基本的には直販でPCなどを販売しているデル・テクノロジーズでは、さまざまなスペックやデザインのPCをWebサイト上で紹介している。また、一つのモデルに対してスペックが異なるいくつかのバリエーションモデルも用意しており、ユーザーが自分の目的にマッチしたモデルを選びやすくしている。
ただ、業務内容によっては「もう少しメモリやストレージの容量だけを増やしたい」という要望もあるだろう。またデザインは気に入ったのだが、マイクロソフトのOfficeはいらないのでもうちょっと安くならないか? と悩むこともあるのではないだろうか。
こうした要望に応えるのが、今回紹介する「BTO」メニューだ。搭載するCPUやメモリ、ストレージの種類や容量、セキュリティデバイスの有無などを細かく変更して、自分好みの一台を作れる。
ユーザーからの注文を元に製造する「BTO」
BTOは「Build To Order(受注生産)」の略だ。簡単に言えば、ユーザーからの注文を受けてから、その内容に従った製品を生産して販売する方式のことである。もともとデル・テクノロジーズはBTO主体のPCメーカーから始まっており、ほかのPCメーカーと比べてもBTOメニューはかなり充実している。
BTOのメリットは、業務内容に応じてスペックの一部のみを強化したり、必要な機能を取捨選択できることだ。例えば購入予定のPCはおおむね決まったが、CPUのグレードがやや低い、あるいはメモリやストレージの容量がちょっと足りないと感じるという状況はありうる。
こうした場合、BTOメニューを用意しないメーカーでは同じシリーズの上位モデルか、より上位のシリーズを選ばなくてはならない。スペックや機能に不満があるのはごく一部だというのに、導入コストは大きく上がってしまう。
しかしBTOメニューを用意するデル・テクノロジーズのPCなら話は別だ。購入したいPCのベースモデルでBTOメニューを開き、気になるスペックを変更するだけでよい。最小限の変更で済むので、上位モデルや上位シリーズを購入するよりはずっと安く済む可能性が高い。
特にビジネスで大量導入するPCの場合、あらかじめ作業内容とそれに見合ったスペックを見積もっておき、BTOメニューで最適なPCを購入する方が、コストダウンにつながりやすいという側面もある。また導入するPCのスペックを揃えておけば、購入後の管理も楽になる。
性能を高めたいならインテル® Core™プロセッサーの上位モデルを選択
デル・テクノロジーズでは、こうしたBTOによる充実したカスタマイズメニューを用意している。例えば法人向けノートPCの「Latitude」シリーズでは、ハードウエアのBTOメニューとして、CPUのグレードやメモリ、ストレージの容量、バッテリーの容量、キーボードの種類、セキュリティパーツなどが選択できる。
より高性能なPCにしたいなら、CPUを「インテル® Core™プロセッサー」の中でも「インテル® Core™ i7 プロセッサー」や「インテル® Core™ i9 プロセッサー」など上位モデルにするとよいだろう。CPUはPCの中心パーツであり、基本的にCPUが高性能なほど、PC自体の性能も高くなる。一方、書類作成などの軽作業が中心の業務なら、「インテル® Pentium® プロセッサー」や「インテル® Core™ i3 プロセッサー」といった下位グレードのCPUに変更しても、問題は生じにくい。
メモリやストレージは、容量が大きければ大きいほどPCを快適に利用できるようになる。最近の標準モデルだと、メモリは8GB、ストレージは256GBのSSDというのが基本的な仕様だ。マイクロソフトのOfficeを利用する各種作業や基本的な事務作業なら、カスタマイズしなくても特に問題はない。
ただ容量の大きなファイルを頻繁に扱う機会が多いなら、ストレージは500~1TBモデルに変更した方が快適に作業できる。メモリに関しては、8GB搭載していればビジネスに関する基本的な作業には対応できるので、BTOの優先度は低い。ただし大容量の素材を多数組み合わせて、高解像度の動画や映像を処理するクリエイティブ業務用向けのPCでは、16~32GBのメモリを選択したい。
