ここではRPA導入の「成功」=「RPAを全社に展開し、業務の自動化が広がること」と定義づけるが、それを阻害する要因は6つ挙げられる。
- RPAの開発者が増えない・上手に育成できない
- RPAの利用者が増えない
- RPAの対象業務が見つからない
- 作成したRPAが安定稼働しない
- RPAの修正に時間がとられて、新規開発が進まない
- ナレッジが共有できておらず、無駄な開発が多い
これらの課題を解消するためには、「CoE」(Center of Excellence)の設置が考えられる。CoEとは部署を超えて全社横断的に取り組みを推進する役割のことだ。今回の例では”RPA推進本部”を意味し、RPAの開発・展開という業務を担うことになる。
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CoE運営に不足しがちな時間・スキル・経験
たとえば日立ソリューションズでは2016年から全社を挙げて働き方改革に取り組んでおり、長時間労働の削減や生産性の向上を推進してきた。翌年の2017年にはRPAの本格的な導入を検討するためにCoEを結成したという。早期からCoEの重要性に着目していたわけだが、現在では年間30万時間の業務削減に成功したとのことだ。
一方で、CoEの重要性はわかっていても、以下のような理由からうまく運営できない例もある。
- 他の仕事と兼務しているなどの事情で、CoE業務に「時間」が割けない
- CoEの役割が多岐にわたるため、必要な「スキル」を持った人材が揃えられない
- RPAの「経験」がなく、すべてが手探り状態で意思決定・社内展開に時間がかかる
企業によってはCoEの設立・運営からつまづいてしまうことが決して少なくないのだ。そのため、本気でRPAを全社に根付かせるには、外部の手を借りるのもひとつの選択肢といえるだろう。
先ほど例に挙げた日立ソリューションズは、これまでのさまざまな知見を活かし、RPA関連の業務をまとめて代行する「RPA業務支援BPOサービス」を提供。CoE運営のための「時間」「スキル」「経験」の不足という課題を解消し、RPAを全社展開できるようになる。
以上、RPAの導入が成功しない理由と、CoEの設立の重要性、その運営に時間・スキル・経験が求められることを説明してきた。以下でダウンロードできる資料では、これらのより詳しい解説や、「RPA業務支援BPOサービス」の詳細、同サービス利用者の事例を掲載している。RPAの推進における悩みを持つ企業は、ぜひ参考にしていただきたい。
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