生徒が1人1台の学習用端末を使うための校内ネットワークの構築に、フルノシステムズの無線LAN「ACERA(アセラ)」が選ばれた。近畿大学附属豊岡高等学校・中学校(兵庫県豊岡市)は、Google の教育向けプラットフォーム「 G Suite for Education 」と学習用端末「 Chromebook 」を用いた学習環境を整備し、それらを校内で運用するための通信基盤として、合計60台以上のACERAと、それらを集中管理するための無線ネットワーク管理システム「UNIFAS」を導入した。
近大豊岡は2015年にICT導入の検討に入り、2016年度に「ICT環境整備プロジェクト」を発足。その後、約2年間にわたる準備を経て、2018年4月より教育プラットフォーム「 G Suite for Education 」の本格運用を開始した。同校では、“何のためにICT教育を実施するのか”という目的意識を持ち、ICT教育による生徒たちへの新しい学びの提供を目指した。生徒一人ひとりの可能性を最大限に伸ばすための手段として、生徒たちがICTのスキルと情報社会に対するリテラシーを身に着けることができるよう、各生徒が学習用端末「 Chromebook 」を1台ずつ所持して学習できる環境の整備に着手した。
2019年8月に無線LANアクセスポイントの設置増設を完了し、同年10月より生徒が1人1台 Chromebook を所持し使用できる環境を構築した。教室で生徒たちが一斉にネットワークに接続する状況下において、多台数の端末を同時安定接続する性能をもつACERAを採用した。生徒たちが学習する各教室や体育館に加え、生活の場である寮にもACERAを設置し、校内全体のネットワーク環境を整えている。
■ ICTの導入でオンライン授業のスムーズな実施が可能に
生徒用の学習用端末として Chromebook を導入し、教員の授業用PCは持ち運びがしやすいiPadを採用した。G Suite for Education はあらゆるOSで運用できる特徴を生かし、各教員はそれぞれWindows PCやiPadを使用している。生徒と教員をつなぐ情報プラットフォームである G Suite for Education を介して、生徒の Chromebook と教員のWindows PC、iPadはつながっている。
ICT教育を実施する仕組みやネットワーク環境があらかじめ準備していたことで、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため生徒が登校できなかった期間中のオンライン授業をスムーズに実施することができた。
■ 教育機関におけるICTを活用した授業の普及促進に無線LANで貢献
文部科学省が主導するGIGAスクール構想の取り組みにより、教育ICTは全国的に普及促進している状況にある。また、新型コロナウイルス感染症予防の観点からオンライン授業を実施する機会も増えている。フルノシステムズは、利用価値の高い無線LANソリューションを提供することで、これからも教育機関における快適なネットワーク環境の構築に貢献していく方針だ。
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