ダイレクトクラウド、脱ファイルサーバーでDXを妨げる3つの課題を解決
日本最大の人工知能技術専門の展示会「AI・人工知能EXPO」が、5月11日~13日にかけて、東京ビッグサイトで開催された。株式会社ダイレクトクラウド(本社:東京都港区、代表取締役:安 貞善)は、同EXPOに自社が展開する法⼈向けクラウドストレージ「DirectCloud」を出展し、来場者にその魅力をアピールしていた。
DirectCloudは、国内企業の厳格なセキュリティ要件を満たしながら、すべての社員に高い利便性を提供する法人向けクラウドストレージで、大企業から中小企業に至るまで1500社以上の導入実績を持っている。既存のファイルサーバー・NASからの置き換えにより、ファイルサーバー管理部門の手間を抑えつつ、安全・快適な社内・取引先との場所を問わないファイル共有を実現。企業のDXの妨げとなる「リモートワークへの対応」「サーバー管理の負荷」「情報漏えいのリスク」といった3つの課題を解決し、「ファイルサーバーのクラウド完全移行」を検討する際のベストプラクティスとして顧客から高い評価を受けている。
企業のDX推進、ファイルサーバーからの脱却進む
働き方の変化に伴い、クラウドストレージ導入企業は増加傾向にある。同社が2022年3月に実施したクラウドストレージの利用状況に関する独自調査によると、すでに約3割が完全移行済み、約4割の企業は「完全移行を検討している段階」であることが明らかになった。
“DX”というワードがトレンドとなり、各企業がデジタル技術を活用した業務効率化に努める昨今、競争力の維持・生産性向上のためには、クラウドストレージの導入はもはや必須ともいえる状況だ。旧来のオフィス中心の働き方を支えてきたのが、ファイルサーバー・NASであり、オンプレミスのサーバーが業務の中核を成してきた。DXによる抜本的な業務改革に取り組もうと考えたとき、中核であるオンプレミスのファイルサーバーをクラウド化することが求められ、今後、加速度的にクラウドストレージの導入企業が増加していくことが予想される。
今回の展示内容
こうした背景のもと、同社ブースでは、法人向けクラウドストレージ「DirectCloud」をはじめ、機密情報を⾃動で暗号化可能な「DirectCloud-SHIELD」、ファイル共有×チャット機能「DirectCloud-TALK+」、AI-OCRを活用し帳票をテキストデータ化できる「DirectCloud-OCR」などを紹介。クラウドストレージへの完全移行を検討する際には、セキュリティはもちろんのこと、操作性の良さ(オンプレサーバーのエクスプローラー同様のレスポンス・操作性)、確実なデータ移行などが求められることとなる。DirectCloudがそうした要件を満たすことに加えて、管理者による細かなアクセス権・ファイル持ち出し制限の設定や、ID管理の簡便化に貢献するシングルサインオン(SSO)、データ資産を守るための災害対策など豊富な機能を備えていることをアピールしていた。
機密性の高いファイルを自動で検知し情報漏洩を防ぐ
DirectCloudのオプション機能として提供されているのが、情報漏洩対策に貢献する「DirectCloud-SHIELD」だ。⽂書内に個⼈番号(マイナンバー)、運転免許証番号、パスポート番号、基礎年⾦番号などの機密情報が含まれている場合、自動で検知し機密⽂書として画⾯上に表⽰。機密情報が含まれるファイルを⾃動で暗号化。外部にファイルを持ち出した場合でも、ファイルの中⾝を閲覧することができないよう制御し、管理者によるリモート削除にも対応できる。
ファイルとチャットが融合した新感覚のコラボレーションツール
また、DirectCloudの共有フォルダのファイルを軸足にメッセージのやり取りを可能にする、新感覚のチャット機能「DirectCloud-TALK+」についても紹介されていた。DirectCloud-TALK+はチャットとクラウドストレージのシームレスな連携により、DirectCloudのファイルや設定済のアクセス権、セキュリティポリシーが反映された状態で、チャットでのコミュニケーションが簡単に行えるサービス。ユーザー数無制限で使用できる。
「6月から提供開始予定のTALK+は、DirectCloud契約者(ビジネスプラン以上)に標準提供される、インストール不要で手軽に利用可能なサービスです。ファイル共有を軸足としたチャットサービスなので、“タイムラインに流されてファイルが見つけられなくなる”といった問題を解消することができます。ファイルのバージョン管理にも対応するため、同名のファイルが散逸するのを防げます」と日比野氏は利用メリットを強調した。
大量の帳票をOCRで瞬時にテキストデータ化
「DirectCloud-OCR」は、AI-OCRを活用し、DirectCloud上にアップロードされたあらゆる帳票を瞬時にテキスト化し、保存・検索ができるサービス。DirectCloudの有料オプションとして提供されており、⼿書き・活字の⾒積書・申込書・請求書等の様々な帳票形式の文書をCSVファイルとして瞬時にテキストデータ化し、フレキシブルなデータ活用が可能。また、基幹システムをAPI連携することで、取り込みの⼿間を削減することができる。
ファイルサーバーをDirectCloudに置き換えDX推進をサポート
「弊社の提供しているダイレクトクラウドは、エクスプローラー上で操作可能なファイルサーバーの使い勝手はそのままに、共同作業・コラボレーション・リモートワークの実現、散らばったファイルをクラウド上で一元管理することによるセキュリティ向上・管理者負担の軽減などを強みに、利用者から高い評価をいただいています。我々は今後もサービス品質の向上に努め、オフィス・ファイルサーバーを中心とした働き方からの脱却をサポートしていきます。場所に捉われない働き方が求められる今、脱ファイルサーバーの妨げとなる諸課題をDirectCloudが解決し、企業のDX推進に貢献していきます」と和田氏は意気込みをみせた。
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