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GIGAスクールの基本はG Suite for Education+Chromebook!

  • GIGAスクール

教育現場でIT活用が進められる中で、Googleはひときわ存在感を放っている。というのもPC端末「Chromebook」に「G Suite for Education」を搭載した組み合わせが教育現場の事情にマッチしており、米国でも非常に多くの導入実績を誇っているのだ。G Suite for Educationは、グループウェアサービスG Suiteに学校向けツール「Classroom」を盛り込んだソリューションで、基本的にすべての機能を無償で利用できるのが特徴だ。

管理者はG Suite for Educationの設定画面から端末の遠隔制御が行えるため、未成熟な子供たちに持たせるのに最適な端末といえる。また、低価格で購入できるため、これからの学校教育のスタンダード「生徒1人1台」の環境を整えるにはうってつけだ。

安価なことや、管理性に長けていることから学校側だけでなく保護者もメリットを感じやすく、GIGAスクール構想の実現においてChromebookは特に注目を集めているが、Googleのハードウェアはそれだけではない。

「Jamboard」と「Chromecast」で大型ディスプレイを授業に活用!

  • Jamboard

教育現場への導入を特に勧めたいのは、クラウド対応電子ホワイトボード「Google Jamboard」だ。活用例としては、ふだんホワイトボードを使うようにディスプレイにペンで書き込みながら、その画面を授業に参加する生徒の端末にも共有するといった方法が挙げられる。

固有のG Suite for Educationアカウントを持つJamboardは、共有ドライブに保存した教材やWebページへのアクセス、授業中に書き込みを行った教材の上書き保存や、生徒へのデータ共有もスムーズに行える。

在宅でのオンライン授業に利用できるのはもちろん、複数教室を横断して同一授業を行うことも可能だ。また生徒が端末からJamboardに画面を共有のうえ発表したり、グループ学習時に各自の端末とJamboardを接続し、共同作業を行うなどアクティブラーニングでも活用できる。コロナ禍への対応に役立つのはもちろん、通常時の授業でも活躍してくれるはずだ。

また、Jamboardを配備しきれていない教室はChromecastを導入するのがお勧めだ。一般的なテレビやディスプレイにChromecastを接続することで、教員の持つChromebookだけでなくWindows端末からも画面を配信できるようになる。遠隔でディスプレイ操作が可能なため、授業中に生徒たちの間を周りながら授業を行える。

リアルタイムの遠隔授業を快適にする「Meetハードウェアキット」

  • Google Meet ハードウェアキット

ビデオ会議ツール「Google Meet」を利用した遠隔授業では、高性能なスピーカーとマイク、カメラを制御端末と組み合わせた「Meetハードウェアキット」もお勧めしたい。

制御端末に固有のG Suite for Educationアカウントを持たせることで会議へのスムーズな参加を実現するだけでなく、音声・映像面での環境向上も狙える。録画授業ならば撮影後に音声・映像が乱れていないか確認できるが、リアルタイム授業ではそれが難しいため、クオリティが担保されている専用機材を揃えてしまうのが得策だろう。

カメラやマイクを個別に買うよりも、セットで使うことを前提としたキットの方が設置・設定も容易だ。よりよい映像と音声で、高品質な授業を提供できるのはもちろん、ハードウェアセッティングが教員の負担になることなく環境を整えられる。

Withコロナ時代に活きるG Suite for Education+Googleハードウェア群

コロナ禍における教育現場では、緊急対応として座学のカリキュラムをオンラインに移行することからスタートさせたが、今後のWithコロナ時代では実技授業やグループ学習などのアクティブラーニングの領域でも、感染リスクを避けながらカリキュラムを進めるための工夫が求められる。授業だけではなく、保護者会や授業参観といった行事の開催方法も見直しが必要だ。現在、Googleは有料ユーザー向けに用意されたMeetの機能を、無料ユーザーにも解放している。上手く活用すれば、授業参観をオンラインで開催し、保護者は自宅や職場から参加したり、遠隔で保護者会を行うなど新しいアプローチに使えるかもしれない。

コロナ禍への対応を今後もしばらく続けることを想定したときに、一時的な利用を前提に手持ちのものや緊急で揃えた機材を組み合わせて、機能不足を我慢しながらしのぐのではなく、先々を見据えた環境整備にも目を向けてほしい。

G Suite for Educationと組み合わせて利用することを前提に用意されたGoogleのハードウェア群は、どれも導入が容易であり、設定や管理も行いやすい。そして、導入にあたって不安がある場合は、これまで多くの企業や教育機関に向けG Suiteの導入を手がけてきたサテライトオフィスが全面的にサポートしてくれるので、ぜひご相談いただきたい。

監修:原口 豊(はらぐち・ゆたか)

大手証券会社システム部に在籍後、1998年、サテライトオフィス(旧ベイテックシステムズ)を設立。2008年、いち早くクラウドコンピューティングの可能性に注目し、サービスの提供を開始。G Suite(旧Google Apps)の導入やアドオンの提供で、これまで実績4万社以上。「サテライトオフィス」ブランドでクラウドサービスの普及に尽力している。

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