エッジコンピューティングとしてHPE ProLiant Serverを導入
丸紅情報システムズ株式会社(MSYS/エムシス)は、1965年5月に設立、コンピュータ、ネットワーク、情報システム等における最先端技術を基軸として、あらゆる産業のITライフサイクル全般に対するソリューションを提供している企業です。
同社は、Google Cloud Platform™( GCP™ )の Cloud Speech-to-Text を利用したコンタクトセンター向けクラウドAIサービス「MSYS Omnis」(エムシス オムニス)の提供を2017年8月より開始しました。顧客の環境に設置した「MSYS Omnis」上で取得した通話音声データは、インターネット経由でクラウドの GCP 上に自動アップロードされ、音声認識によりテキスト化されます。この「MSYS Omnis」を利用している企業は、コールセンターに注力をしている優良企業が多くを占めます。
「MSYS Omnis」においては、日本ヒューレット・パッカード株式会社(HPE)のHPE ProLiantサーバーがエッジコンピューティングとして活用されています。丸紅情報システムズからの「『MSYS Omnis』に最適で高性能なサーバーを短納期、低予算で導入したい」という要望に対し、いかにHPEとシネックスジャパン株式会社(シネックス)がサポートしたのか。丸紅情報システムズと、構築を担当した株式会社エム・ビー・アイ(MBI)のキーパーソンに話を伺いました。
スムーズなシステム構築とスピーディーな対応が高評価
今回HPE ProLiantサーバーを導入したポイントは、主に4点ありました。最先端のセキュリティチップが搭載されており、ラインナップが豊富であること。PBX(電話交換機)製品との接続検証、事前検証、組み合わせテストの実施による納入支援があったこと。サーバーキッティング、サーバー部材の先行手配・在庫運用で最適納期が確保されたこと。そしてイベント協賛や共同イベントなど、マーケティングの支援が手厚いことです。
構築を担当したのは、以前より丸紅情報システムズのパートナーであるMBIでした。丸紅情報システムズのCRMソリューション事業本部 スペシャリスト 池田氏は「システムの導入は一気通貫でMBIに依頼しましたが、スペック面と保守サービス面において弊社の希望に叶うものが、HPE ProLiantサーバーでした。サーバーからの音声ファイルはリアルタイムにアップロードされるため、音声のテキスト化、要約、FAQのデータ収集がスムーズに行われます。POC(コンセプト実証)での検証後に本格導入をいただくケースも多く、お客様の満足度が高いシステムを提供できています」と語ります。
また、MBIの執行役員 ICT技術統括部長 佐藤氏は「丸紅情報システムズからのご依頼を受け、短期間でサーバーの導入を可能にしたのは、HPEとシネックスの協業のおかげです。構築は数日で完了し、短期間で実稼働させることができました。サービスの問い合わせに関しても、すぐに対応してもらえるので助かりました」と述べています。
今後の「MSYS Omnis」の展開とサポート体制の強化
丸紅情報システムズの今後の展望については「 Google™ の Cloud Speech-to-Text はチューニングの必要がないため、スピード感を持ってサービスを利用したいお客様に、短納期で提供することが可能です。働き方改革が推進されている昨今、後処理時間を短縮できる『MSYS Omnis』は、コンタクトセンターシステムと連携した音声テキスト化へのニーズを持つ企業を中心に、今後も需要が増え続けることが期待されます」と池田氏。
MBIの佐藤氏は「今後は、インフラ増設に加えてネットワークを強化など、当社のサポート範囲がさらに広がることを期待しています」と締めくくりました。
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