Windows 10のサポート終了(EOS)が2025年10月14日に迫っている。EOSまで1年を切ったいま、Windows 11への移行は企業にとって喫緊の課題であるが、現状、移行はどの程度進み、また移行に際してはどのようなPCを求める傾向が強いのだろうか。本記事では2024年11月、会社員を中心とするビジネス層のマイナビニュース読者を対象に実施した「ビジネスPCに関するアンケート」の結果をもとに、Windows 11移行における新規PC導入の最適解を探る。

期限が迫るなか、Windows 11への移行の現状を調査

Windows 10のEOSまで1年を切った現在、Windows 11への移行は進んでいるのか否か。

  • 参考アンケート1

    参考アンケート①

アンケート結果から、合わせて52%が「移行済み」もしくは「移行中」の状況となっていることがわかった。2020年のWindows 7サポート終了に伴うWindows 10への移行時と比べると、1年前の段階としてはやや進んでいる印象だ。Windows XPからの移行、Windows 7からの移行を考えれば3回目となる今回、サポート終了の意味やセキュリティの観点から見た移行の必要性に対する認識も浸透してきたことで、早めに着手する企業がやや増えたのかもしれない。

その一方で、いまだ移行していない(「移行を検討している」「移行を検討していない」)層も計45%と半数近くに上り、未だ行動に移せていない層も多くいる状況だ。この中で、「移行を検討している」の回答は近々確実に移行へ着手するものと想定されるが、Windows XPやWindows 7のときと異なり今回は年度末を挟んでの移行作業になる面もあり、2025年度予算での執行を計画している可能性は指摘できる。

対して「移行を検討していない」は、それが会社の方針なのか、予算や人的リソース、検証などの課題が原因なのか、あるいはアンケート時点のタイミングの都合なのかは判然としない。しかしいずれにしても、移行を遅らせることで得られるメリットは考えにくいので、着手していない全ての企業は2025年10月に向けて移行を進めるべきだろう。会社の規模にもよるが、移行作業には一定程度の期間を要し、直前になれば需要が集中して遅れが発生するケースも想定できるため、早めの着手が吉と思われる。

ビジネスパーソンがPCに求める第一位は「機能性」

Windows 11への移行に際して、新たなPCをどのような基準で選定すればいいのだろうか。アンケートで現在使用しているPC環境への満足度を問うた結果は、「非常に満足」が8.6%、「まあまあ満足」が42.2%と、現状に満足感を示す層が半数以上に達している。この回答はWindows 10搭載PCを使っている層も多いと考えられるが、「あまり満足していない」「全く満足していない」の回答が合計で10%程度にとどまっていることを見ると、現行のPCへの満足度は総じて高いようだ。

  • 参考アンケート2

    参考アンケート②

では、具体的に現行PCのどういったところに満足しているのだろうか。満足している層に満足している点を3つまでの複数回答で尋ねた設問では、「機能性」が2位の「価格」を大きく引き離して断トツ1位である。言い換えれば、「機能性」に満足度がPC全体の評価に直結するほどに重要視されている項目であることがうかがえる。

さらに、勤務先のPCを選定するうえで最も重要と考える基準においても「機能性」が飛び抜けた1位で、「価格」は2位の「セキュリティ機能」と僅差ながら3位となった。

  • 参考アンケート3

    参考アンケート③

従来であれば一般的なビジネスユースでは「価格」を重視するケースが最も多かったと思われる。今回のアンケートでも3位と上位にランキングされており、依然重視されていることは確かであるものの、1位の「機能性」とは大きな開きがあるところを見ると、いまは機能や性能面でしっかり使えるPCでなければいけないという認識が広がっていると言えるだろう。それは、現行PCで満足していない点のトップに「CPU等のスペック」、3位に「機能性」が上がっているところからも推測できる。

  • 参考アンケート4

    参考アンケート④

「機能性」が最も重視されるようになった背景には、やはりコロナ禍を機にハイブリッドワークなどをはじめワークスタイルが多様化し、PCに求める要素もそれに応じて多様化してきたことで、どのような環境でも対応できる汎用性の高さがニーズとなって表れているのであろう。 「セキュリティ機能」も、現行PCでの満足している点で3位、勤務先PCを選定するうえで最も重要な基準としては2位にランクインし、その関心の高さとともに、日々多くの情報を扱うビジネスパーソンはセキュリティが重要視していることがうかがえる。

