テレワークでは、職場の同僚と簡単に連絡を取り合うことはできない。「Microsoft Teams」や「Zoom」のようなビデオ会議アプリを利用し、リアルタイムのチャットやオンライン会議を利用する必要がある。場合によっては、顧客対応でそうしたアプリを利用することもあるだろう。

ただビデオ会議を行うには、PC側にWebカメラやマイク、スピーカーが搭載されている必要がある。とくにマイクやスピーカーの品質は、明瞭な音声で相手とやり取りを行う上で非常に重要になる。しかしテレワークが推奨されるようになったのはつい最近のことであり、テレワーク向きの高品質なマイクやスピーカーを搭載するPCはまだ少ないのが現実だ。

性能は十分高いのでビデオやサウンド処理は問題ないが、搭載するマイクやスピーカーの品質が低くてビデオ会議が快適に利用できない、と言う場合は「ヘッドセット」か、「スピーカーフォン」の導入を考えてみたい。PCの買い換えに比べればはるかにコストは安く、導入効果は非常に高い。

  • 今回使用するのはデルの「Latitude 9410 2in1」。直販価格は259,980円から。

    ヘッドセットやスピーカーフォンを導入することで、ビデオ会議のクオリティは大きく向上する

不快な反響音や高音のノイズを防ぐヘッドセット

一般的なノートPCでビデオ会議アプリを利用すると、「ざわざわ」というざわめき音や反響音、そして「キーン」とい高音のノイズが入り、まともな音声通話ができないことがある。これは「ハウリング」という現象で、マイクの機能やスピーカーとの位置に起因するトラブルである。

ビデオ会議向けの機能を搭載していない一般的なマイクだと、話者の声だけではなく、スピーカーからの音や壁からの反響音なども拾ってしまう。そうしたよけいな音をスピーカーで増幅して出力し、ノイズや反響音となる。さらにはこうした不快な音を再びマイクが拾って……という悪循環が続くことで、まともに音が聞こえない状態になる。

テレワークを前提として設計された最近のビジネス向けノートPCでは、こうしたトラブルを避けるためのマイク機能を搭載していることが多い。たとえばインテルの「第10世代 インテル® Core™i7-10810U」などを搭載する「Latitude 9510」シリーズでは、周囲の雑音や反響音を低減する高品質マイクを備えている。

  • SIMスロットは右側面に搭載されている

    高品質なマイクやスピーカーを備え、快適にビデオ会議が行える「Latitude 9510」シリーズ

こうした不快な現象を抑えるために有効なのが、「ヘッドセット」と呼ばれる機器だ。これは、オーバーヘッドタイプのヘッドホンに、スティック状のマイクが組み合わされている周辺機器である。こうしたヘッドセットの利点は、スピーカーの音がマイクに入力されにくいことだ。

前述の反響音やノイズの原因は、スピーカーの音をマイクが拾ってしまうことだ。しかしスピーカーが耳に密着しており、外部に音漏れすることは基本的に考えなくてよいヘッドセットでは、そうした現象は発生しない。非常にクリアな音質で、ビデオ会議を行えるようになる。

デル・テクノロジーズでは、こうしたヘッドセットをいくつかラインナップしている。とくにオススメなのは、「Proステレオヘッドセット - UC150 - Skype for Business」だ。

  • SIMスロットの小さな穴にSIMピンを挿し込むことで固定を解除できる

    「Proステレオヘッドセット - UC150 - Skype for Business」を利用すれば、クリアな音声でビデオ会議が行える。直販価格は5,400円(税抜)

このヘッドセットでは、周囲の雑音を低減してくれる「ノイズキャンセル」対応のマイクを装備している。こうした機能を装備しないマイクだと、エアコンや周囲の生活音もマイクが拾ってしまい、落ち着いて会話することが難しい。

しかしノイズキャンセル機能に対応するヘッドセットなら、こうした雑音を低減し、クリアな音声で相手とやり取りできる。またProステレオヘッドセット - UC150 - Skype for Businessは、そのクオリティの高さもあって、デル・テクノロジーズが提供しているさまざまなテレワーク向けパッケージに同梱されている。

  • あとはSIMを装着するためのトレイを引き出す

    ヘッドホン部分から伸びたスティック状の部分に、ノイズキャンセル対応のマイクが組み込まれている

ノートPCと組み合わせて便利なスピーカーフォンにも注目

ビデオ会議向けの高品質なスピーカーやマイクを一つのボディに組み込んだ「スピーカーフォン」という周辺機器もある。

ビデオ会議というシステムは、規模の大きな企業では遠隔地の営業所や支社と連絡を取るための手段として、積極的に利用されてきた。スピーカーフォンは、主にこうした企業向けのビデオ会議システムと組み合わせて利用されてきた周辺機器である。

昨今のテレワークの高まりを受けて、そうしたスピーカーフォンでも、低価格で購入しやすいモデルが登場してきている。デル・テクノロジーズの「モバイル アダプター スピーカーフォン – MH3021P」もその一つだ。

  • トレイにSIMカードを乗せる。欠けている位置を合わせることが大切だ

    ノイズキャンセル機能や反響音を低減するマイクを装備し、天面のボタンで音量調節などが行えるスピーカーフォン「モバイル アダプター スピーカーフォン – MH3021P」。直販価格は21,600円(税抜)

小さな楕円形のボディの側面には、広い範囲からしっかりと集音できる2個のマイクを装備する。テレビ電話アプリを快適に利用する上では欠かせないノイズキャンセル機能や反響防止機能も当然サポートしており、クリアな音質でテレビ会議が行える。

天板には出力の大きなスピーカーを装備するほか、企業内でよく利用されるマイクロソフトの「Microsoft Teams」など、メジャーなテレビ会議や通話ソフトを制御できるボタンを装備する。アプリ画面を操作することなく、音量調節やミュート操作などが行えるのが非常に便利だ。

  • トレイをノートPC本体に戻す

    天板にボタンを装備しており、音量調整などをこのボタンから行える

また、HDMIのディスプレイ出力端子やUSB 3.1ポートも装備しており、簡易的なドッキングステーションとしても利用できるなど、非常に使い勝手がよい。とくにインターフェースの数が種類が少ないモバイルノートPCと組み合わせると、非常に便利な機能だ。

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Proステレオヘッドセット - UC150 - Skype for Business

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モバイル アダプター スピーカーフォン – MH3021P

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原稿/撮影 竹内亮介

監修 デル・テクノロジーズ株式会社 マーケティング統括本部
   広域法人マーケティング シニア・アドバイザー 粟津和也

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[PR]提供:デル・テクノロジーズ