通信技術やデータ活用が発達するにつれて、PCの利用シーンがますます広がっている。昨今のテレワークへのニーズからもわかる通り、ビジネスにおけるPCの活躍の場はオフィスだけに留まらず、いまや幅広い環境においても快適に使える端末が求められている。
デル・テクノロジーズは、さまざまな状況下、環境下で利用できるPCや周辺機器を提供。ビジネス向けPCブランド「Latitude」において多様なバリエーションを揃えるとともに、周辺機器によるエコシステムを提案し、多くのビジネスニーズに対応している。
唯一のデタッチャブルPC「Latitude7210 2-in-1」は耐久性に注目
その中の「Latitude 7210 2-in-1」は、Latitudeのラインアップで唯一キーボードが取り外せるデタッチャブルPCであり、唯一の12.3インチ液晶モデルとなる。プレミアムラインに位置付けられており、それだけに高いレベルで耐久性と利便性の両立を実現している。
その耐久性からチェックしてみると「Latitude 7210 2-in-1」は米国防省の調達規格である「MIL-STD-810G」に準拠。高熱への耐性、ひねり/回転テスト、動作サイクルテスト、衝撃・振動テスト、ヒンジテスト、キー&ボタン押下テスト、自由落下テスト、キーボードの防滴テストなど、15の項目をパスしている。
ビジネス現場においてさまざまな場所へPCを持ち運んだり、作業したりすることを考えると、ここまで信頼性が高い端末なら心強いだろう。多少の衝撃や落下、水こぼれなどではビクともせず、長期間にわたって安心して利用できる。
また、ディスプレイにCorning社の最先端ガラス技術「Gorilla Glass DX」 を採用していることも大きなトピックといえる。Gorilla Glass 5と比べ、引っかき耐性が約15倍、ひび割れ耐性が約2倍に向上。さらに光の反射も最大9%削減してくれるため、屋外の明るい場所でも作業しやすい。
しかも「Latitude 7210 2-in-1」は引き取り修理ではなく、オンサイト(出張)による保守・修理にデフォルトで対応している。ハードディスクやバッテリといった主要コンポーネントをオンサイト等で交換可能なので、障害が発生した場合にダウンタイムを最小限に抑えられる。こうした点もビジネスユーザーにとっては、いざというときに非常に助かるはずだ。
現場での使いやすさを追求したデザイン
使いやすさの追求は、Latitudeシリーズの真骨頂といえる。デタッチャブル型ながらもキーボードのマテリアルにはアルミニウムを採用し、剛健性とデザイン性を両立。しっかりしたクリック感のあるキーボードは、通常のノートPCと比較しても何らそん色がない。オプションとはなるが、Windows Ink対応のアクティブペン「Premium Active Pen PN579X」も利用可能だ。
本体との接続部にはマグネットが内蔵されており、位置合わせやドッキングの手間なくキーボードの着脱が可能。マグネットはキーボード上部にも内蔵されており、これによってキーボードを傾斜させる際のセッティングも行える。主にキーボード利用時に開閉することとなるキックスタンドは、開けば自動的に電源がオンになる。
スペック面でも抜かりはない。CPUにはインテルの第10世代Core i5/i7を選択できるほか、DDR4メモリは 最大16GB搭載可能。ストレージには標準でNVMe SSDを搭載しており、高速な処理とアクセス速度を実現している。
インターフェースには、ThunderboltベースのType-Cポートを搭載。さらに最大1.0Gbpsに対応したワイヤレスWANをオプションで利用できるため、コネクティビティも高い。セキュリティに万全を期したいのであれば、スマートカードリーダーや指紋認証リーダーなどもオプションで利用できる。
AIがユーザーの使い方を学習する「Dell Optimizer」
こういったハードウェアスペックをさらに活かすのが、人工知能ソフトウェア「Dell Optimizer」だ。AIがユーザーの行動を学習しPCを最適化することで、PCの能力を引き上げてくれる。
