2023年10月10日にWindows Server 2012/2012 R2の延長サポートが終了する。対応策はさまざまだが、有効なアプローチとして多くの企業が検討しているのは「最新サーバー製品への乗り換え(移行)」だ。本記事では、2回にわたり、サーバー乗り換えの最適解を模索していく。第2回となる本稿では、自社に最適な製品をスピーディに導入する方法と、最新のサーバー製品を導入することで得られるメリットについて、法人向けサーバー製品のリーディングカンパニーである日本ヒューレット・パッカード合同会社(HPE)のコメントを交えて解説していく。

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迫るWindows Server 2012/2012 R2の延長サポート終了。サーバー移行における5つのポイントとは

最新サーバーの製品選択事情 ── 先進的な機能を実装し、サーバー運用の課題を解決できるようになっていた

2023年10月10日にWindows Server 2012/2012 R2の延長サポートが終了することで、Windows Serverでシステムを構築・運用している多くの企業が対応を求められている。最新OSへのアップデートやクラウドへの移行など、対策のアプローチは多岐にわたるが、そのなかでもシンプルかつ効果的な一手といえるのが「最新サーバー製品への乗り換え」だ。

前回で解説したとおり、2022年2月にマイナビが実施した「自社サーバー管理に関するアンケート」から見えてきたサーバー製品乗り換えにおける課題は「ビジネス要件に合わせたサイジング・構成」「乗り換えに費やすリソースやコストの削減」「最新サーバー製品の迅速な調達」の3つが挙げられる。

ここまでは一般的なサーバーの製品選択のポイントだが、注目していただきたいのは最新サーバーに実装されている先進的な機能だ。同アンケートでは、既存サーバーのサポート終了を機に「各種アップデートを含む運用の自動化・効率化」や「障害対応・セキュリティ対応の迅速化」を実現し、運用面での課題を解決したい企業が多いこともわかっているが、最新サーバー製品の選択次第では、こうした要件も含めて導入を進めていくことが可能なのだ。

そこで注目したいのが、1990年代から法人向けのサーバー・ストレージ・ネットワークビジネスを展開してきた日本ヒューレット・パッカード合同会社(HPE)が提供する「HPE ProLiant」シリーズだ。本シリーズは、業界のリーディングカンパニーとして先進技術を積極的に取り入れてきたHPEがグローバル市場に投入しているx86サーバーで、豊富なラインナップを展開。先進的な機能を採用しており、搭載されている管理プロセッサ「HPE Integrated Lights-Out(iLO)」はリモート監視・管理を実現するほか、ファームウェアの改竄を防ぐセキュリティ機能「Silicon Root of Trust」も実装。前述したサーバー運用における課題の解決を支援する機能を多数備えている。

  • 豊富なラインナップを揃える「HPE ProLiant」シリーズ

さらにAIを活用したクラウドの運用ツール「HPE InfoSight for Servers」を無償で利用できることも大きな特徴だ。このツールは世界中で稼働している膨大な数のHPEサーバーの情報をクラウド上に収集し、AIで分析することで、HPE ProLiantで稼働しているシステムで起こる障害の予兆を検知してくれる。HPE サーバー製品本部 カテゴリーマネージャーの日野 創氏は、HPE InfoSight for Serversについてこう解説する。

  • AIによるデータ分析を実現した「HPE InfoSight for Servers」

「HPE InfoSight for Serversはクラウドベースで自律型の運用・管理ソリューションです。世界中で運用されているHPEのサーバー製品から情報を収集し、稼働状況や障害の傾向をAIを使って分析。その結果に基づいて管理者にアラートで通知したり、ホットフィックスの情報を出したりといったことを自動的に行ってくれます。HPE ProLiantを購入すると、このツールを無償で利用することができます」(日野氏)

“するための” ではなく “してくれる” 次世代IT監視ツール ── リモート環境からサーバー監視を実現し、自動化で運用負荷を大幅に軽減

日本ヒューレット・パッカード合同会社
サーバー製品本部 カテゴリーマネージャー
日野 創氏

続いて日野氏は、HPE InfoSight for Serversの特徴として「クラウド型監視」「洞察(レコメンド・サジェスチョン)」「トラブル対応工数の削減」の3つを挙げる。

「昨今は働き方改革が推進され、多くの企業でリモートワークが導入されています。インターネット経由でどこからでもサーバーの監視・管理が行えるHPE InfoSight for Serversは、リモートワーク環境での運用効率化を強力に支援します。わかりやすいGUIを採用し、サーバーの状態を容易に確認することが可能で、ステータス、モニタリング、使われているパーツの詳細などサーバーごとの詳細情報も確認することができます」と、日野氏はクラウド経由でサーバーを監視・管理できることのメリットを語る。

また、サーバーの状態が適切な設定になっていない場合には自動で対応をレコメンドし、クリティカルなホットフィックスなどはHPE InfoSight for Servers上から適用することも可能。サーバーの構成やバージョンがコンプライアンスに適合しているかを自動で判別するコンプライアンスチェック機能も搭載されている。

