昨今の生成AIブームをフックに、ワークステーションの活用シーンは広がりを見せている。AI開発はもちろん、以前よりワークステーションが活用されてきた製造業、メディア・エンターテイメント業界、AEC(建築・エンジニアリング・建設)産業における需要も拡大。これまで利用実績がなかった領域においても、ワークステーションの導入を検討する動きが加速している状況だ。そのなかで注目度が高まっているのが、ワークステーションをレンタルで活用するというアプローチだ。本稿では、ワークステーションのレンタルサービスを展開するオリックス・レンテックと、ワークステーション向けCPUに注力するAMD、同CPUを採用したワークステーションを提供するHPの担当者に話を伺った。
サーバー、クラウドと並ぶ、AI開発における第三の選択肢としてワークステーションに注目が集まる
「生成AI(ジェネレーティブAI)」は近年の技術トレンドとしてブーム化しており、業種や規模を問わず、さまざまな企業・組織が効果的な活用を模索し続けている。AI開発において、膨大なデータを高速に処理できるコンピューティングリソースが必要となるのは周知の事実だ。一般的な業務PCのスペックでは十分とはいえず、多くの企業は複数のGPUを実装したハイエンドサーバーや、クラウド上のリソースを利用するクラウドAIを用いてAI解析・ディープラーニング環境を構築してきた。
さらに昨今ではAI導入に向けた検証環境を、できるだけ開発者に近い場所に置きたいというニーズが増大しており、高性能なワークステーションを導入するという選択肢に注目する企業も増えてきている。オリックス・レンテックの桜井 紀明氏は、その理由について次のように語る。
[PR]提供:オリックス・レンテック、日本HP