設計・開発、品質管理、生産管理など、製造の現場では様々な用途でデータが利用されています。近年はIoTの普及などもあり、製造現場から生み出されるデータは膨大なものになりつつあります。一方で、その集まったデータを活用できているのかというと、様々なハードルが立ちはだかり実行できずにいるというケースも決して少なくはないでしょう。
そこで本記事では、製造現場でよくあるデータ活用の実態を例に、その課題と解決方法について探ってみましょう。
登場人物紹介:某機械製造業
製造部長 業績を上げることに熱心だが、短気で怒りっぽいのが玉に瑕。 |
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現場責任者 30代後半の中堅社員、最近なかなか疲れがとれず、部長に頭が上がらない日々が続く。 |
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IT担当者 入社3年目の若手情シス担当、良くも悪くもマイペースな性格。 |
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DTS営業マン コンサルティングから設計、開発、ハードウェア・ソフトウェアの選定・導入、運用、保守にいたるまでシステムに関するすべてをサポートする総合情報サービス企業、DTSのエリート営業マン。主に、製造業向けのソリューションを担当している。 |
現場で集まったデータを活用できない
DTS |
ありますよね、こういうシチュエーション。特に製造業の場合、検品データとか機材のメンテナンス情報とか、資材調達のデータとか、いろんな情報があるから、それを集めるだけでも大変ですよね。しかも、それを部長さんに見せるとなると、グラフ化して綺麗にレイアウトしなきゃいけないから、本当に手間がかかると思います。 |
こういうの、ここ半年くらい毎月続いているんですよ。必要なのはわかるんですが正直現場には負担で……何かいい方法ありませんか? | |
DTS |
データを一元管理して自由に引き出せるようなビジネスインテリジェンス(BI)ツールを導入してはどうでしょう? 加えて、グラフィカルなダッシュボード機能も入れておけば、グラフや表のデータが綺麗にレイアウトされて表示されるので、資料を作成する手間も省けると思いますよ。 |
なるほどそれは便利っすね。 |
製造業の現場では、多種多様なデータが日々生み出されています。これらのデータを用いて、あらゆる角度から最適な切り口で分析を行えば、生産性や品質の向上などが図れるはずです。
しかし多くの場合、このようなデータは主に、管理や確認、そして月々の報告のために集められており、分析などの「活用を前提にした集め方・貯め方」がなされていません。
その結果、データを用いて問題の原因を探ろうと思っても、データがどこにあるかを探したり、活用できるようにファイル形式を加工したりと、時間がかかり有効に活用できていないという現状があります。
データを集めるだけでも一週間以上かかり、しかもそのデータは月次報告で使用された古いデータである、というケースもよくあります。その場合、現在の歩留まりを分析するために1ヶ月、時には半年以上も古いデータを利用している可能性すらあります。そんな古い情報から得られた分析で、正しい結果が得られるはずがありません。
データ活用には、ただ集めて貯めておくのではなく、貯めたデータを使える状態にしておく必要があります。そのためのシステムが「必要なデータを収集して再構成して蓄積する」データウェアハウス(DWH)です。そして、DWHからもたらされた情報を、グラフなどを用いて可視化するものがビジネスインテリジェンス(BI)と呼ばれるソリューションです。スピードが求められる現代では、いつでも誰でもデータを活用できるようにするDWHと、データを可視化して迅速な経営判断を下せるようにするBIソリューションは、非常に重要な存在となってきています。
DTSが提供するBIツール「データスタジオ@WEB」は、DWHに蓄積された多種多様なデータと連携し、分析可能な状態として抽出・集計・可視化を実現します。また、同社が提供するBIダッシュボードツール「Galleria Solo(ガレリアソロ)」と連携すれば、多彩なビジュアルパーツによって、複雑な情報もグラフィカル表示されるため迅速な経営判断が可能となります。
データ活用が進まず在庫の適正化が図れない
登場人物紹介:某食品製造業
役員 会社のドンとも言うべき存在。数字にはうるさく、無駄を嫌う大の効率化人間。 |
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生産部長 思ったことを口に出せない内向的な40代中間管理職。いろんな部署からの要望に困りっぱなしの日々、部下にも手を焼かされている。 |
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部下 社内に一人はいるであろうExcel上級者。しかし、空気が読めずいつも周りを困らせている。 |
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DTS営業マン コンサルティングから設計、開発、ハードウェア・ソフトウェアの選定・導入、運用、保守にいたるまでシステムに関するすべてをサポートする総合情報サービス企業、DTSのエリート営業マン。主に、製造業向けのソリューションを担当している。 |
DTS |
Excelの属人化……あるあるですねよね? 在庫の適正化を図るには、生産部門だけではなく、調達や流通など、様々なデータを用いて分析をする必要があります。しかしそれらのデータが、それぞれ全く異なるフォーマットやマクロを利用したExcelファイルでまとめられていたら、分析するのも一苦労です。 |