  • 参考アンケート5

    参考アンケート⑤

サイバー攻撃、ランサムウェア、情報漏洩といった脅威に関する言葉や、それらに対抗するセキュリティ対策に関する言葉は近年至るところでバズワードのように頻出している背景もあり、セキュリティへの意識の高さがIT部門だけでなくエンドユーザーにも浸透しているのだろう。

さらに、セキュリティを強化した半面、PCの利便性自体がトレードオフとなるケースがあるため、“セキュリティが高くても使いやすいPC”を求める声もこの回答に含まれているとの推測が可能だ。

加えて、勤務先PC選定で重視する基準として「耐久性、堅牢性」が多くの支持を集めている点にも触れておきたい。ここまで登場した基準に「CPU等のスペック」も合わせて、言い換えればいまは多様なシーンで快適に活用できる総合力の高いPCが求められているのだろう。

対して「AI機能搭載の有無」は本アンケートでの回答こそ少ないものの、現在もそれこそ目を見張る勢いでユーザー数が急増しており、今後はAIを活用する機会が日常的に加速して拡大していくであろうことを考えると、近い将来を見据えてチェックしておきたい要素だ。

PCリプレイスの最適解になり得るMicrosoft Surfaceの魅力を徹底解剖!

ここまでのアンケート結果でユーザーが重要視していた「機能性」や「セキュリティ機能」などの面で優位性を有し、「耐久性、堅牢性」も含めた総合力の高さから、Windows 11移行に伴うリプレイスの最適解の一つと考えられるPC「Microsoft Surface」にクローズアップしてみたい。

  • Microsoft Surface製品画像

    Microsoft Surface

総合力の高さは、バランスの良さと言い換えることもできる。例えばCPUの性能を高めつつ、小さく軽いPCを作るとなると、画面は小さくなり、大容量のバッテリーを詰めないため駆動時間も短くなってしまう。その点、Microsoft Surfaceは満足のいく性能を保ち、モビリティも実現しつつ、PCでの業務に適した画面サイズとバッテリー駆動時間を高レベルでバランス良く実現し、Windowsと連携した強固なセキュリティ機能も持ち合わせている。つまり、「機能性」が高いわけだ。

そのうえで、ヒンジの強さや画面の開けやすさといった構造上の工夫、キーボードの打ちやすさ、Web会議に必須のマイク・スピーカーの機能・性能の高さも加わり、さまざまなシーンで“強くて使いやすい”PCに仕上がっている。「機能性」を「機能的」と捉えるなら、Microsoft Surfaceはまさに「使い心地」の意味できわめて機能的だといえるだろう。

ただ、カタログに表示された数字等のスペックだけでは、そうした使い心地の良さを伝えることは難しい。そのため、一度手に取り、触ってみることをおすすめしたい。そうすれば使い心地の良さに気づき、かつ総合力の高さ、バランスの良さも体感できるに違いない。実際に導入した企業からも、Microsoft Surfaceはエンドユーザーの反応が良く、従業員満足度やエンゲージメントを高めるキーになるという声も聞こえてくる。

さらには、AI処理を高速化する専用プロセッサー・NPUを搭載し、ますます膨らんでいくことが確実なAI活用のニーズにもしっかり応えることができる。おそらくNPUは今後、CPU、GPUに続くPCの標準的チップになっていくと予想されている。Windows 10のEOSを迎える頃には、AIの活用は現在の何倍、何十倍にも広がっている可能性も十分に考えられるので、もはや先物買いですらなく、明日には使うようになる機能というイメージで、NPU搭載のMicrosoft Surfaceにリプレイスするのも一つの手だ。

また、Microsoft Surfaceは「Windows Autopilot」の機能を活かして社内で手軽に展開できる。IT部門にとっては導入にかかる工数を大きく削減できるので、新規PCとしてMicrosoft Surfaceにリプレイスし、そのタイミングでWindows Autopilotの利用を検討してみてはいかがだろうか。

PC導入におけるパートナー企業選びも重要に

最後に、Windows 11移行に伴うリプレイスPCとしてMicrosoft Surfaceを導入する際は、パートナー企業選びも重要な要素となる。導入サポートが充実していれば、IT部門の負荷を減らせることに加え、エンドユーザーの満足感が高まるきっかけともなるだろう。また、スペックだけではわからない部分は実際に触れて体感することが大事だと述べたが、その機会を用意してくれるディストリビューターと出会えば、Microsoft Surfaceの良さをより深く知り、貴社のビジネス成長につながるリプレイスを実現できる。正規ディストリビューターであるネットワールドでは、評価機の貸し出しサービスや内覧会の開催支援サービスを提供しているので、ぜひ相談していただきたい。

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