使いやすさを重視するなら、顔認証でサインインなどが行える「IRカメラ」や、同様に指先をタッチするだけでいい「指紋認証センサー」を追加するのがオススメだ。PCの起動時に、複雑なパスワードをいちいち手入力しなくてもすぐにサインインできるし、PCのセキュリティ向上にも役立つ。
ソフトウエアやサポートサービスも「BTO」できる
デル・テクノロジーズのBTOメニューでは、ハードウエアだけではなくソフトウエアやサポートサービスも変更して購入が可能だ。例えば部署や仕事の内容に合わせてWindows 10のエディションを変更できるし、マイクロソフトのOfficeや各種セキュリティソフト、動画編集ソフトなどをプリインストールするか、あるいはしないかなどを選択できる。
基本的に企業内では、管理の都合上Windows 10 Proを利用することになる。しかしそうした企業内部のネットワークにつなぐ必要がなく、まとめて管理する必要がないPCであれば、コストがより安くなるWindows 10 Homeにするという選択肢もある。マイクロソフトのOfficeも、すでに社内でOffice 365が導入されているなら、購入時にプリインストールしておく必要はない。
また標準では1年間のサポートサービスが設定されているが、これを2年、3年と延長することもできる。現場対応やオンライン相談も含む手厚いサポートサービスも、デル・テクノロジーズの大きな魅力であり、PCを安心して使い続けたいならこうしたサービスの延長も検討したい。
実際に選択できるBTOメニューの内容を確認したい場合は、購入したいPCの下にある「カスタマイズして購入」ボタンを押してみよう。するとBTOのカスタマイズメニューに移行し、選択できる項目を確認できるようになる。
ただし、すべてのノートPCやデスクトップPCでこうしたBTOメニューのすべてを選択できるわけではない。モデルによって選択できるCPUのグレードはある程度設定されているし、筐体のサイズや構造によって、組み込めない機能もある。
またシリーズによっては、ハードウエアの構成がおおむね決まっているモデルを用意している場合もある。「Latitude 9510」シリーズで言うと、構成欄に「Latitude 9510 プラチナモデル/Latitude 9510 2in1 プラチナモデル」と表記されている2モデルがそれにあたる。
BTOは受注生産なので、どうしても注文と納品にタイムラグが生じてしまう。こうしたタイムラグをなるべく少なくするため、ある程度ハードウエアは固定した上であらかじめ生産しておき、すぐに納品できるようにしているのが、こうしたモデルなのだ。デル・テクノロジーズでは多くのシリーズで、こうした即納に近いモデルを用意する。
デル・テクノロジーズならではの豊富なBTOメニューを利用したいなら、ラインアップの一番右にある「Dell Latitude 9510」の「カスタマイズして購入」ボタンをクリックしよう。Latitude 9510本来の充実したBTOメニューから、業務や好みに合わせて選択したスペックのPCを購入できる。
原稿/撮影 竹内亮介
監修 デル・テクノロジーズ株式会社 マーケティング統括本部
広域法人マーケティング シニア・アドバイザー 粟津和也
第10世代インテル® Core™ vPro® プロセッサーを搭載した
最新のインテル® vPro® プラットフォームで IT 強化と作業効率化を
インテル® vPro® プラットフォームに第10世代インテル® Core™ vPro® プロセッサーを搭載し、妥協のない生産性とハードウェア・ベースのセキュリティー機能、処理能力の革新に繋がる基盤を提供します。
Intel、インテル、Intelロゴ、Ultrabook、Celeron、Celeron Inside、Core Inside、Intel Atom、Intel Atom Inside、Intel Core、Intel Inside、Intel Insideロゴ、Intel vPro、Itanium、Itanium Inside、Pentium、Pentium Inside、vPro Inside、Xeon、Xeon Phi、Xeon Inside、Intel Optaneは、アメリカ合衆国および/またはその他の国におけるIntel Corporationまたはその子会社の商標です。
[PR]提供:デル・テクノロジーズ