DX推進やコロナによる働き方の変化、クラウドシフト、最近では生成AIの登場などといった時代やトレンドの変化に伴い、情シスの業務も日々変動しつづけている。業務改善・効率化を実現するためには常に新しい事柄への対応力が求められているものの、実際には表面的な対応しかできず、もどかしさを感じている情シスも少なくないだろう。
2023年末に開催した「情シス川柳withタマちゃん2023」でも、こうした情シスの想いを乗せた川柳がたくさん集まった。
その中でも銅賞を受賞した沙緒翁さんは、数年前の定年退職まで30年以上にわたりさまざまな企業で情シスとして会社を支えてきたという。そんなベテラン情シスともいえる沙緒翁さんに、とある企業の情シスタマちゃんと、情シスを応援する会社・ソフトクリエイトの広報のねこぱん田さんがインタビューを行った。
さまざまな時代の変化を乗り越えてきた沙緒翁さんが語る、情シスの在り方とは──。
登場人物紹介
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ねこぱん田さん: ソフトクリエイトの広報担当として情シスを応援している。
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タマちゃん: とある企業で情シスを担当する苦労人。
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沙緒翁さん: 外資系のIT企業を中心に複数社で30年間情シスとして勤務。250人体制の大企業情シスから1人体制の情シスまで経験している。
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「情シス川柳withタマちゃん2023」銅賞受賞の沙緒翁さん登場!
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ねこぱん田さん |
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タマちゃんタマちゃん! ビッグニュースですよ!
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どうしたんですか? ねこぱん田さん
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タマちゃん |
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ねこぱん田さん |
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昨年募集した「情シス川柳withタマちゃん2023」で銅賞を受賞した「デジタル化 決める稟議書 紙の山」という作品を覚えてますか!?
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ありましたね! よく覚えてますよ! 見た瞬間「あるある〜!」って共感しちゃいました。
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タマちゃん |
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ねこぱん田さん |
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実はこの川柳の作者である沙緒翁さんにインタビューできることになったんです! 沙緒翁さん、よろしくお願いします!
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沙緒翁さん |
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よろしくお願いします。
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わわ! 光栄です! いろいろお話聞かせてください!
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タマちゃん |
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情シス川柳受賞作「デジタル化 決める稟議書 紙の山」は実体験!?
ではさっそく…今回銅賞を受賞された「デジタル化 決める稟議書 紙の山」がどのようにして生まれたのかお聞きしたいです!
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ねこぱん田さん |
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沙緒翁さん |
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私は30年以上にわたり情シスとしてさまざまな企業に勤めてきたのですが、60歳の頃、とあるアメリカ企業の日本法人立ち上げにプロジェクトマネージャーとして携わることとなりました。この日本法人がすごく昔ながらの日本的な文化でして。私はずっと外資系でキャリアを積んできたので、いろいろと驚くことも多かったんです。
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アメリカ企業の日本法人なのに日本的な文化なんですね。
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タマちゃん |
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その会社でどんな出来事が……!?
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ねこぱん田さん |
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沙緒翁さん |
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あるとき、本社から営業システム導入の要請がきたんです。というのも、それまで日本法人では営業日報を提出するのに、所定のExcelに入力して営業部長や社長にメールで送るというやり方を行っていました。でももうアメリカ本社はそんなことやってないわけです。
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本社はどんなやり方を?
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タマちゃん |
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沙緒翁さん |
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iPadに入れた営業報告用のシステムに外出先から入力するんです。そうすると自動的に上長に報告も入るし、売上データベースにも計上されるという仕組みでした。いちいちExcelに入力するのに本社に戻ってくる必要もありません。
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そのシステムを日本法人でも導入することに?
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ねこぱん田さん |
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沙緒翁さん |
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そのように本社から要請がきました。そこで日本法人でデジタル化プロジェクトを発足したのですが、さっそくiPadを購入して社員に支給しようとしたところ、本体に加えて周辺機器やシステムを導入する費用として紙の稟議書を何十枚も書くはめになりました(笑)。
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そ、それは大変でしたね……。
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タマちゃん |
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まさに沙緒翁さんの作品である「デジタル化 決める稟議書 紙の山」そのままの光景じゃないですか!
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ねこぱん田さん |
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アメリカ本社は当然、そんなやり方はしていないんですよね?
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タマちゃん |
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沙緒翁さん |
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そうですね。もちろん申請は必要ですが、海外は書式にこだわらないんです。私が外資にいた何十年も前から、申請はメールでした。「これをリクエストします」と送ると、「approved」と一行返ってきて、それで承認になるわけです。
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シンプル〜!
