タッチ対応のディスプレイを搭載し、タブレットスタイルでも利用できる「2-in-1」タイプのノートPCも増えてきた。ここで紹介する「Latitude 7400 2-in-1」もその一つである。ここでは大型の14型パネルを小さな「キャンバス」として利用し、テレワーク中でも同僚や取引先とスムーズにコミュニケートする方法を紹介しよう。
13型ノートに近いサイズ感、筐体はアルミ製で高級感あり
Latitude 7400 2-in-1は、14型液晶を搭載する2-in-1タイプのノートPCだ。狭額縁デザインを採用しており、14型液晶搭載モデルながら幅は319.77mm、奥行きは199.9mmと、よりコンパクトな13型液晶を搭載するノートPCに近いサイズである。
CPUは第8世代 インテル® Core™ i5-8265U プロセッサーシリーズを搭載し、CPU、メモリ、内蔵SSD、搭載するWindows 10のエディションなどが異なる4モデルをラインナップしている。
CPUに第8世代 インテル® Core™ i5-8265U プロセッサー、メモリは8GBでストレージは128GBのSSDを搭載する「New Latitude 7400 2-in-1 プレミアムモデル」のお得意様向け限定ページでは185,520円(税別、4月21日時点)だ。
タブレットスタイルに変形する機構を装備しながらも、8.57~14.89mmという薄さを実現しており、底面積の小ささも相まってB5ファイルサイズのビジネスバッグにもすっぽりと入るサイズ感である。
ヘアライン仕上げを施されたアルミ素材の天板には、デルの小さなロゴが中央に刻まれているのみで、シンプルながら美しいデザインを採用しており、高級感を醸し出している。全体的な雰囲気は、個人ユーザー向けの「XPS」シリーズに近いものがある。
本機の目玉となる変形機能は、ヒンジ部分を軸にして天板が回転し、底面にぴったりとくっ付くというタイプだ。タブレットスタイルに変形するとキーボードやタッチパッドは底面に来るが、入力は無効化される。そのため手で抱えるようにして持っても、勝手にキーボード入力などが行われることはない。
液晶ディスプレイ部分をもとの位置に戻すと、自動でキーボードやタッチパッドの機能が復帰し、普通のノートPCと同じように使えるようになる。
このように、ノートPCスタイルとタブレットスタイルを使い分けて便利に利用できるのがLatitude 7400 2-in-1の最大の特徴である。なおノートPCスタイルのときも、液晶ディスプレイのタッチ機能は利用できる。
タッチペンとWhiteboardはベストの組み合わせ
Windows 10はタッチ操作にも最適化されており、タブレットモードでもタッチのみでほとんどの操作は可能だ。ただし細かい部分の指定やボタン操作では、正確なポインタ操作が行えるペンがあったほうが便利だ。そして手書き文字を入力するなら、ペンがなければ思いとおりの入力はできない。
そこで今回は、「プレミアム アクティブ ペン PN579X」を組み合わせてみた。直販価格は13,700円(税別、4月21日時点)。ノートPCとはBluetoothで接続し、4096段階の筆圧感知機能や、傾き感知機能を搭載し、対応するペインティングソフトなら繊細な濃淡を表現することも可能。
ペン先が液晶に近いときは、手のひらが液晶画面についても手のひら部分を感知しない「パームリジェクション」機能をサポートしており、メモ用紙の上でペンで書きものをしているような感覚で手書きメモを入力できる。
実際に液晶画面上でペン先を滑らせてみると、スムーズながらも適度な反発はある。だからと言って引っかかりを感じることはなく、スムーズに手書きメモを入力できた。
たとえるなら、なめらかなペン先の高級ボールペンを使っているような印象だ。Latitude 7400 2-in-1側の処理性能の高さもあり、ペン先の移動と画面の描画にタイムラグはなく、非常に快適だった。
そして今回のメインテーマでもあるテレワークで、Latitude 7400 2-in-1のタッチ機能とペンによるメモ書き機能を活かすなら、Microsoftの「Whiteboard」アプリを利用したい。これは、PCの画面上に「仮想的なホワイトボード」を作り、そこに画像や書類を貼り付けたり、ペンやキーボードからメモ書きを自由に入力したりできるというアプリだ。
そしてテレワーク向きの機能としてぜひ活用したいのが、「Whiteboardの画面上に貼り込んだアイテムや手書きメモを、複数のユーザーで共有する」機能である。そうして共有した画面上では、それぞれのユーザーが自由にメモ書きなどを追加できる。追加されたメモ書きは、ほかのユーザーのWhiteboard画面上にも即座に反映される。