  • わかりやすいGUIダッシュボードによりサーバーの状態が一目で確認できる

HPE プリセールスエンジニアリング統括本部 コンピュート技術部の髙木 嶺氏は、こうした機能がリモートワーク環境でサーバーを管理したいIT管理者から高い評価を得ていると語る。

ついにAIがサーバー運用を変える時代が到来 ── サーバー障害を「発生後の緊急対応」から「予兆からの計画的対応」に変える

日本ヒューレット・パッカード合同会社
プリセールスエンジニアリング統括本部
コンピュート技術部
髙木 嶺氏

「HPE InfoSight for Serversを利用すると、サーバーに障害が起きた、ないしは障害が起きる予兆がある場合、管理者にメールで通知されます。オフィスやデータセンターに行けない状況でもサーバーの状態をリアルタイムで確認できるため、リモートワーク環境でのサーバー運用・管理において大きなメリットがあります。また、これまでは最新ファームウェアが公開されているか、どのような更新内容なのかを手動でチェックし、自社で運用しているサーバーが対象となっているかを確認する必要があったものが、自動でチェックしてワンクリックで適用できるようになります。こうした機能もサーバー管理者から高い評価をいただいています」(髙木氏)

さらにトラブルが発生した際の対応工数を削減できることも、企業のIT管理者に評価されている大きなポイントだ。

「サーバーに障害が発生した際、管理者に自動でメールを送信するだけでなく、HPEのレスポンスセンターに自動通報でケースオープンすることも可能で、HPEのエンジニアが即座に対応してくれます」と日野氏が補足する。

  • サーバー障害を予知したら自動でメール通知が届く

障害対応に工数がかかってしまうというエンドユーザー/販売パートナー企業の悩みを、HPE InfoSight for Serversが解消できると力を込める。

HPE InfoSight for Serversの詳細はこちら
https://h50146.www5.hpe.com/directplusent/server/infosightfor_servers.html

適切なサイジング・構成を支援し、迅速な調達を実現 ── 公式オンラインストアのコールセンターと国内生産が強力にサポート

日本ヒューレット・パッカード合同会社
パートナー営業統括本部
HPE DirectPlus店長
安丸 千暖氏

「各種アップデートを含む運用の自動化・効率化」や「障害対応・セキュリティ対応の迅速化」といったサーバー管理者のニーズに対応できる機能を備えたHPE ProLiantシリーズは、2023年10月のWindows Server 2012/2012 R2延長サポート終了を見据えたサーバー乗り換えにおいて見逃せない選択肢となる。こうして選択したサーバーをどう調達することで「ビジネス要件に合わせたサイジング・構成」や「最新サーバー製品の迅速な調達」の課題が解決できるのだろうか?

そのひとつの回答が、HPEが運営する公式オンラインストア「HPE DirectPlus」だ。HPE パートナー営業統括本部に所属し、HPE DirectPlusの店長を務める安丸 千暖氏は、公式オンラインストアのメリットについて解説する。

「HPE DirectPlusは“メイドインジャパン”の国内生産で、最短5営業日というスピーディな短納期を実現しています。Webサイトから直接購入できるだけでなく、HPEの販売パートナー経由で購入することもできます。また、コールセンターに相談すれば、企業の環境に合わせた構成(カスタマイズ)の支援から見積もりの作成までをサポート。メールやチャットでの問い合わせにも対応します。見積もりから購入までをWebサイトで完結できるほか、オプションの選択やサポートサービスの導入も可能です。さらにお得なキャンペーンも定期的に実施しています」(安丸氏)

  • いつでも手軽に見積を作成でき、最短5営業日というスピード納品も可能だ

構成を自由に選択したフルカスタマイズが可能で、ハードウェアの組み込みやOSのプリインストールにも無償で対応するHPE DirectPlusは、HPE ProLiantの購入先として大きな価値のあるオンラインストアだ。Windows Serverを提供するマイクロソフトとHPEは30年以上に及ぶパートナーシップ関係を構築しており、OSとハードウェアの相性は抜群。HPEの公式オンラインストア「HPE DirectPlus」では、OEM版 Windows Server 2022をサーバー製品とセットで購入することも可能で、プリインストールモデルを選択すれば、無償でOSがインストールされた状態で納品されるため、導入時の工数を大幅に削減できる。

前述したサーバー乗り換えにおける課題である「ビジネス要件に合わせたサイジング・構成」「乗り換えに費やすリソースやコストの削減」「最新サーバー製品の迅速な調達」の解決を強力に支援してくれる。HPE ProLiantシリーズの機能やラインナップはもちろん、HPE InfoSight for Serversの詳細を解説する専用ページも用意されており、検討するうえでさまざまな情報を確認できるのもうれしいポイントだ。

Windows Server 2012/2012 R2の延長サポート終了を機に、サーバーの乗り換えを検討している担当者の方は、ぜひHPEの公式オンラインストアであるHPE DirectPlusにアクセスして情報収集してみてはいかがだろうか。

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  • Microsoft

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