RPAとは「人間とロボットを完全に分離し、ロボットで行える業務を最適化・最大化したうえで自動化するもの」である。

一方、RDAは「作業者の一部の業務を補助的に自動化するもの」で、その守備範囲はRPAより狭い。

よくRPAに対しては、費用対効果が出ない、設計書はいらない、自動化がなかなか広まらない、誰でも簡単に作れる、安定稼働しないといった声が上がるが、これらは実はRDAに対する評価なのだ。

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RPA導入・運用における体制づくりの重要性

RPA導入に失敗する理由とは? RDAとの違いの認識と成功のポイント

このような誤解でRPA導入につまずかないためにも、本来のRPAが単なる業務の自動化ではないことを理解しておきたい。RPAは経営戦略に基づいて導入するものであり、その特徴をきちんと捉えたうえで担当者を定め、進めていくべきである。

まずは、RPA導入を「推進する」、実際の業務を開発して「自動化する」、その後の業務を「運用する」というシーンがあって、それぞれにおいて必要な組織・機能があることを理解してほしい。

そこで重要になるのは「RPA推進チーム」「開発チーム」「運用オペレーションチーム」「インフラ管理チーム」という4つのチームを用意し、機能を切り分けすることなのだ。

*  *  *

ここまでRPA導入に対する誤解や、体制づくりの重要性などについて解説してきた。以下のリンク先から入手できる資料では、RPAの基本から導入までに必要な知識を詳細にまとめてある。導入事例も紹介しているので、RPA本来の目的……従業員を高付加価値業務に再配置することや、売上拡大、利益向上の実現に役立ててほしい。

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