いまやオフィスを中心とした働き方は変革を余儀なくされ、テレワークを見据えた作業環境の構築が求められている。モバイルノートPCを社員に配布すれば、いつでもどこでも働ける環境が整ったように思えるが、それだけでオフィスにいるのと同等の生産性を担保できるのだろうか? ここではデルのビジネスノート「Latitude 7210」「Latitude 7310」と、さまざまな周辺機器を実際に活用し、多様な働き方を実現するには何が求められるかを探っていく。
業務環境の“コア”となるプレミアムノート「Latitude 7000」シリーズ
テレワーク時代の業務環境で使用するノートPCは、モビリティ、ユーザビリティ、セキュリティが求められる。ユーザーニーズに合わせて革新的なPCを開発してきたデルのビジネス向けPCブランド「Latitude」は、こうした要件を満たした製品に仕上がっている。今回はプレミアムラインの「7000」シリーズを取り上げ、中でもデタッチャブル型2-in-1の「Latitude 7210」と、ノートタイプの「Latitude 7310」の使い勝手を見ていこう。
●デタッチャブル型の2-in-1ノートPC「Latitude 7210」
電車での移動中にさっと取り出してメールを確認したり、資料を読み返したり……そんなアクティブな使い方をノートPCに求めるなら、デタッチャブル型の12インチ2-in-1ノート「Latitude 7210」が好適といえる。
キーボードを取り外すことができるため、重量約850gの軽量タブレットPCとして活用できるほか、アクティブペンを使った操作にも対応する。屋外のフィールドワークや工場・店舗内で使うタブレット端末としても活用できるはずだ。ディスプレイ部には超高強度のGorilla Glass DXを先駆けて採用するなど、堅牢性も高い。
特筆したいのは着脱式のキーボードだ。こうしたデタッチャブル型のキーボードでは類を見ないほど頑丈に作られており、しっかり目に入力してもたわむことがない。キーピッチが広く、打鍵感に優れているため、長時間のタイピングも苦にならないだろう。
給電やディスプレイ接続にも対応したThunderbolt 3(USB Type-C)ポートを2基備えるなど拡張性が高く、背面には指紋認証リーダー(オプション)を用意し、第三者に使われるリスクを軽減。また、SIMスロットを搭載しているほか、eSIMにも対応。LTE通信により、外出先でのインターネット利用が快適に行えるようになる。
●共通のフォームファクタで2タイプが選べる「Latitude 7310」
オフィスワークとモバイルワークのバランスを重視するなら、13インチモデルの「Latitude 7310」が有効な選択肢だ。ノートPCスタイルのモデルと、2-in-1のコンバーチブル型モデルの2種類が用意されており、これらは同一のフォームファクタを採用しているため、混在させつつ一括導入しやすいのも強みだ。
今回は2 -in-1モデルを触ってみたが、新設計のキーボードは入力しやすく、静音性も高い。ディスプレイ部は片手でも容易に開閉できるように設計されており、狭額ベゼルでフットプリントの小型化も実現。重量は約1.32kg(ノート型は約1.22kg)と、社外に持ち出すモバイル用途に十分対応できる。
オプションとして、指紋認証リーダー(電源ボタン)やカメラのプライバシー シャッター、デジタルセーフスクリーンといったプライバシー保護機能を用意しており、情報漏えいのリスクを軽減できるのは企業にとってありがたい。
Wi-Fi 6に対応するほか、LTE通信モジュールの搭載も可能。さらに、ExpressSign-in近接センサーを採用し、ユーザーの存在を検知してスリープを自動解除するなど、業務を開始するまでの時間を大幅に短縮してくれる。
●より高いパフォーマンスを実現する「Dell Optimizer」
「Latitude 7210」「Latitude 7310」は、AIを活用した最適化機能「Dell Optimizer」を搭載。AIがユーザーのPC操作を分析し、使用頻度の高いアプリケーションのパフォーマンスを向上させたり、バッテリー駆動時間を延ばしたりなど最適化してくれる。長く使っていくほどチューニングされ、効率的に利用できるようになるわけだ。
