不登校児童生徒への支援として重要なのは不登校児童の「社会的自立」や不登校児童生徒が「自ら登校を希望した際の円滑な学校復帰」に資することであり、そのために個人の状態や環境変化を定量的に記録し、時系列で子どもの状態を継続的に把握することである。

不登校を「問題行動」として判断するのではなく、教育、福祉、行政、医療といった情報の共有・連携を元にした、子ども一人一人に寄り添う多様な学び方を認めるような支援が必要である。

例えば家庭と学校/支援機関で協働する環境を構築したり、やるべきことを見える化して個別支援計画に落とし込んだり、失敗が発生しても振り返りと動機付けにより何度でもトライすることで児童生徒をほめる機会が増えて本人の成長を共有したりできるようになる。

日立ソリューションズ東日本 提供資料
教育・福祉・行政・医療などを連携する効果的な情報共有によりだれ一人取り残さない、すべての人に寄り添う支援の実現
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個別教育支援システム「uniSQUAREぴこっと」とは

増加傾向にある不登校児童生徒への支援を進めるには? 学校の指導者や支援者全体の情報共有が重要

そこで注目したいのが、個別教育支援システム「uniSQUAREぴこっと」だ。

これは福井大学・福井高専と共同研究開発したソリューションで、児童生徒の情報の共有・引継が可能、福井県内においてシステムの有効性を検証済み、ICF(WHOが提唱する、医療・福祉分野で患者の状態をコード表記するために使われる世界機能モデル)を利用した客観的分析の実現といった特長がある。

実証実験では指導者による介入を支援できることから、約1.3倍もの児童生徒の成長が認められる事例も現れたという。実証実験は福井県のほかでも行われており、実際に不登校児童生徒が学校に通えるようになったという嬉しい報告も届いている。こうした高い評価を踏まえて2024年度後半でのサービスリリースを検討する段階に至っている。

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リンク先から入手できる資料では、個別教育支援システム「uniSQUAREぴこっと」が備える機能の詳細について解説している。また、実証実験における成果事例も紹介しており、特に利用者の声や利用前後のレポートなどは参考になることだろう。関係者の方にはぜひともご覧いただきたく思う。

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