小売業界のビジネスは、非常に多岐にわたる業務とプロセスによって成り立っている。しかし、その全てが "人でなければ行えないもの" かというと、そうではない。右図(クリックで拡大)はRPAによる自動化ソフトウェアで知られるUiPathがまとめた、小売業界におけるプロセスヒートマップ(自動化に適した業務・プロセスを示した表)である。これをみると、多くの業務・プロセスが、ロボットによって自動化できるのがわかる。
変化の激しい時代にあって迅速にここへ対応するには、定型業務をAIやロボットに任せることで限りある人のリソースを最大限生かすことが鍵となる。本稿リンクにある資料では、実際に業務自動化によって変化への対応を果たした、数社の取組事例について紹介している。簡単にその内容を述べていこう。
UiPath 提供資料
[事例集]
デジタル時代の小売業が抱える5つの課題――自動化で未来型の小売ビジネスへ
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小売業界が直面する "5つの課題" とその解決事例
資料では、UiPathを利用した業務自動化によって小売業界が直面する課題を解決した、数社の取り組みについて紹介している。各社が抱えていた課題は、以下のとおりだ。
・ 株式会社 パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス
直面した課題…消費者の購買行動の変化
・ オーケー株式会社
直面した課題…ECビジネスへの参入
・ 株式会社ファミリーマート
直面した課題…管理業務の合理化
・ Hudson's Bay Company （ハドソンズ・ベイ・カンパニー）
直面した課題…競争力向上のためのサプライチェーンマネジメント
個々の詳細は資料を参照されたいが、ここでは業務自動化で「ECビジネスへの参入」を果たしたオーケー株式会社の取り組みについてみていこう。
ネットスーパーのアジャイル開発にテスト自動化ツールを導入。
開発サイクルをスピーディーに
高品質かつ低価格な品揃えと地域に密着したディスカウント・スーパーマーケットの展開により、消費者から高い支持を得るオーケー株式会社。同社は2021年10月、DX推進の一環として、顧客がPCやスマートフォン上で買い物を楽しめるネットスーパーを開設した。
しかし、リアル店舗と同様に顧客志向を徹底し、顧客の多様なデバイス環境におけるUX（顧客体験）や機能性を極めていくなかで、外部ベンダーからのプログラム成果物をチェックする受け入れテストの工数増大が懸念点として浮上したという。これを解決すべく、同社は市場に投入されているテスト自動化ツールを検討し、「UiPath Test Suite」の導入を決定。マイクロサービスを含む各種システムのテストを自動化することにより、アジャイル開発を加速させることに成功している。
資料ではオーケー株式会社の取組事例をより細かく解説するとともに、そのほかの取り組みについても詳細に説明している。前に挙げた各社の課題は、小売に携わる多くの企業にとっても "直面している課題" であるはずだ。これを解決する手立てについて、ぜひ資料から示唆を得てほしい。
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