G Suite用アドオン活用で「G Suite for Education」を活かす

「G Suite for Education」は学校で教師や生徒が使う為に作られた、たくさんのツールが無料で使える魅力的なサービスだ。しかし導入しただけで授業が変わるというものではない。生徒が持つ端末の画面に教師が資料を表示して一方的に語るだけでは、視線の先が黒板やホワイトボードから画面に変わるだけだ。

有効的に活用するためには、G SuiteやClassroomで何ができるのかを教師側がしっかりと学習するとともに、不足する機能を補うアドオンの導入がお勧めだ。G Suite for Educationは基本的に企業向けのG Suiteと機能面では共通しているため、G Suite向けのアドオンがそのまま利用できる。日本企業向けに作られたアドオンは特に日本人が利用しやすい見た目や使い勝手になっているから、積極的に利用しよう。

ドキュメントの共同編集機能とEラーニング機能でアクティブラーニングを実現

まずG Suite for Educationを利用して実現したいのが、アクティブラーニングだ。表示される資料を眺めながらメモを取るのではなく、より積極的かつ主体的な学習を促すのにG Suiteの機能は大きく貢献する。

G Suiteでは、ドキュメントを1人で作ることはもちろん、グループで共同編集することもできる。これを利用すれば生徒がそれぞれ持つ端末から作業に参加することでグループワークがしやすくなるだろう。まとめたドキュメントをそのまま共有して自由に参照させることも、成果をプレゼンテーションさせることも容易だ。

反転授業も実現できる。授業動画を共有するだけでなく、サテライトオフィスの「サテライトオフィス・Eラーニング for G Suite」を利用すれば多彩な学習コンテンツの作成や、その既読・未読管理、確認テストの実施などが可能になる。自宅学習が強力にサポートされるから、完全な反転授業までは考えていない学校でもぜひ利用して欲しい。

  • 学習コンテンツ作成や、その利用状況・学習進捗管理に活躍する「サテライトオフィス・Eラーニング for G Suite」

    学習コンテンツ作成や、その利用状況・学習進捗管理に活躍する「サテライトオフィス・Eラーニング for G Suite」

大量資料のクラウド補完と共有が事務作業効率化と教育の変化に繋がる

教師の仕事として授業に活用する資料づくりがあるが、これもG Suiteのドキュメントやスライドを利用して作成すれば、成果物はクラウド上で管理しておける。他クラスの授業や翌年度授業に活用できるのはもちろん、教師同士で共有して効率化をはかることも、相互に手を入れてブラッシュアップすることも可能だ。

また、生徒が作成したドキュメントを保存しておき、振り返り学習や他クラスでの参考作品とすることも簡単にできる。紙資料では持ち歩きに限度があるが、クラウド上から逐次表示するだけだから、大量の資料を常に手元に置いておけるのだ。教科書だけでなく、多彩な資料を補助教材として利用することで授業のわかりやすさも増すだろう。

大量の資料がクラウド上に貯まってくると扱いづらくなりがちだが、ドキュメント管理機能「サテライトオフィス・ドキュメント管理 for G Suite」を利用すれば快適に管理ができる。閲覧権限の設定なども可能だ。先に挙げたサテライトオフィス・Eラーニング for G Suiteはこれをベースにしているため、サテライトオフィス・Eラーニング for G Suiteを導入した場合にはドキュメント管理機能もまるごと利用できるようになる。

  • 大量ドキュメントもしっかり管理できる「サテライトオフィス・ドキュメント管理 for G Suite」

    大量ドキュメントもしっかり管理できる「サテライトオフィス・ドキュメント管理 for G Suite」

フォームを拡張したアンケートや組織利用を前提としたカレンダーなど多彩なアドオンがサポート

学習状況管理に役立つ機能はClassroomでも提供されているが、理解度チェックや授業内での相互評価などをアンケート形式で簡易に行いたいのならば「サテライトオフィス・拡張フォーム/アンケート for G Suite」が役立ちそうだ。フォーム機能を利用しているため、チェックボタンばかりで簡単に利用できるアンケートにすることも、入力欄を増やして相談や意見の窓口として利用することもできる。

  • 複雑なアンケートも簡単に作れる「サテライトオフィス・拡張フォーム/アンケート for G Suite」

    複雑なアンケートも簡単に作れる「サテライトオフィス・拡張フォーム/アンケート for G Suite」

教員同士での利用という面では、カレンダー共有を利用することになるだろう。G Suiteにもカレンダー機能はあるが、同日に予定が多く入る状態では見づらい表示になってしまう。多くの教員での利用や、体育館や音楽室といった施設利用状況の管理などに利用するならば、使いやすさにこだわった「サテライトオフィス・組織&グループカレンダー for G Suite」をお勧めしたい。

  • 組織的な予定共有機能の使いやすさにこだわった「サテライトオフィス・組織&グループカレンダー for G Suite」

    組織的な予定共有機能の使いやすさにこだわった「サテライトオフィス・組織&グループカレンダー for G Suite」

G Suiteは日本で開発されたものではないため、ベースとしては非常に優れた機能を持っているが細かな部分で不足が見つかり、現場からの不満につながりがちだ。企業向けを意識したものではあるが、サテライトオフィスのアドオン群はG Suiteを補完するものとして発展してきた。教育機関でのG Suite活用にも役立つ機能が揃っているだけに、ぜひ多彩なツールの利用を検討して欲しい。

監修:原口 豊(はらぐち・ゆたか)

大手証券会社システム部に在籍後、1998年、サテライトオフィス(旧ベイテックシステムズ)を設立。2008年、いち早くクラウドコンピューティングの可能性に注目し、サービスの提供を開始。G Suite(旧名:Google Apps)の導入やアドオンの提供で、これまで実績4万社以上。「サテライトオフィス」ブランドでG suite for Educationの普及に尽力している。

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さまざまなビジネスモデルに最適なソリューションパッケージを開発し、ユーザー目線に立った戦略の企画・提案を行っています。G Suite(旧 Google Apps)やOffice 365はじめ、クラウドクラウドコンピューティングに関わるビジネスの可能性を追求しており、業界No.1の導入実績を持つG Suiteにおいては、教育機関向けの「G Suite for Education」に至るまで幅広く導入の支援を行っています。G Suite for Educationに関するサービスの詳細、料金体系など、詳しくはサテライトオフィスまでお気軽にお問合せください。

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