そうそう! 調達部のExcelなんて、バージョン古いからうちの部署だとマクロ効かないんですよ! | |
そうは言っても、ウチってIT詳しい人いないから、Excelくらいしか使えないでしょ? | |
DTS |
例えば、誰でも使えるくらいに簡単で、見た目もわかりやすいってツールがあったらどうです? |
生産管理や在庫管理にExcelを使用している部門は決して少なくありません。Excelは非常に優秀な表計算ソフトです。しかし、大量のデータを見やすくまとめることには長けていません。また、レイアウトやマクロの利用など、制作者の癖や好みが現れやすいソフトでもあります。その結果、Excelによるデータ管理の属人化が進むことになります。
理想のデータ活用には、いつでも、誰でも、自由にデータを使って、「カンタンに」分析できるようにしなければなりません。
「データスタジオ@WEB」はWebブラウザから、シンプルかつ直感的な操作でデータ活用が可能なBIツールです。IT部門や分析のエキスパートのみならず、経営者や各部門の実務担当者まで、誰もがカンタンに利用できます。
製造業におけるデータ活用の課題を解決する活用・分析ツール「データスタジオ@WEB」
データ分析の重要性が叫ばれる昨今では、多種多様なBIツールが存在しています。では、具体的にどのようなBIツールを選択すべきなのでしょうか? そのポイントは「カンタン」「安心」「リーズナブル」の3つです。
前述したように、データを十分に活用するためには、専門知識を持った一部の人だけではなく、現場で実際の改善に取り組む人たちが使えなければなりません。だからこそ、誰もが使える直感的でシンプルな操作性が求められます。
また、分析に利用するデータは企業にとっては重要な資産でもあります。当然ながら情報の流出を防ぐためにも万全のセキュリティ対策が必要です。セキュリティが万全であれば、ITに詳しくない現場の実務者にも安心してBIツールを活用してもらうことができます。
そして、データ活用を効果的に進めるためには、できるだけ多くの部署(できれば全社)が参加して、情報を共有するようにしなければなりません。となると、コスト面を無視することはできません。将来的な大規模導入の可能性を踏まえた上で、負担にならないライセンス体系を備えたツールを検討すべきです。
この「カンタン」「安心」「リーズナブル」の3条件を備えたBIツールこそ、「データスタジオ@WEB」なのです。また、データを「誰が・いつ・何を」参照したのかを記録するログ機能や「メール通知によるログイン承認機能」などのセキュリティ対策も用意されています。
さらにポイントとなるのが、国産のソフトウェアである点です。当然、ツールの表示はもちろん、ドキュメントや問い合わせも、すべてが日本語です。実際にツールを使用する人にとって、これは大きな安心感を与えるポイントと言えるでしょう。
また、「データスタジオ@WEB」は、ユーザー数が増えれば増えるほど、1人あたりのライセンス料が安くなるように設定されています。その価格は201ユーザー以上の場合1万円(1ユーザーあたり)と、他のBIツールと比べてもかなりリーズナブルなライセンス費となっています。
製品 | 単位 | 標準価格(税別) | 備考 |
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データスタジオ 基本PKG |
1サーバ | ¥1,500,000 | 10ユーザーライセンスを含む ※指名ユーザー・ライセンス |
追加ユーザー ライセンス |
11~100人 101~200人 201人~ |
¥15,000 ¥12,500 ¥10,000 |
1ユーザー単位の指名ユーザー・ライセンス価格 |
ユーザー無制限 ライセンス |
ユーザー数 無制限 (1サーバ) |
¥3,000,000 | 無制限ライセンス ※サーバ台数分の購入が必要 |
ガレリアソロ オプション |
1サーバ | ¥1,500,000 | ダッシュボードオプション |
PDF出力 オプション |
1サーバ | ¥200,000 | |
グラフ出力 オプション |
1サーバ | ¥500,000 | |
スケジュール 実行機能 オプション |
1システム | ¥300,000 | リポジトリDBを共有する1システムあたりの価格 |
スケジュール 実行機能 オプション(別サーバ運用版) |
1サーバ | ¥500,000 | 別サーバにて運用するライセンス ※オンラインでの使用不可 |
帳票・レポート機能オプション | 1ライセンス 1サーバ |
¥500,000~ | 帳票設計ツール 20万円(1ライセンス) 帳票PDF出力製品 40万円(1サーバ) 帳票Excel出力製品30万円(1サーバ) |
製品保守費用 (初年度~) |
年間 | 製品価格の15% | マイナーバージョンアップ製品の無償提供、テクニカルQAサポート |
なお、DTSでは、「IoT・生産管理・見える化・RPA・EDI」など、製造業におけるITをワンストップでつなぐソリューションとして「DTSのConnected Industries(コネクテッド・インダストリーズ)」を提供しています。また、以下のURLには、「データスタジオ@WEB」の多種多様なユーザー事例が掲載されているので、興味のある方は是非一度ご覧いただきたい。
DTSのConnected Industries(コネクテッド・インダストリーズ)
http://dts-bigdata.jp/service/CI/index.html
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