具体的な機能は4つある。1つ目はアプリの使用状況を学習し、軽快なパフォーマンスを実現する「ExpressResponse」。2つ目はPC近接センサー、IRセンサー、Windows Helloを使用し、素早いログインと高いセキュリティを実現する「ExpressSign-in」。3つ目は毎日の充電習慣を学習し、バッテリを最適化する「ExpressCharge」。4つ目は音声入出力の音量やバックグラウンドノイズを調整し、快適な電話会議を実現する「Intelligent Audio」だ。
使えば使うほどパーソナライズ化が進み、ユーザーに合った環境を構築してくれる「Dell Optimizer」は、長く使用するほど動作が重くなりがちなPCを快適に活用するのに欠かせない存在になるだろう。
「Latitude7210 2-in-1」の堅牢性や可搬性を向上させるアクセサリー
「Latitude7210 2-in-1」にはさまざまな周辺機器が用意されているが、多様なビジネスシーンで欠かせないのが、堅牢性や可搬性を向上させるケースやハンドル、ショルダーベルトといったアクセサリーである。
「Latitude 7210/7200 2-in-1用Dellビジネス グレード ケース」は、四隅に緩衝材としてTPU素材を用いたポリカーボネート製の専用ケースだ。キックスタンド部分が切り抜かれており、そのまま立てかけたり、キーボードとドッキングしたりすることが可能。タッチペンホルダーやハンドストラップ、ショルダーベルトも備えている。
より過酷な環境に耐える「Latitude Rugged シリーズ」
「Latitude7210 2-in-1」でも耐えられないような過酷な環境でデタッチャブルPCを運用する必要があるならば、デル・テクノロジーズの「Latitude Rugged」というシリーズが選択肢に入ってくる。
Latitude Ruggedシリーズは、激しい落下や衝撃、振動に耐えうる堅牢性、低温高温での安定稼働、湿気や水、ホコリに耐える防滴・防水・防塵性、そして上位モデルでは火災や爆発が起こり得る環境でも利用できる防爆性を備えた特別なシリーズだ。
「Latitude 7220 Rugged Extremeタブレット」では、米国防省の調達規格である「MIL-STD-810G」に準拠しているうえ、IPー65準拠の防水・防塵性能を備える。さらに「Latitude 7220EX Rugged Extremeタブレット」では、爆発性雰囲気下でも使用できるATEX、IECEx認証を取得済み。過酷な作業環境にも耐えられるプロフェッショナル向けシリーズとなっている。
屋外や特殊環境での利用が想定されているため1000nitの視認しやすい高輝度ディスプレイを搭載。また、手袋を着用していても利用できるタッチパネルが搭載されている。さらに、17時間持続可能なホットスワップバッテリーを2基内蔵し、長時間での運用が行える。インターフェースにはUSB Type-Cなどの最新端子に加え、業務環境下での使用を想定したシリアルポートも搭載している。
選べるアクセサリーもやはり特殊な環境を想定したもので、可搬性を向上させるキックスタンドやショルダーベルトなどが用意されている。
「Latitude Rugged シリーズ」の活用シーンとは?
このLatitude Ruggedシリーズは、「Latitude 7210 2-in-1」と比べるとかなり大振りで重く、一般的に見れば扱いやすいモデルとはいえなかもしれない。では、どのような環境で採用されているのだろうか。実際に導入されている現場をいくつかご紹介しよう。
- 水野産業株式会社における倉庫業務のIoT化。フォークリフトに取り付けるため、強い振動に耐えられるLatitude Ruggedが採用された。
- 株式会社日本海洋科学が提供する操船支援システムをタンカー・LNG船で利用。グローバルサポートとタブレットでの防爆・防水の対応が導入の決め手となった。
- 株式会社フリゴにおける冷凍倉庫業務のIoT化。-29度までの環境に対応し、内部防水仕様のため結露環境でも動作することから、Ruggedが選ばれている。
DXを後押しするLatitude 2-in-1
コロナ禍によって新しい生活様式が始まるとともに、ビジネスのあり方も大きな変革を見せている。今後、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)はより加速していき、現場の業務の在り方をも変えていくだろう。デル・テクノロジーズが提供する頑丈なソリューション群は、そんな現場のDXを実現するための一助となるはずだ。
[PR]提供:デル・テクノロジーズ