はじめに

こんにちは。NTTデータ システム技術本部 クラウド技術部です。 AWS re:Invent 2022では、Keynoteを含むセッションやハンズオン形式でのイベントが多く開催されていますが、企業の展示ブースが集まるEXPOも多くの来場者が訪れるコンテンツです。その中、NTTデータはゴールドイベントスポンサーとして初めてブースを出展しました。今回はAWS re:Invent 2022参加報告レポートの第6弾として、EXPOとNTTデータのスポンサー出展について報告します。

  • イベント風景

EXPO

EXPOはメイン会場であるVenetianホテルのEXPO会場で行われました。会場中央にあるAWS VillageというAWSが主催する来場者参加型のコンテンツを中心に、AWSのエコシステムを構成する300以上を超えるスポンサーによる展示が行われました。スポンサーによる展示では、各社が趣向を凝らした大小さまざまな規模のブースが印象的です。DatadogやVMwareなどの大規模なブースでは、広いスペースを活かし、落ち着いて会話ができる椅子や大画面のモニタが複数用意されていました。一方で、スタートアップ企業など、小規模なスタンディングのブースも所狭しと並んでいました。

  • イベント風景

このようにEXPOでは大小さまざまなブースがAWSを共通項として最新の技術やソリューション、サービスを紹介しており、イベントの中でも熱気を感じられる場所となっています。通常、開催期間が長い展示会では最終日になると来場者が減る傾向にありますが、AWS re:InventのEXPOは最終日の閉幕直前まで来場者であふれていました。

NTTデータもゴールドイベントスポンサーとして初出展

NTTデータは今回初めてAWS re:Inventのゴールドイベントスポンサーとしてイベントに参加しました。ゴールドイベントスポンサーとして、EXPOへのブース出展の他、NTTデータのChief Diversity & Inclusion Officerによる非伝統的な技術者としてのキャリア支援をテーマとしたスピーキングセッションを提供しました。

スピーキングセッションの内容はYoutubeに公開されています。
AWS re:Invent 2022 - Widen the aperture: Support tech careers from nontraditional paths (DEI102-S) - YouTube

NTTデータのブースは下の図で、開発エリア(Developer Solutions Neighborhood)の一画に位置します。

  • イベントマップ

EXPO内の出展ブースはビジネス領域が近い企業ごとに集められ、大きくスタートアップ、AI/ML、データアナリティクス、セキュリティ、開発のエリアがあります。セキュリティや開発エリアは従来から大きなエリアとなっており、今回の展示においても存在感を示していました。お客様がビジネスを進める上で、セキュリティやNTTデータをはじめとした開発エリアの企業が持つAWSの開発ノウハウは常に求められているからと言えるでしょう。

また、NTTデータの周辺のブースを見ると、Dynatrace社、Splunk社、HashiCorp社があります。同じ開発エリアにあるため、ビジネス領域の近いライバル会社のように見えますが、日本ではAWSプラットフォームのもと、お客様の課題に対し、それらの企業のソリューションを利用しているなど補完関係にある点が興味深かったです。

NTTデータブースのアクティビティと展示内容

NTTデータのブースでは、One Tree Plantedと提携し、来場者のサスティナブルな考えをサポートするアクティビティを用意しました。来場者はブース中央にある世界地図の好きなところにピンを刺すことができ、刺したピンに基づきNTTデータが代わりに植樹のための資金を寄付できるといったものです。

NTTデータは様々な分野のお客様に対してAWSをはじめとしたクラウドサービスを活用したシステムの開発・運用実績があるため、多くのAWSのナレッジを所有していますが、今回のブース展示ではモダナイゼーション、クラウドネイティブアプリ開発、データ、分析、IoTに関するベストプラクティスやソリューションを紹介しました。

以下はEXPOのブース展示で紹介したNTTデータのベストプラクティスやソリューションの一例です。

ハイブリッドクラウドマネージド

AWSをはじめとしたハイパースケーラなど様々なパートナー企業と連携しながら全体最適化されたプラットフォームを「Hybrid Cloud Managed」としてマネージドサービス化し提供しています。多様化、複雑化するシステム環境への追従が可能となります。基盤やアプリケーションを統合管理し、複数のシステムやRPA、AI/MLなどのツールと連携することにより、顧客の業務プロセスやITプロセスを横断的に自動化するソリューションを提供します。今回は北米を中心に展開されているマネージドサービス「Nucleus」も合わせて紹介しました。

クラウドセキュリティソリューション

統一的なセキュリティガバナンスを確保するプラットフォームです。リスク対策ではクラウドサービスの情報漏洩リスクを洗い出しており、ユーザがリスクのある設定をした場合、検知・修復します。また、クラウドの簡単に利用できる特性からルール未整備のままシステムを乱立させてしまうカオス対策も行うことができます。日本では「A-gate®」としてサービス提供されています。

上述の他にもNTTデータのクラウド領域における活動や、私たちシステム技術本部 クラウド技術部についてもっと知りたい方は以下のWebサイトおよびYoutube動画もご覧ください。

おわりに

今回はEXPOについてお伝えしました。AWS re:InventというとKeynoteをはじめとした新サービスの発表などに注目しがちですが、多くの企業ブースが集まるEXPOも熱気があり、人気のコンテンツの一つです。Keynoteやセッションと違い動画は残らないため、現地でその雰囲気を感じることをお勧めします。

AWS re:Inventの報告記事は以上となります。楽しんでいただけたでしょうか。AWS re:Invent公式ホームページではすでに次回の開催予定日が掲載されていました。今回よりももっと盛り上がることは必至です。次回は現地でお会いできることを楽しみにしています。 NTTデータの取り組みの詳細はこちら

[PR]提供:NTTデータ