クラウド乗り換えなどの環境移行時の一次保存先にも活躍

本連載ではこれまで、「Arcserve UDP Archiving」がクラウドの種別や、クラウドとオンプレミス環境とを区別せずシームレスに活用できるメールアーカイブソリューションであることに何度も触れてきた。この特徴は、複数環境を併用している企業でも採用しやすいことや、顧客向けサービスをマルチテナント環境で提供できることにつながるものではあるが、もう1つ便利な使い方がある。それが、メール環境の移行だ。

全社的にクラウド環境をOffice 365とG Suite間で乗り換える場合や、オンプレミス環境からのクラウド移行はもちろん、一部支社や子会社などの異なっていた環境を本社環境へ合わせて変化させるといった場合にも、メールログの移行は大きな課題になる。個別社員に作業させるのが難しいのはもちろん、情報システム部門が対応するにも大容量のストレージや両環境に対応した仕組みが必要になるため面倒だ。

しかしArcserve UDP Archivingならば、元々多彩な環境に対応しており、もちろん大量のメールアーカイブもできる。エンドユーザーの権限で自分のメールについては閲覧できるし、アーカイブされたものからメールシステムへデータを戻すことも可能だから過去のメールが見られなくて困るということはない。

そして、情報システム部門としては乗り換え先の環境からアーカイブ先としてArcserve UDP Archivingを指定するだけでメールアーカイブに関する移行作業は完了するという簡便さだ。非常に少ない労力で過不足ない対応ができるだけに、単なるメールデータの保管先としてではなく、メール環境移行時にもぜひ活用して欲しい。

退職・異動・組織改編にもメールアーカイブが効く!

また、この機能は組織単位の大きな動きにばかり効果があるわけではない。異なるメールシステムを採用している子会社や支社、部署間の異動があった場合にも、同じように利用できる。個人のアカウントを指定して作業できるから、1人単位での対応が可能だ。もちろん、組織改編などで全体からみれば一部ではあるが複数人に対して同じような処理をしなければならない場合にも役立ってくれる。

個人対応としては、退職者アカウントのメールアーカイブについても忘れてはいけない。クラウド上のアカウントが削除されても、Arcserve UDP Archiving内には該当ユーザーのメールはアーカイブとして残すことができる。当然、退職後に何か問題が発覚した場合や、引き継ぎなどで過去情報が必要になった場合にも役立てられるわけだ。安全とコスト適正化のためには退職者のアカウントを削除したいが、有事の対応を考えるとアーカイブを残しておかなくてはならない、という問題にもスムーズに対応できるのだ。

  • メール環境移行や退職・異動・組織改編にも柔軟に対応できる「Arcserve UDP Archiving」の特徴

    メール環境移行や退職・異動・組織改編にも柔軟に対応できる
    「Arcserve UDP Archiving」の特徴

変化が激しく責任追及も厳しい時代に必須のソリューション

成長中の企業ほど、人の出入りや組織改編といったものは多くなりがちだ。また近年はビジネスの変化も激しく、合併や分社化といった組織再編に対応しなければならなくなるケースも少なくないだろう。一方で、そうした変化があったからといって、何か問題が起こった時に責任の所在が曖昧なままでは許されない時代でもある。

メールというものはビジネスに欠かせないものではあるが、それ自体が利益を生むものではない。企業としては大きなコストをかけず変化に追従してくれるものであって欲しく、情報システム部門としても対応負荷を低減させたいものだろう。そうした需要にArcserve UDP Archivingはしっかりと応えてくれるソリューションだ。

サテライトオフィスは、Arcserve UDP Archiving自体はもちろん、G SuiteやOffice 365についての多彩な導入・サポート実績を持っている。その経験に基づき、ユーザーニーズに合った規模での導入や変化に対応するためのサポートなどの提供が可能だ。メールに課題感を持っている企業には、ぜひ相談していただきたい。


監修:原口 豊(はらぐち・ゆたか)

大手証券会社システム部に在籍後、1998年、サテライトオフィス(旧ベイテックシステムズ)を設立。2008年、いち早くクラウドコンピューティングの可能性に注目し、サービスの提供を開始。G Suite(旧名:Google Apps)の導入やアドオンの提供で、これまで実績4万社以上。「サテライトオフィス」ブランドでArcserveの普及に尽力している。

サテライトオフィス


■クラウド環境でのビジネス支援に特化したインターネットシステムソリューションベンダー■

さまざまなビジネスモデルに最適なソリューションパッケージを開発し、ユーザー目線に立った戦略の企画・提案を行っています。本稿で紹介したArcserveをはじめ、業界No.1の導入実績を持つG Suite(旧 Google Apps)やOffice 365などの提供を通じ、クラウドコンピューティングに関わるビジネスの可能性を追求しています。

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