クラウド利用が加速するなかで、重視したいのが「快適なインターネット接続」の維持・実現である。ただし快適さの追求はセキュリティリスクとトレードオフの関係にあるため、「安全なネットワークセキュリティ」も担保できる状態で、快適なインターネット接続は実現されなければならない。
このテーマに挑んだのが今回紹介するウェビナーである。2つのセッションで構成されており、全体テーマとして「SASEはクラウドインフラアーキテクチャの基本になる」ことを掲げている。
SASE(Secure Access Service Edge)とは、ネットワークとセキュリティを1つのプラットフォームで実現するアーキテクチャのことだ。まさに前述した「快適・安全」な通信を実現する、現状での切り札的な存在と見ることができる。SASEは大きく、SD-WAN(Software-Defined WAN)とSSE(Security Service Edge)で構成される。
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SASEはクラウドインフラアーキテクチャの基本になる!オンラインセミナー
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SD-WANによるローカルブレイクアウトでトラフィック負荷を分散
昨今、ネットワークの遅延に悩まされる組織は多いが、1つ目のセッションでは、SD-WANによるローカルブレイクアウトを使ってトラフィック負荷を分散する、快適なインターネット接続について解説される。ただしこの方法では最初のパケットが識別できないので、これを解決する具体的なSD-WAN製品を紹介していく。
この製品はそれだけでなく、回線の有効活用やクラウドセキュリティとの連携など、さまざまな特徴を持つことがアピールされ、SASEの要素であるSD-WAN導入にとって不可欠な製品であることが理解できる。製品のポートフォリオも紹介されるので、ソリューションの全体像も把握可能だ。
詳細なデモで製品の強みを深掘り
2つ目のセッションでは、1つ目で紹介された製品のデモが紹介される。AWSのVPCに自動デプロイする様子、また、通常のローカルブレイクアウトとクラウドセキュリティを介したローカルブレイクアウトの違いが理解できるデモ、さらにはAWS東京、AWS大阪リージョンに既にSD-WAN製品の仮想アプライアンスを起動させた状態で、その東京-大阪間でデータ転送を行うといったデモも公開される。このデモでは、WANの高速化が体感できる内容となっている。
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SASEを実現するためのSD-WANの導入というと、敷居が高いように感じられるが、2つのセッションから企業ネットワークのあるべき姿といったものが見えてくるはずだ。ぜひ次ページの動画を参照し、その詳細を確認していただきたい。
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