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タマちゃん |
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日本企業の本質的なDX実現に向けて、情シスがきっかけ作りを
沙緒翁さんのお話をお聞きしていると、日本のDXは何か肝心なところが抜けていることが多いように思いますね。
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ねこぱん田さん |
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うちの会社もそうだなぁ……(ボソッ)。
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タマちゃん |
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沙緒翁さん |
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従来のオペレーションを変えたくない企業や現場が多いですよね。でもDXというのは、デジタルツールを導入すると共に従来の業務のオペレーションも見直すことなんです。手作業でやっていたことをコンピュータに置き換えて、かっこよくトランスフォーメーションと呼ぶだけになっているような気がします(笑)。
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うっ……耳が痛い……!
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タマちゃん |
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沙緒翁さん |
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さっきの話でいえば、営業システムを導入することが目的ではなくて、それまでの非効率な業務を改善することが目的なわけです。だったら非効率な承認プロセスも同時に改善していかないと意味がないですよね。
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そういった非効率はどうすれば改善できるんでしょう?
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ねこぱん田さん |
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沙緒翁さん |
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一番手っ取り早いのはトップダウンですよね。本当は現場のマインドを変えて、そこからシステムを入れた方がスムーズに導入が進むと思うのですが、やはりローカルの慣習もあるし、しがらみもあるからうまくいかないことも多いです。その場合はトップダウンで強制的に変革するしかないかもしれません。
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コロナ禍でデジタル化が一気に進んだのも、ある意味「強制的」だったからというのはありそうですね。
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タマちゃん |
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沙緒翁さん |
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そうですね。ただ、トップダウンが難しくて、それでも変革していきたいなら、そこに情シスは役割を持てると思いますよ。
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……というと?
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ねこぱん田さん |
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沙緒翁さん |
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情シスがイニシアチブをとって、「ここを変えていきましょう」、「ここを変えるとビジネスにもこんなにインパクトが出ますよ」と経営陣に提案していくんです。というよりも、それができないとこれからの情シスは立ち位置が厳しくなると思います。
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!? く、詳しく教えてください!
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タマちゃん |
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タマちゃんが不安そうな表情に!
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ねこぱん田さん |
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昔の情シスは今よりもっと重要なポジションだった!?
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沙緒翁さん |
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川柳のエピソードを経験したとき、私は総務部で一人で情シスをやっていました。ポイントは「総務部」ということです。つまり、社内のITに関する業務は総務部の管轄であり、情シスは一人でいいだろうと会社は思っているわけです。これって、会社から情シスへの期待が非常に薄くなっているということだと思うんです。
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たしかに……。
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タマちゃん |
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沙緒翁さん |
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私がエンジニアになった35年前はITの黎明期で、情シスはものすごく期待されていました。当時は情報システムをMIS(マネージメント・インフォメーション・システム)、つまり「経営情報システム」と呼んでいました。「経営」という言葉が入っている通り、経営に関係するレベルの重要な要素だとみなされていたんです。
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情シスは今よりも経営に近い存在だったんですね。
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ねこぱん田さん |
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沙緒翁さん |
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ところが、どんどん情シスの存在感は落ちていきました。現在はビジネスに貢献するのは営業担当で、情シスは間接部門という認識が一般的になっています。しかも、社内のシステムだって今はSaaSが充実しているから外部業者と契約すればいい。情シスがそうしたサービスの窓口担当になってしまっている企業も少なくないでしょう。
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コロナ禍でテレワークのシステムをつくったりするときに、情シスの重要性は少し上がった印象ですけど、それくらいですもんね……。
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タマちゃん |
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沙緒翁さん |
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だからこそ、情シスはもっとDXを進めるための行動を起こすべきだと思います。いつまでもコスト部門だと思われてしまうのもつらいですしね……!
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生成AIブームはチャンス!
生成AIが注目されていますが、こうした新しいテクノロジーの登場についてはどう考えていますか?
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ねこぱん田さん |
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沙緒翁さん |
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私は、情シスにとってチャンスが来たと思っています。生成AIも他のITツールと同様に、“どう使うか”が重要だと思います。うまく使えば事業にも貢献できるはず。その意味では生成AIに関連して、情シスへの期待感が再度高まる可能性は十分にあるでしょう。
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これから情シスにとって面白い時代になりそうですね〜!
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タマちゃん |
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沙緒翁さん |
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そうですね。今情シスの方、これから情シスになる方は、ぜひITへの深い知見とAIなどの最新技術を駆使して売上増などビジネスに貢献してほしいです。そうすることで情シスの仕事はもっともっと面白くなると思います。
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沙緒翁さんのお話を聞いてると、なんだかワクワクしてきます! 実は、ソフトクリエイトでも情シスさんのための生成AIサービス「Safe AI Gateway」を提供しています! 各社専用の環境を用意して皆さんの会社のマニュアルを学習させ、企業DXをお手伝いしていますよ~!
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ねこぱん田さん |
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早速生成AIを駆使するチャンスが…⁈ 僕もチェックしてみます!
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タマちゃん |
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沙緒翁さん、本日はありがとうございました!
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