お互いが離れた場所にいるテレワークでは、資料をベースにした説明や、アイディアベースの打ち合わせがしにくい。「作成した資料のここを見てほしい」という指定や、「こういう流れで進めていく」という流れの解説は、電話では説明が曖昧になり、メールでは即時性に欠けるからだ。
しかし複数のユーザーでそうした情報を即時に共有できるWhiteboardアプリを利用すれば、必要な資料の提示やその説明を、Whiteboardアプリを通じてすぐに共有できる。複数のユーザー間での情報共有やブレインストーミングの効率も、格段に向上するのは間違いない。
使い方は非常に簡単で共同作業にピッタリ
MicrosoftのWhiteboardは、Windows 10とiOS向けのアプリが公開されている。今回はWindows 10向けのアプリを使い、実際の使い方を紹介していこう。
導入方法は簡単だ。Windows 10のスタートメニューやタスクバーに登録されている「Microsoft ストア」を起動し、検索ボックスに「Whiteboard」と入力して表示される「Microsoft Whiteboard」をインストールすればよい。
Whiteboardアプリを起動したら、Microsoftアカウントでサインインする。基本的にはこれでWhiteboardの全機能を利用できるようになる。
下のツールバーにあるアイコンをクリックするか、ペンでタッチすると、画面上にメモを入力したり、画像や文書を貼り込んだりできる。一番左の[手描き入力モードに切り替える]アイコンでは、ペン先の色や太さ、蛍光ペンなどが選択できる。左から2番目の[テキストの追加]アイコンでは、指定した場所にキーボードから文字を入力できる。
ツールバーの右から3番目にある[挿入]メニューからは、PDFやワード文書、パワーポイントファイルを読み出し、好きなページを貼り付けられる。同じように右から3番目の[画像メニュー]からは、好きな画像を貼り付けられる。
Whiteboardで作成したコンテンツを共有するには、右上にある一番左の[招待する]アイコンをクリックしよう。すると共有リンクの作成というメニューが表示されるので、ここで[Web共有リンクをオンにする]を有効にすると、そのボタンの下にURLが表示される。
このURLを、コンテンツを共有したいユーザーにメールなどで送信する。URLを送ってもらったユーザーは、同じようにWhiteboardアプリでこのURLを開こう。すると、URLを送信してきたユーザーが作業していたWhiteboardのコンテンツが表示されるのだ。
お互いが画面上に入力した手書きメモやテキスト入力、貼り付けた資料は、ほぼリアルタイムに反映される。電話で話しながら「説明が足りないな」と思った部分をさっと手描きメモで補足する、なんて使い方も簡単にできるようになるのだ。
コラボレーションで作り上げたコンテンツの内容は、自動でクラウドに保存される。また、画像ファイルとしてPC上に保存することも可能だ。打ち合わせは少人数で行い、その過程と結果を作業チーム全体に通知する、という場合でも便利な機能である。
Latitude 7400 2-in-1とPN579Xはベストマッチの組み合わせ
このように便利なWhiteboardだが、画面が小さければそれだけ手書きメモなどを入力したり、資料を張り込むスペースが狭くなってしまう。その点Latitude 7400 2-in-1は、14型と2-in-1タイプのノートPCとしては大型の液晶ディスプレイを搭載しており、さまざまな書類を広げて自由にペン入力などが行えるのが便利だ。
またデルのプレミアム アクティブ ペン PN579Xでは、手のひらを付けていてもペン先のみを認識するパームリジェクション機能を備えており、紙とペンを使うときと同じスタイルで書ける。そのなめらかな書き味も含め、まるで紙にペンで書いているような自然な使い方が可能だ。
こうしたコトも踏まえると、デルのLatitude 7400 2-in-1とプレミアム アクティブ ペン PN579Xは、テレワークにおけるベストマッチの組み合わせと言ってよいのではないだろうか。
原稿/撮影 竹内亮介
監修 デル株式会社 マーケティング統括本部
広域法人マーケティング シニア・アドバイザー 粟津和也
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