両モデルとも最新の第10世代インテル Core i プロセッサを搭載することが可能で、負荷の高い処理が必要な業務にしっかり対応できる。オフィスだろうと在宅だろうと変わらず高いパフォーマンスを実現したいユーザーには、ぜひ選択肢に入れてほしいモデルといえるだろう。
なお、「Latitude 7000」シリーズの最新ラインナップには、モバイル向けながら14インチの大画面を搭載した「Latitude 7410」も用意。ノート型のほかに2-in-1タイプが選択可能で、最小重量はノート型で1.33kg程度に抑えられているのが特徴だ。ノート型の場合、14インチディスプレイは4K解像度も選べるため、さらに高いスペックを持ち運びたいユーザーにお勧めしたい。
周辺機器と組み合わせてシーンに最適化した業務環境を極める
「Latitude 7210」「Latitude 7310」は、さまざまな利用シーンに活用できるだけのパフォーマンスを備えているが、デル・テクノロジーズが提供する周辺機器と組み合わせることで、より効率的なテレワーク環境や、デスクトップPCと同様の使い勝手を実現できる。
●モバイルワークの生産性を高めたい
外出先などモバイルワークにおける生産性を高めたい場合は、瞬時にペアリング可能な高性能マウス「MS5120W」を使って業務アプリの使い勝手を向上させたり、クリアな音声で会話が行えるDell Proステレオヘッドセット「UC350」で、ビデオ会議を快適に行ったりといった連携が効果的だ。このマウスはコンパクトで持ち運びが容易なうえ、単3電池1本で最大36カ月の作業が可能。ヘッドセットもトラベルポーチが付属するなど、モバイルでの利用を想定した製品に仕上がっている。
●デスクトップと同等のオフィスワーク環境を構築
また、23.8インチ液晶ディスプレイ「U2421HE」を組み合わせることで、より快適なオフィスワーク環境を構築できる。「Latitude 7210」「Latitude 7310」とディスプレイはUSB-Cで接続し、映像出力だけでなくノートPCへの電力供給もケーブル1本で行えるのは魅力だ。
さらにワイヤレスキーボード&マウス「KM717」を追加すれば、「Latitude 7210」「Latitude 7310」のディスプレイを閉じた状態でパソコンを利用し、より省スペースでのデスクトップ環境を実現できる。オフィスや在宅ではデスクトップと同様の使い方、USB-Cケーブルを外すだけでモバイルPCとして持ち出せるという、理想的な業務環境が簡単に出来上がる。
●モバイルアダプターでオンライン会議を快適に
ビデオ会議を快適に行いたいなら、スピーカーフォンを搭載したUSB-Cモバイルアダプター「MH3021P」が有用な周辺機器だ。最大6名までの声を拾い、クリアな音声でグループ通話が可能になる。映像出力(HDMI 2.0 or USB-C)に対応しているため、1つの画面、1つのマイク・スピーカーを複数ユーザーで共有してビデオ会議に参加することもできる。本体にミュート/ミュート解除ボタンも搭載されており、一時的にマイクをオフにしてメンバー内で調整するといった場面で重宝するだろう。
「Latitude 7210」「Latitude 7310」はこれらの周辺機器と組み合わせることで、より活用シーンが広がる。そして付け加えておきたいのが、デル・テクノロジーズのサステナビリティ(持続可能性)に対する思いである。水性塗料を採用してVOC(揮発性有機化合物)の排出量を削減したり、本体にアルミニウムだけでなく再生カーボンファイバーを利用して耐久性や軽量性を実現したりなど、10年以上にわたってこうした取り組みを続けてきた。
いまやニューノーマルな時代を迎え、従来とは異なった価値観が否応なしに求められるようになった。そのような中で、人々が働きやすい環境を整えるだけでなく、人々が安心して暮らせる環境を目指すデル・テクノロジーズの姿勢は、いま強く望まれるものではないだろうか。
[PR]提供:デル・テクノロジーズ