こんにちは。NTTデータ システム技術本部 クラウド技術部です。この記事はAWS re:Invent 2022参加報告レポート第4弾です。
いきなりですが・・・
AWS re:Invent 2022で開催された“AWS Migration and Modernization GameDay”にて、弊社クラウド技術部の谷口が3位に入賞しました!
今回は、弊社メンバも参加したGameDayに関して、現地の様子や魅力をお伝えしたいと思います。来年以降のAWS re:Inventに参加される方や、これまでGameDay参加を見送っていたという方は、ぜひこの記事を読んで、次回のAWS re:InventでGameDayにチャレンジしてください!
AWS GameDayとは?
AWS re:InventではKeynoteやセッション以外にも、AWSサービス構築のハンズオンや開発者と直接議論をするChalkTalkなど、複数の形態のイベントが開催されています。AWS GameDayはそうした現地ならではのイベントの1つであり、自身のAWSスキルの腕試しができる絶好の機会です。
AWS GameDayでは、参加者同士でチームを組み、スコアを競い合いながら、システム開発/運用の際の課題解決を疑似体験することができます。参加者にはGameDay用のAWSアカウントが払い出され、提示されたユーザ要件を満たすようにアーキテクチャ設計・サービス構築を行ったり、デプロイされているシステムに起きたトラブルを解決したりすることを要求されます。GameDayのシナリオによってルールは異なりますが、構築したシステムの可用性や問題解決のスピード、提示された要件への対応度合などでスコアリングされ、最終的に最も高いスコアを獲得したチームの勝利となります。一般的なハンズオンとは異なり、サービスの操作手順や構築手順は必ずしも明確ではなく、参加者自身のスキルで課題解決を進めていく必要があります。
筆者が参加した“AWS Migration and Modernization GameDay”では、オンプレミスのWebアプリケーションをAWS上にマイグレーションし、モダナイズするというシナリオが提示され、AWS Migration Hubなどのマイグレーションサービスや、Amazon ECS(Elastic Container Service)などのコンテナサービスを用いた問題が出題されていました。
AWS re:InventにおけるGameDayの魅力
先に述べた通り、GameDayは楽しみながら腕試しとスキル向上の両方を行える有意義なイベントです。しかし、残念ながらGameDayの参加に尻込みしている方も少なくありません。日本人にとっては、英語でのディスカッションが心理的なハードルになっているという点も大きいのでしょう。
ですが、せっかくラスベガスまで渡航してre:Inventに参加しているのですから、GameDayに参加しないのは非常にもったいないです。筆者が感じたGameDayの魅力や心構えを2つご紹介するので、これまで尻込みしていた方や今後参加を考えている方は参考にしてください。
1. グローバルにおける自分のスキルの真価が分かる
AWS re:Inventには各国から様々な技術背景を持ったエンジニアが集まります。GameDayでは、そうした多種多様なエンジニアがチームを組んで課題に取り組みます。チームメンバと議論する中で、自分の知識やスキル・経験の価値が再認識でき、グローバルでの自分の立ち位置を推しはかることができます。
筆者は、単独でGameDayに参加し、知らない人同士で即席チームを組むことをおススメします。知り合いに頼ることができない環境にあえて身を置き、自分のコミュニケーション能力や技術力の真価をはかってみてください。限られた時間の中で初めて会うメンバと役割分担や情報連携を行うのは非常に大変ですが、その分、高得点をとったときの喜びや一体感はひとしおです。今回入賞した谷口も即席でチームを組んでの参加でしたので、即席チームでも上位入賞は十分可能です。ぜひチャレンジしてみてください!
2. GameDayでしか会えないエンジニアと交流が出来る
re:InventのセッションやWorkshop、Expo(展示会)などに参加していれば、AWSのサービス開発者や各ベンダの担当者と会話する機会は比較的豊富に用意されています。しかし、参加者同士の交流はそれほど多くなく、互いの意見を交換する機会は珍しいです。GameDayはそうした数少ない機会であり、技術的な課題解決を通して他のエンジニアと仲良くなることができます。AWSマネジメントコンソールを見ながら一緒に作業すれば、いつの間にか仲良くなっていますので、英語での会話に自信のない方も安心してください。
また、一緒のチームになった人には、GameDay終了後に連絡先やSNSを聞いてみましょう。この機会を逃せば、二度と会うことができないでしょうから。
まとめ
本記事ではAWS re:InventにおけるGameDayの様子や魅力をお伝えしました。日本人にとっては言語の問題もあり、現地でGameDayへ参加するのはハードルが高く感じられます。しかし、実際に参加してみると、そのようなハードルは杞憂であったことに気づき、楽しみながら腕試しと学習ができると思います。ぜひ皆さんもAWS re:Inventの会場でGameDayに参加し、入賞を目指してみてください。
次回はグリーンITやサステナビリティに関するセッション内容を報告する予定です。お楽しみに!
[PR]提供:NTTデータ