍いピンボケした映像で商談に臨んだとしても、自分の表情や熱意は伝わらない。オンラインセミナーでも同じことが言える。
また商品の紹介も、オンラインでは難しい作業の一つだ。性能の低いWebカメラ越しでは、製品本来の質感や手触り、高級感を伝えにくいし、使い方の紹介でも作業内容がよく分からないため顧客に情報が伝わりにくくなってしまう。
そこでオススメなのが、今回紹介するデルの「デジタル高解像度Webカメラ」だ。高精細な4K解像度のイメージセンサーを搭載し、自動でフレーミングやフォーカスを行う機能も搭載する高性能なWebカメラである。ビデオ会議やセミナーのクオリティをワンランク引き上げてくれるし、商品紹介時でもその精細な映像が役に立つだろう。
円筒形のデザイン、自由度の高い2種類のスタンドを同梱
直径は4.2cm、長さ9cmという円筒形のデザインを採用しており、Webカメラとしてはやや大きめなサイズだ。マットブラックで金属製のボディが非常に印象的で、高級感がある。
本体のレンズ面と背面には磁石が組み込まれており、レンズ面を保護したいときは、金属製のレンズカバーを近付けるだけでピタッと吸い付くように固定される。同じように背面にも固定できるので、うっかりなくす心配がない。
固定用のスタンドは2種類同梱している。一つは、机の上に置いて利用する一般的なスタンドだ。Webカメラのスタンドを固定する部分にも強力な磁石が組み込まれており、スタンドの固定用プレートをその部分にはめ込むだけで固定できる。
背面のヒンジを開くことで高さを調整でき、Webカメラを固定しているプレートにもチルト機能がある。Webカメラを置く場所に合わせて、使いやすいように高さや角度を調整しやすい。手前にあるフックを使って液晶ディスプレイに引っかけるように設置することで、液晶ディスプレイの上部にWebカメラを置くことも可能だ。
こうした一般的なスタンドのほか、1/4インチネジ穴を備えるストレートなスタンドも同梱する。これは、カメラの三脚やクランプと組み合わせて利用するための取り付け穴だ。そうしたアイテムは安定性が高く、しっかりと固定できるため、ブレのない映像を表示できる。
PCとの接続や導入作業は簡単だ。デジタル高解像度Webカメラが装備するType-Cコネクタと、PCが装備するUSBポートを付属のUSBケーブルで接続するだけでよい。
するとデジタル高解像度Webカメラを利用するために必要なデバイスドライバと、設定用のユーティリティ「Dell Peripheral Manager」が自動でPCにインストールされ、利用できる状態になる。
4K解像度の精細感は圧倒的、オートフレーミングもおもしろい
Dell Peripheral Managerの初期設定が終われば、ビデオ会議アプリの「Microsoft Teams」や「Zoom」などから、デジタル高解像度Webカメラをカメラデバイスとして利用できるようになる。この辺の設定は、一般的なWebカメラと同じだ。
初期設定後の解像度はフルHD(1,920×1,080ドット)に設定されていた。利用中のオートフォーカスのスピードや精度は非常に高く、隅から隅までピタッとピントの合った美しい映像が表示された。正直、今まで使ってきたWebカメラとは別次元の映像だ。
Dell Peripheral Managerから、撮影時の解像度を変更できる。冒頭でも述べた4K解像度(3,840×2,160ドット)で利用したいなら、「Capture」の「Resolution」から「4K UHD」を選択する。
4K解像度の精細感は、フルHD時の美しさのさらに上をいく。圧巻の一言だ。ただそれだけ容量も大きくなり、ネットワークに対する負荷も高くなるので、ビデオ会議を行う相手のネットワーク環境と合わせて、4K解像度とフルHD解像度を使い分けたい。
このほかHD解像度(1280×720ドット)も選択できる。携帯電話回線などスピードの遅いインターネット接続を利用している場合は、負荷の低いこのHD解像度を選ぼう。ちなみにHD解像度でも、映像のクオリティはかなり高いと感じた。
ビデオ会議アプリで利用中におもしろいと思ったのが、人物を認識して自動で中心に来るように調整してくれる「AIオートフレーミング」機能だ。ビデオ会議が行われている最中、カメラに対して真っ正面を向き続けるのはちょっと疲れてしまうこともある。
手元の紙資料を探すときなどに、顔や体の位置が変わってしまうこともあるだろう。一般的なWebカメラでは、そうした移動によって画面内での人物の位置が変わってしまう。しかしデジタル高解像度Webカメラでは、ユーザーの顔の位置を常に確認し、自動で画面の中心に表示し続けてくれる。
なおフレーミングの移動中に、Webカメラ内部のレンズやカメラ自体が動いている様子はない。あらかじめ画角を大きく撮影している状況から、ユーザーの位置に合わせてトリミングを行っているのだろう。なかなかおもしろい機能だ。
高性能なイメージセンサーを搭載することにより、極端な照明差がある状況でも美しい映像を表示できる「デジタル オーバーラップHDR」にも対応する。西日が直接入り込むような作業部屋で利用しても、暗い部分がつぶれることなく、全体的に自然な色合いで表示された。
Dell Peripheral Managerからは、こうした特徴的な機能や解像度のほかに、フレーミングの角度、オートフォーカスの設定、ホワイトバランスやコントラストといった画像調整に関する設定が行える。画面右に表示されるプレビュー画面や、Dell Peripheral Managerで利用できる簡易的な録画機能を利用し、室内の状況に合わせて設定したい。
高性能なWebカメラはビデオ会議の必須アイテム
このようにWebカメラとしての機能は圧倒的とも言えるレベルであり、現状で入手しやすい低価格モデルとは比較にならない。冒頭でも述べたとおり、オンラインでもきちんとコミュニケーションできる環境を整えたいなら、デジタル高解像度Webカメラのような高性能なWebカメラを用意してビデオ会議に臨みたいものだ。
なお、4K解像度に対応する高品質な映像センサーやレンズ、AIオートフレーミングなどユニークな機能を実装するために高機能な映像処理エンジンを搭載することもあり、デジタル高解像度Webカメラではマイク機能は搭載していない。
生活音のノイズや反響音に悩まされずにビデオ会議アプリを利用したいなら、「Dell Pro ワイヤレスヘッドセット WL5022」などの高品質なヘッドセットや、以前も紹介した高品質なノイズキャンセル対応スピーカーフォン「モバイルアダプター スピーカーフォン MH3021P」を利用するとよいだろう。
原稿 竹内亮介
監修 デル・テクノロジーズ株式会社 マーケティング統括本部
広域法人マーケティング シニア・アドバイザー 粟津和也
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