ランサムウェアは、身代金要求型不正プログラムとも呼ばれるマルウェアの一種です。1989年に初めて確認されて以降、現在でもランサムウェアを使った企業相手の攻撃が相次いでいます。この攻撃によって膨大な被害をこうむった企業も少なくありません。この記事ではランサムウェアは何かといった基本から、その具体的な被害内容・被害事例、さらに対策方法まで解説しています。
ランサムウェアとはどんなマルウェアか
ランサムウェアとは感染先コンピューターを暗号化するなどして使えない状態にして、元に戻す代わりに身代金を要求するマルウェア※を指します。ランサムウェアは、身代金を意味する「Ransom」と「Software(ソフトウェア)」を組み合わせた造語です。
※マルウェア
コンピューターに有害な動作を及ぼす不正プログラムの総称です。よく知られるコンピューターウイルスもマルウェアの1つとされます。
仮に企業がランサムウェアによる攻撃を受けた場合、膨大な身代金を要求されることもあります。ランサムウェアの被害は日本を含め世界中に広がっており、決して他人ごとではありません。情報処理推進機構(「IPA」)は、組織向け「情報セキュリティ10大脅威 2021」※の1位に「ランサムウェアによる被害」を選びました。
※参照元:https://www.ipa.go.jp/security/vuln/10threats2021.html
ランサムウェアの新しい傾向
コンピューターを復旧させるのを条件に身代金を請求するのが、従来のランサムウェアにみられる特徴でした。しかし昨今ではランサムウェアの新しい傾向があり、さらに注意が必要です。ここではランサムウェアの新しい傾向である「暴露型」「破壊型」について紹介します。
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