デジタルトランスフォーメーション(DX)を成功させるためには、アプリケーションを迅速に開発し、目まぐるしく移り変わるビジネスのニーズに対応していく必要があります。とはいえ、少子高齢化による就労人口の減少が社会問題化している現在、高度なプログラミングスキルを持つエンジニアを確保するのは非常に困難なミッションです。そこで近年では、できる限りソースコードを書かずに迅速なアプリ開発を行う「ローコード開発」の手法がトレンドとなってきています。
こうした状況のなか、ローコード開発プラットフォーム「Claris FileMaker」を用いて作成したカスタムAppのコンテスト「FileMaker選手権 2021」が開催されています。2つの部門が用意され、開発の現場で活躍しているエンジニアからアプリ開発に興味のある未経験者まで、幅広い層からの作品を募集。エントリー期間は10月13日までとなっており、今からでも十分に間に合います。ITエンジニアとしてのスキルを試してみたい方も新しい事にチャレンジしたい方も、応募してみてはいかがでしょうか?
FileMaker選手権 2021
応募締め切りは2021年10月13日!
募集テーマに制約なし、サンプルAppをカスタマイズした作品でも応募が可能
アプリ開発やシステム開発のエンジニアを目指す人にとって見逃せないコンテストといえるFileMaker選手権。2020年には、6年ぶりとなる「FileMaker選手権 2020」が開催され、前回(2014年開催)を上回る54作品の応募がありました。
ローコード開発ツールであるFileMakerを利用すると、最低限のソースコードでiPhone/iPadで動作する業務アプリケーションを開発することができます。柔軟な発想や創意工夫さえあれば、高度なアプリ開発スキルがなくてもビジネス課題を解決できるアプリを作り出すことが可能。エンジニアとしてレベルアップを図りたい人はもちろん、これからアプリ開発に携わりたい人にとっても極めて有効なツールといえます。その意味で、FileMaker選手権はアプリ開発者にとっての登竜門といえるでしょう。
そして、FileMaker選手権 2020に続き、現在、2年連続となる「FileMaker選手権 2021」が開催されています。応募は2021年10月13日まで。これまでと同様、自由度の高いコンテストとなっており、募集テーマに制約はありません。「FileMaker Pro 19」で作成し、実行アプリ「FileMaker Go 19」で動作する未発表の作品であればOK(1人最大2作品まで)。顧客管理や営業管理、商品管理、電子カタログ、プロジェクト管理、アンケート、教育、医療など、あらゆる分野のカスタムAppで応募できます。
今回のコンテストのテーマは「つくる人の力になる」です。FileMaker の開発元である Claris は、「ものづくりに対する好きな気持ちを仕事にしたい」「自信の持てるスキルを身につけたい」「自らの手で職場の課題を解決したい」といった気持ちを持つ人の背中を押せるようなコンテストになれば良い、と語ります。FileMaker を通して、まず実際に作ってみて“やってみればできる!”という成功体験をしてもらい、さらに「ほかの作品を見て、新しい技術やコンセプトを見ることで新しい学びを得てくれたら嬉しい」と、本コンテストに期待を寄せています。
また、前回のコンテストでは「エンジニア経験者部門」と「開発未経験者部門」の2部門で作品を募集していましたが、今回は「オリジナル部門」と「テンプレート部門」の2つが用意されています。
前者はイチから作成したオリジナルのアプリ(もちろんテーマは自由)、後者はClarisが提供するFileMaker のサンプルAppをベースにカスタマイズした作品を募集。サンプルAppは、医療/福祉/流通/小売/放送/出版/印刷/教育/研究/情報/通信など、あらゆる業種・職種のものが用意されており、「応募してみたいが作品のテーマが見つからない」「作品をイチから作り上げるにはハードルが高い」と考えている初心者・未経験者でも参加しやすくなっています。テンプレート部門ならば、エントリー期間ギリギリでも創意工夫を凝らした作品を作り出せるはずです。
アプリ開発の過程を通じ、思い通りのアプリを作り上げる「楽しさ」を知ってもらいたい
前述したとおり、応募の締め切りは10月13日となっており、その後は審査員による厳正な審査を経て11月に受賞作品が発表される予定です。審査員には、機長として航空機の操縦桿を握る傍ら、飛行訓練インストラクターとしてFileMakerを利用した自社のパイロット訓練プログラムの開発・運用に携わる日本航空(JAL)の松田 剛氏や、ホリプロのガールズユニット・821(ハニー)のメンバーであるタレントの米倉 れいあ氏など、さまざまな業界で活躍している方々をセレクト。多様な視点から作品をチェックしていきます。
審査のポイントとしては「デザイン」(使いやすく見やすいデザインになっているか)、「技術正確性」(エラーが起きないか)、「機能多様性」(課題解決のための機能は揃っているか)、「創意工夫」(新しい発想かどうか)、「新技術の利用」(新しい技術を取り入れているか)の5つがあげられています。とはいえ、単に各ポイントを意識するのではなく、自分自身が「こういうアプリが欲しかった!」と感じる自由な発想やアイデアを形にした作品にしてくことが重要。作品を開発する過程を通して「いいな」と思うものを作り上げていく楽しさを知ってもらうことが、本コンテストが目指しているところです。
応募締め切りは10月13日、超高速開発の「腕試し」としてチャレンジしてほしい
Clarisは、今回のFileMaker選手権 2021で作品の応募を考えている人に向けて次のようなメッセージを送っています。
「大切なのは、実際に手を動かしてみることです。その勇気ある一歩を踏み出すことで、アプリ開発の楽しさや、その魅力に気づくことができるはずです。ぜひアプリ開発に挑戦してFileMaker 選手権に応募してください!」
応募の締め切りは近づいていますが、ローコード開発ツールであるFileMakerを使ったコンテストでは、短期間開発はある意味、“腕の見せどころ”です。オリジナル部門の最優秀賞となるGolden App賞では最新の「MacBook Pro 13インチ」が贈呈されるなど、入賞作品への賞品も充実しており、エンジニアの腕試しの場としても好適。未経験者にとっては、アプリ開発への第一歩を踏み出せること自体が、かけがえのない報酬となるでしょう。
FileMaker Pro 19を持っていない場合は、Claris 公式サイトから45日間の無料評価版をダウンロードして利用することも可能。自身のアイデアを反映したカスタムAppを作り、ぜひコンテストに応募してみてください。
FileMaker選手権 2021
応募締め切りは2021年10月13日!
[PR]提供:FileMaker選手権 2021事務局