デルのビジネス向けノートPCの「Latitude 7000」シリーズ。高い性能と薄型軽量のボディを特徴としているが、ディスプレイのサイズは12.3インチ、13.3インチ、14インチと主に3種類がラインナップされている。
この1インチ程度の差が、実際に使う場合、どれほど違うのかなかなか想像するのは難しい。そこで、今回は12.3インチの「Latitude 7210 2-in-1」、13.3インチの「Latitude 7310 2-in-1」、14インチの「Latitude 7410 2-in-1」を用意してサイズの比較を行う。製品選びの参考になれば幸いだ。
まずは、それぞれを簡単に紹介する。Latitude 7210 2-in-1は、キーボード分離型と完全なタブレットとしても利用可能なモデル。ディスプレイは12.3型で解像度は1,920×1,280ドットでタッチ操作にも対応する。小型ながらCPUは第10世代インテル® Core™ プロセッサーのCore i5、またはCore i7を選択可能と性能は高い。
サイズは幅292mm、奥行き208.8mm、高さ9.35mmでキーボード装着時は奥行きがプラス7.85mm、高さが6.05mmとなる。最小重量は0.851kg。
Latitude 7310 2-in-1は、ディスプレイを180度回転させることでタブレットとしても使えるモデル。ディスプレイは13.3型で解像度は1,920×1,080ドットでタッチ操作にも対応する。なお、タブレットにできない通常のLatitude 7310はタッチ操作に非対応だ。CPUは第10世代インテル® Core™ プロセッサーのCore i5、またはCore i7を選択可能とこちらも高性能なスペックで注文が可能となっている。
サイズは幅306.5mm、奥行き203.19mm、高さ17.07~19.21mmで最小重量は1.32kg。なお、2-in-1ではないモデルは、高さが異なり、17.55~18.27mmで最小重量は1.22kgとなる。
Latitude 7410 2-in-1も、ディスプレイを180度回転させることでタブレットとして使えるモデルだ。ディスプレイは14型で解像度は1,920×1,080ドットでタッチ操作にも対応。なお、2-in-1ではない通常のLatitude 7410はフルカスタマイズモデルを選べば、4K解像度のディスプレイも選択が可能だ。CPUはこちらも第10世代インテル® Core™ プロセッサーのCore i5、またはCore i7を搭載できる。Thunderbolt 3を備えるなど、インタフェースも充実。
サイズは幅321.35mm、奥行き208.69mm、高さ17.18~19.37mmで最小重量は1.46kg。なお、2-in-1ではないモデルは、高さが異なり、18.13~19.33mmで最小重量は1.3kgとなる。
ここからは実際にサイズ比較をしていこう。まずは、3台を重ねたのが下の写真だ。
改めてサイズを表記しておこう。
Latitude 7210 2-in-1:幅292×奥行き216.65×高さ15.4mm(キーボード装着時)
Latitude 7310 2-in-1:幅306.5×奥行き203.19×高さ17.07~19.21mm
Latitude 7410 2-in-1:幅321.35×奥行き208.69×高さ17.18~19.37mm
これだけだと使用時のイメージが湧きにくいだろう。次は幅88cm、奥行き45cmのデスクにそれぞれ設置する。
Latitude 7410 2-in-1が一番大きいが、それでも14型のディスプレイなので机の上を圧迫するようなことはない。仕事の机を広く使いたい、という希望はどれでも達成できると言える。
次はディスプレイを比べてみよう。すべて同じ位置に設置して撮影している。
やはり画面が大きい方が見やすい。今回はLatitude 7210 2-in-1が解像度1,920×1,280ドット、残りの2台は1,920×1,080ドットでスケーリングはすべて150%に設定して撮影している。Latitude 7210 2-in-1は、スケーリング150%でも字は小さめに感じてしまう。長時間PCで作業するなら、Latitude 7410 2-in-1が一番ラクだろう。その一方で、Latitude 7210 2-in-1のキーボードなしなら最小で0.851kg、キーボード付きでも1.165kg(筆者実測)という軽さは強みだ。営業や会議などで持ち運ぶことが多い場合には魅力的と言える。見やすさと機動性、どちらを重視するかによって選ぶ製品は変わってくる。どちらもある程度確保したいなら、13.3型のLatitude 7310 2-in-1がよいだろう。
次はキーボードを見てみよう。こちらもすべて同じ位置から撮影している。
意外にも、大きな違いはない。キーピッチも実測でどれも約19mmが確保されており、ほとんど違和感なくタイピングできる。キーボードを取り外し可能なLatitude 7210 2-in-1に関しては、キーストロークが若干浅めでクリック感も弱いが、不満を感じるほどではなかった。この3製品に関しては、入力環境が製品選びの決定打になることはなさそうだ。
デスクの上では作業効率を高めるために別途大型のディスプレイに接続して使用する、というケースもあるだろう。そのため、27型4Kディスプレイ「UP2720Q」と組み合わせて設置した場合も試して見る。
今回の3製品はどれもタブレットとしても使えるため、ディスプレイの脇には設置しやすい。別途ワイヤレスのキーボードとマウスと組み合わせ、デュアルディスプレイ環境をすぐ作れるのは大きなメリットだろう。机の上では、大型のディスプレイに接続するという場合は、Latitude 7210 2-in-1が設置しやすく便利と言える。しかし、ノートPCを自宅に持ち帰り、テレワークすることもある場合はLatitude 7310 2-in-1やLatitude 7410 2-in-1の単体での使いやすさも捨てがたいところだ。
持ち運びの機会がそれほど多くはなく、据え置きで使うことが多いなら「Latitude 7410 2-in-1」、持ち運びと使いやすさのバランスを求めるなら「Latitude 7310 2-in-1」、軽さを重視するなら「Latitude 7210 2-in-1」と当たり前の結論ではあるが、写真を見て実際の設置イメージが伝わればと思う。自分の目的にあったものを見つけてほしい。
原稿/撮影 芹澤正芳
監修 デル・テクノロジーズ株式会社 マーケティング統括本部
広域法人マーケティング シニア・アドバイザー 粟津和也
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