企業における警備・防犯対策は、依然としてヒューマンパワーに依存している。厚生労働省によれば、全職業における近年の有効求人倍率は1倍を少し上回る程度にもかかわらず、保安職(業)では5~7倍を示しているという。この数値から保安職の人材を求める企業は依然として多く、「人依存」から脱却できていない現状が見てとれる。
もっとも防犯カメラや防犯センサーを活用してその“人手不足の穴”を埋めようとする試みも見られるが、犯罪行為の検知や確認業務は主として人が担っており、根本的な解決策とはなっていない。とはいえ、慢性化したこの人手不足の中でも何とかやり繰りできているので、今後も今のやり方を続けていくと考えている企業もあるだろう。しかし、そうはいかない現状がもう1つある。犯罪数、とくに窃盗犯・侵入犯の増加である。
警察庁の調査では窃盗犯の認知件数は増加傾向にあり、逆に検挙数は減少傾向にあることが示されている。従来の人依存による警備・防犯対策でこの状況に対応していくには、人員を増加していくしかないが、業界全体でそうした動きになれば、人員確保は今以上に困難になるだろう。
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本コンテンツでは、今の状況から脱却するための手段として、AIと防犯カメラを融合させた「AI警備」のシステム導入を提唱している。このシステムは行動認知AIを採用しており、防犯カメラの映像を解析し迷惑行為や異常行動を、特許技術「違和感検知」を使って、高精度かつ迅速に検知するというもの。不審者の侵入などを遠隔から監視でき、アラートも数秒単位で発するため、スピーディーに警察と連携をとることが可能だ。
大規模商業施設、オフィスビル、倉庫、重要インフラなどに最適で、施設の監視を省力化したうえに高度化できる。コンテンツでは導入利点を詳しく紹介しているほか、ユースケースも掲載しているので、ぜひ参考にしていただきたい。
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