基幹系システムをしっかり構築していても、現場業務についてはExcelやAccessなどで管理している企業は意外に多い。その結果、基幹系システムのデータと現場業務のデータに齟齬が生じ、予実管理や在庫管理などでトラブルが起こる。
そんな問題を解決するための「基幹系システムと連携するサブシステム」をノーコードで開発でき、運用までこなすプラットフォームがグレープシティの「Forguncy」である。
カゴヤ・ジャパン(以下カゴヤ)では、この「Forguncy」をクラウド環境で使える「Forguncyプラン」を提供している。
今回はこの「Forguncyプラン」が、特に中堅・中小企業の課題解決にうってつけであると語る、同サービスのキーマン2人に話を伺った。
ノーコードで業務アプリの開発から運用までサポートする「Forguncy」
ノーコードのWebアプリ開発ツール「Forguncy」を導入いただければ、エンジニアがいなくてもシステムを開発できます。 もちろん、ある程度の知識(Excelの関数やAccessのデータベース管理)は必要になりますが、Excelと同じ感覚で本格的な業務システムを構築できるのが特長です。 |
そんな「Forguncy」をクラウド環境で提供するのが、カゴヤの「Forguncyプラン」だ。
「Forguncyプラン」を導入いただいた場合、開発したアプリはカゴヤのデータセンターで運用されます。 つまり、ネットワーク系のエンジニアが不在でも安心してご利用いただけますし、自社でサーバーを準備する必要もありません。 |
もとより「Forguncy」は、パブリッククラウドでも利用できる。ただしその場合、運用から保守管理はユーザーが担わなければならない。しかし「Forguncyプラン」であれば、カゴヤのデータセンター内に専用サーバーが設置されるので、メンテナンスもカゴヤ任せにできるのだ。
データセンターは、サーバー障害などが起こらないよう対策を施しているのはもちろん、万一の災害時でも短時間で復旧できる体制を整えています。 さらに、「Forguncyプラン」の場合、24時間365日体制で電話サポートを提供しているのもカゴヤならではのメリットです。 |
基幹系システムと現場業務のギャップを解消
「Forguncy」は、オンプレミスの提供でもかなり引き合いが多かったと語る大島氏。その理由として挙げられたのが、現場でよく起きている次のような問題だ。
中堅・中小企業においても、ほとんどの場合、基幹系システムが整備されています。営業部門なら商談や取引先管理、生産部門なら生産管理、管理部門では販売管理といった形です。 ところが、このクラスの企業でありがちなのが、これらの基幹系システムと現場業務間での情報の断絶。たとえば、営業担当が見積をExcelで管理していて、データが基幹系システムとつながっていないケースです。 |
もちろん定期的に基幹系システムに転記されてはいるのでしょうが、それはリアルタイムのデータではありません。しかも、転記の際に入力ミスが発生する恐れもあります。
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現場で管理されるデータは、他にもたくさんある。品質管理、在庫管理、予算管理、予実管理などはいずれも、本来なら基幹系システムとリアルタイムで連携すべきデータだ。
しかし、実態は現場単位で管理されていて、基幹系システムとの連携が取られていないケースが多い。それどころか受発注では、FAXによる紙ベースでのやり取りもまだまだ多いという。
見積を営業担当が個別管理していては、その営業担当以外は顧客からの問い合わせに対応できなくなります。 また、リアルタイムで在庫を管理できていなければ、現場レベルで「在庫あり」と判断したものの、実際には「在庫切れ」となっているため対応できないといったケースも起こり得るのです。 |
これらの課題を抱えたままにしていると、結果的に顧客に迷惑を及ぼしかねない。とはいえエンジニアがいなければ、基幹系システムと連携するサブシステムの構築は簡単にできる作業ではない。
この問題を容易に解決できる点に「Forguncy」のコアバリューがある。
基幹系システム連携のサブシステムの開発が可能
「Forguncy」を使えば、基幹系システムとデータベースで連携するサブシステムを開発できる。つまり見積、品質管理、在庫管理、予実管理など現場業務で発生するデータを、データベースで一元管理するサブシステムを現場で作れてしまうのだ。
開発ツールは、まさにExcel感覚で使えるように工夫しました。画面レイアウトも見慣れたシート形式で、結合や罫線などもExcelと同じ感覚でできます。もちろんこれまで使ってきたExcelファイルを読み込んでの画面作成も可能です。
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Excelの関数を使え、Accessでデータベースの管理を担当してきた人なら、コードを書けなくてもアプリを開発できる。 わざわざ外部のSIerを頼らなくてもよいのは、大きなメリットになるでしょう。 |
中堅・中小企業の課題解決にフィットするサービス「Forguncyプラン」
「Forguncy」の特長をまとめると、次の4点になる。
1.Excel感覚で使える開発ツールである
2.基幹系システムなど、複数のシステムとデータを連携できる
3.多様なレイアウトでデータを表現できる
4.複雑なレイアウトの帳票を出力できる
さらにクラウド環境で使える「Forguncyプラン」なら、近年定着してきたテレワークの業務効率向上も支援する。
たとえば、リモート環境からクラウド上の「Forguncy」で開発したサブシステムに接続すれば、基幹系システムにある最新の在庫データや商品マスターなどのリアルタイム情報を参照しながら、見積書を作成できる。
あるいは在庫引当システムを「Forguncy」で開発し、クラウド上に置いておけば、受発注時の在庫データの自動処理も可能になるだろう。
「Forguncyプラン」がリリースされた背景は、既存の「Forguncy」ユーザーから寄せられていた「オンプレだけでなくクラウドでも活用したい」との声に対応するためだ。
クラウドで使う場合には、オンプレと比較するとイニシャルコストを最小限に抑えられるというコストメリットもある。これを機にカゴヤの「Forguncyプラン」をチェックしてみてはいかがだろうか。
2週間の無償トライアルも実施しているので、事前に自社で活用できるかどうかの確認も可能です。 また、カゴヤは今後もグレープシティ様と共同で、新たなサービス開発に取り組んでいきたいと考えていますのでご期待ください。 |
[PR]提供:カゴヤ・ジャパン