同志社中学校は、京都市左京区にキャンパスを構える私立中学校です。関西ないしは日本を代表する名門大学である同志社大学の系列の中学校としても有名です。同志社中学校では「自由・自治・自立」の理念に基づき、知識教育に偏ることなく生徒一人ひとりの個性と知性を育む全人教育を実施しています。
生徒たちの自発的な学びを活発にする手段として、2012年よりiPadの試験導入と段階的な整備に取り組んできました。2014年度からは生徒一人一台がiPadを所持して学習する環境を整え、今ではMacBookも所持して各教科の授業で活用できる環境になっています。
2019年には、Appleが提供するiOSデバイスの管理・運用をサポートする教育機関向けプログラム「Apple School Manager」を導入してiPadの管理に役立てているほか、2020年夏に校内無線LANのリニューアルを実施し、円滑なICT授業の運用を支えるネットワーク基盤を強化しました。リニューアルに伴い、フルノシステムズの無線LANアクセスポイント「ACERA(アセラ)1210」を導入し、校内全ての教室に設置しました。各教室に設置したACERA1210は、無線ネットワーク管理システム「UNIFAS(ユニファス)」で一括管理しています。
授業で使用する動画コンテンツのダウンロードやオンライン授業による動画配信を滞りなく運用するため、各教室に高性能のアクセスポイントを配備してネットワーク品質の向上を図りました。多台数端末が同時通信する場合でも安定した接続が可能なACERA1210の設置により、円滑に授業を進行できることで、生徒たちのICT活用と個別最適な学びをサポートしています。
教室を移動しても途切れない無線LAN
同志社中学校では、教科ごとの学びを深める教育環境の創出をめざし、「教科センター方式」と呼ばれる手法を取り入れています。各教科の内容に応じた空間で学習するため、教室移動の頻度も多くなります。生徒たちが教室を移動する際、端末の接続が移動先の教室のアクセスポイントへ滑らかに切り替わる「ローミング」と呼ばれる機能が求められました。ACERAのローミング性能が優れていたことが、無線LAN選定の大きな要素となりました。
校内ネットワークの効率的な管理運用
生徒たちが所持するiPadや生徒用MacBookが校内の全てのエリアで無線LANに接続できるよう、体育館などを含む全教室にアクセスポイントを配備していますが、合計60台以上のアクセスポイントを効率よく管理できる手段が求められました。フルノシステムズの無線ネットワーク管理システム「UNIFAS」を導入することで、各教室に設置しているACERAの一括管理が可能となりました。
STEAMの視点を授業デザインに反映
学習用端末として生徒は一人一台iPadを所持し、授業で活用しています。各種ICTツールを用いた”探究型の授業”をデザインするための手段として、同志社中学校では「STEAM」という考え方のプロセスを取り入れています。チームワーク、クリエイティブなアウトプット、個々のニーズ、批判的思考力、実世界との関わりといった5つの項目の育成を主軸に据え、各教科の授業に取り入れ幅広く実践しています。
授業に合った最適なツールを選択して使用
Appleスクールワークをはじめ、Microsoft365やGoogleのアプリケーションも授業で使用することができます。また、同志社中学校では独自の学習ポータルサイトを設けており、資料や課題の配布、授業スケジュールなどの情報を閲覧できます。ほかにも、デジタル教科書やAI(人工知能)アプリケーションを活用して教科ごとに最適な学びのスタイルを創出しています。生徒一人ひとりがiPadを所持していることで、生徒は時間と場所を問わず主体的に学ぶことができます。
◇同志社中学校のホームページはこちら
https://jhs.js.doshisha.ac.jp/
◇フルノシステムズの無線LANアクセスポイント「ACERA」の詳しい情報はこちら
https://www.furunosystems.co.jp/products/musenlan/
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