日本市場でも強みを発揮する、世界最高成長率のクラウドベンダー
テクノロジーを使ってインターネットユーザーの生活向上に寄与することを自らの使命として掲げるTencent。日々、世界中の何億もの人々が、同社の統合されたプラットフォームでコミュニケーションを行いながら、経験を共有し、情報を集め、エンターテインメントを楽しんでいる。1998年に中国深センで設立されたTencentは、2004年に香港証券取引所に上場し、現在は香港ハンセン株価指数の構成銘柄の一つとなっている。
調査会社ガートナーが発表するマジック・クアドラントの最新版では、クラウドベンダーのグローバルTOP5のうち、Tencentを最も成長率が高いクラウドサービス企業と位置づけている。
そして2011年11月には、Tencent Japanを設立。日本市場への本格進出を果した後、ライブ配信、ゲーム業界、製造業など、幅広いニーズに応えるサービスを展開してきている。
Tencent Cloud北東アジアManaging Directorの趙剣南氏は、「日本市場でのサービス提供を開始してまだ1年と少しですが、既に大手企業をはじめ数多くの日本のお客様に、我々のソシューリョン/サービスをご利用いただいております」と話す。
国内でのパートナーシップにも注力しており、様々なパートナーとともに、数多くの日系企業にソリューション/サービスを提供している。
強みを生かして国内でも幅広いクラウドサービス展開
そんなTencentが展開する多岐にわたるクラウドサービスの総称が「Tencent Cloud」である。Tencent Cloudは、高性能なテクノロジーを用いて、ビジネス用に最適化された ソリューションの構築と拡大をサポートするものだ。IaaS、PaaS、SaaSを網羅しており、サービス領域も、各種コンピューティングからストレージ、データーベース、セキュリティー、CDN、ネットワークの高速化、ゲーム内マルチメディア、セキュリティーサポートなどと非常に幅広い。
さらに、200以上も用意されているプロダクトには、ライブブロードキャスト・プラットフォーム上でのライブビデオ放送(LVB)サービスをはじめとして、リアルタイム音声ビデオ通信サービス、リアルタイムメッセージングサービス、ゲームメディアエンジ(GME)などを代表するTencentらしいものも数多く存在している。
「我々はもともとソーシャルメディア企業として創業し、ゲーム企業としても発展してきたことから、ゲーム等のコンテンツについては強力なエコシステムを構築しております。ゲーム業界向けのソリューションやエンターテインメント系のソリューションなど、自社で開発したサービスを20年以上にわたって細部まで検証しながら提供しきていますので、その中身には自信をもっています。国内においても、大人気のPUPGをはじめとするゲーム領域を中心に、これまでに非常に豊富な実績を築いてきています」
“美顔”機能などが、ライブ配信のインフルエンサーから圧倒的な支持
Tencentの強みの1つが、ライブ配信サービスに関するグローバルでの豊富な実績と技術、ユーザー数を誇るところだ。中国国内では若い世代を中心に圧倒的な人気を誇るオンラインエンターテインメント配信サイト「bilibili」をはじめとして、人気の高いライブ配信アプリについてもその多くがTencent Cloudのプラットフォームを採用している。
こうした多くの人気配信サービス/アプリでTencent Cloudが選ばれる人気のヒミツの1つが、LVB(ライブ配信ソリューション)やTRTC(リアルタイム・オーディオ・ビデオ・サービス)などに内蔵されている豊富な機能だ。例えば、その1つ美顔SDKは、配信者等の肌をより綺麗に写すことができるフィルターであり、インフルエンサーなどから圧倒的に支持されている。
趙剣南氏は言う。「いま中国では、多くの人からの支持を集めるインフルエンサーのライブ配信を通じて製品やサービスを売るビジネスが主流となっています。そのため美顔SDKのような機能は、配信者からとても熱心に利用されています。日本もこれからはライブ配信の時代へと突入していくことでしょう。そこで我々としても、パートナーと連携しながら、日本でのライブ配信事業に注力してサービスを提供していきたいですね」
既にある国内の大手ライブ配信プラットフォーム企業と交渉を進めていると言い、その実現の日はそう遠くないようだ。
日系企業の中国進出支援サービスも
趙剣南氏は、日本市場におけるビジネスについて次のような見解を示す。
「日本市場でTencent Cloudの事業を本格展開してから一年少し経ちますが、この間には新型コロナウイルスの影響もあって、ライブやスポーツなど様々なイベントがオンラインに移行することになりました。そのためライブ配信プラットフォームとして強みを持つ当社のソリューションの引き合いも急激に増えています。さらに、イベントに限らず、打ち合わせや面接などもオンラインのニーズが高まっており、我々としてもそうした様々なデジタル化の動きに応えられるよう、今後も積極的に取り組んでいきます」
YouTubeが使えない中国国内に向けたイベント配信や、中国企業の顧客とのオンライン打ち合わせなど、グローバル展開を狙う日系企業からのニーズも高まっているという。
国内事業の今年の売上は、昨年比で実に3倍以上と急成長を記録する見込みだ。そうした勢いを受けて、日系企業の中国進出を支援するサービスも、国内大手SIerなどと連携して近く立ち上げる予定だという。その一方で、既に中国国内でビジネスを展開している企業に向けた支援サービスも開始しており、こちらは中国のパートナーとも連携して進められている。
「常にイノベーションに投資し、パートナーとの心地よい協力環境を築き、ユーザーに寄り添いながら、インターネットの更なる可能性を追求していくというのが我々の理念です。今後も日本への投資拡大をしつつ、より多くの日系企業のお役に立てるようなサービスを提供していきたいと考えています」と、趙剣南氏は力強く語った。
Tencent Japan
http://tencentjapan.com/
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