他社の情シスはどうしてる? リアルな事例が聞ける「IIJ Interactive Meeting」

株式会社インターネットイニシアティブ(以下、IIJ)が主催する「IIJ Interactive Meeting」は、情報システム部門に所属する方を対象にした少人数のオンライン座談会。2021年2月から定期的に開催されており、他社のリアルな事例や業務の悩みをカジュアルに聞ける、情シス担当者間の情報交換の場として注目を集めている。その第5回が、2021年9月24日(金)に開催される予定だ。現在参加者の申し込みを受け付けている。「座談会の雰囲気を知りたい」という方に向けて、本稿では第1回目のレポートを一部抜粋してお届けしよう。

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第1回のテーマは情シス担当者なら誰もが気になる「リモートアクセス」と「情シス内部の教育」

  • 「IIJ Interactive Meeting」第一回目の様子

IIJ参加者

IIJ 情シス
関 一夫 さん
IIJグループの社内ITインフラを統括
進行役
向平 友治 さん
IIJでマーケティングを担当

リモートワークに関するあれこれ

───コロナ対応で、リモートワーク環境の整備や見直しをされた方も多かったと思います。

Aさん(消費者サービス業)
皆さんはリモートワークのネットワークとして、やはりVPN前提で考えましたか? それとも、このタイミングでネットワークの構成や考え方を変更することから検討しましたか? 例えばゼロトラストとか。
IIJ 関さん
IIJではこれまでもリモートアクセスVPNで社内へ接続する構成でした。コロナ対応でも、基本的にはVPNでのアクセスを踏襲しています。VPNはIIJがお客様向けに提供している「IIJフレックスモビリティサービス」を自社でも利用しています。
あとは色々とクラウドサービスも利用しているんですが、基本的には直接インターネットからアクセスする構成にしています。ゼロトラストは今後の検討課題ですね。
Dさん(広告・情報通信サービス業)
弊社はゼロトラスト化を検討中で、色々と機器を検証したりしています。今回思ったのが、VPNの拡張も限界があるな、と。ちなみに皆さん、リモートワークで働く場所は自宅に限定されてますか?
Aさん(消費者サービス業)
自宅限定ですね。
Gさん(建設業)
弊社も自宅限定です。制度の名称もリモートワークではなくて「在宅勤務」となってます(笑)。もともとオリンピックに間に合うように制度設計もするつもりだったんですが、前倒しになったので暫定対応の部分も残っていますが。
Dさん(広告・情報通信サービス業)
コロナが明けたら、皆さん以前のように出社されるんですか?
Cさん(建設業)
弊社はオフィススペースを物理的に削減したので、コロナが明けてもリモートワークがメインになると思いますね。
Fさん(法人サービス業)
弊社もそうですね。経営側も出社したくないって言ってます(笑)。
Aさん(消費者サービス業)
そのあたりって、今後のIT投資に影響しますよね。これまでのように境界型の構成に投資するのか、ゼロトラスト的な考え方に路線を変更するのか。よく検討したいですね。

───リモートワークに使用する端末の管理はどうされていますか?

Gさん(建設業)
今回、コロナ対応でノートPCを多く社員に配ったんですが、社員のリテラシーが低めなので(笑)端末を落としたり紛失したりも心配で。
Bさん(食品業)
弊社は資産管理ツールを必ず入れるポリシーなので、それで管理しています。
Gさん(建設業)
コロナで減ってはいると思うんですが、飲みに行った時にPCを紛失したりが心配なんですよね。リモートワイプなども考えたいんですが、今回は緊急対応だったこともあり追いついていなくて。
Eさん(法人サービス業)
弊社はディスク暗号化して、紛失した際でも情報漏洩がないようにしてますね。
Aさん(消費者サービス業)
「落としても大丈夫」ってどこまでやればいいのか悩みますよね。弊社の場合も暗号化と、万が一の時は社内リソースにアクセスする際に認証できないようにすることで対応してますが。
Dさん(広告・情報通信サービス業)
弊社はSIM付端末でリモートワイプする方法を検証しています。ただワイプの成功率も低いらしいんですよね。スマホなんかもそうですが、SIM付の端末って拾われた時すぐにSIMを抜かれるらしいんですよ。
全員
なるほどー
IIJ 関さん
弊社もSIM付端末を検証したものの、ドライバーの問題なのか、Windows Update後にうまく動作しなくなったりしたことがありましたね。

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情シス内部の教育について

───情シス内での教育やスキルの共有はどうされていますか?

IIJ 関さん
IIJの場合は情シス内をネットワーク、サーバ、アプリケーションでチーム分けしています。例えばネットワークなら、主にCiscoの機器に触れることが多いんですが、本番環境に近い環境を構築して実機を触ることをメインに教育というかスキルトランスファーしてますね。基本的には内部教育です。
IIJ 向平さん
部門内の新卒、中途の割合はどんな感じですか?
IIJ 関さん
新卒からの社員が多めで、中途は少ないですね。加えてパートナー企業の方もいて、人数比としては半々ぐらいですね。
Dさん(広告・情報通信サービス業)
教育は弊社でも課題です。コロナになってリモートワーク主体ですが、教育面ではやはり物理的な接触の方がよいですよね。なにか便利なツールや、既存ツールの便利な使い方はないでしょうか?
Cさん(建設業)
うちもまさにそうなんですよね。新しく入ってきた社員には分散出社してもらって、教育の機会を作ってます。
IIJ 向平さん
例えばチャットツールで「雑談ルーム」を作って、話しかけやすい雰囲気を作っている事例を聞いたことがありますね。
Aさん(消費者サービス業)
ただチャットでも話しかけにくいという話も聞きますね。私はマネージャーの立場として、なるべく自分から話しかけるようにはしてますね。困ってることはない?という感じで。
IIJ 向平さん
スバラシイ。上司の方がそうしてくれると、スタッフの皆さんはやりやすいでしょうね。

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現在、第5回の参加者募集中!

「IIJ Interactive Meeting」は少人数の新しいスタイルのオンラインセミナーだ。他社の事例を知れるだけでなく、会話の流れに合わせてカジュアルに質問できるのがこの座談会の大きな魅力。自社の情シス部門の対応は正解なのか、他社ではどのような対応をしているのかなど、情シス担当者が抱える悩みの解決につながるはずだ。

現在参加者を募集している第5回目は、前半でゲスト企業の株式会社アクティオホールディングスによる「CIOが自ら語るERPクラウド化事例」の発表となり、成功ポイントだけでなく・苦労した点や失敗した点を含めた“リアル”な事例を聞くことができる。その後にIIJが独自に行なった「情シス実態調査」の結果を紹介。平均残業時間から年収分布まで、こちらも情シスの”リアル”な実態を知れる。後半の約60分はゲスト企業や参加企業への質問や意見交換が行えるメインパートだ。他社の事例を聞いて視野を広げたいと考えている情シス担当者は、ぜひ申し込んで座談会に参加していただきたい。

「IIJ Interactive Meeting」開催概要

  • 開催日時: 2021年9月24日(金)15:00~17:00
  • 開催形式: Zoomを使ったオンライン会議形式
  • 参加人数: 最大10名 ※応募者多数の場合は抽選
  • 申込締切: 2021年9月17日(金)16:00まで

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[PR]提供:インターネットイニシアティブ