フルノシステムズは、このたび戸田市が運営する公衆無線LANサービス『いいとだスポット』において、無線LANアクセスポイント「ACERA 1110」をはじめとする無線LAN機器と管理システム、認証基盤サービスが採用された。
いいとだスポットは、戸田市内のスポーツセンターや文化会館、福祉センターなどの公共施設20カ所(※)に設置されているフリーWi-Fiスポットで、2019年2月にサービスを開始した。いいとだスポットのSSIDを選択しパスワードを入力後、使用者が所有しているメールアドレスもしくはSNSアカウントを用いた本人認証でWi-Fiに接続して利用できる。通信スピードの滑らかさに加え、セキュリティにも配慮しており、快適かつ安全にサービスを利用することができる。
いいとだスポットは、災害時用SSID『00000JAPAN(ファイブゼロジャパン)』に対応している。00000JAPANは災害発生時に開放されるフリーWi-Fiで、パスワードなしで誰でもアクセスすることができる。戸田市では、専用の機器『Wi-Fiモードセレクター』を用いることで、各公共施設の現場スタッフが複雑な操作をすることなく、簡単かつ迅速に00000JAPANに切り替えられるようネットワーク環境を構築している。
『いいとだスポット』の特徴
いいとだスポットは、アクセスポイントが設置されている市内の公共施設20カ所(※)で使用できる。SSIDを選択し、パスワードを入力すると認証画面に進む。各施設にはSSIDとパスワードを記載したステッカーが掲示されており、各項目を入力することで接続できる。1回の接続で60分、1日あたり3回まで利用可能となっている。
災害時用SSID「00000JAPAN」に対応。平常時から災害時への切り替えが操作ひとつで簡単に
いいとだスポットは、災害発生時に開放され、パスワードなしで誰もが接続できる災害時用フリーWi-Fi『00000JAPAN』に対応する。いいとだスポットが設置されている各施設は、災害発生時に避難所になることが想定されている。通常のWi-Fiを00000JAPANに切り替えるには、情報システム担当者が遠隔操作で設定する必要があるが、戸田市では各施設に設置・保管してある専用の切り替え装置『Wi-Fiモードセレクター』を使うことで、現場スタッフが複雑なシステム操作をすることなく、鍵を回すだけで簡単かつ迅速に切り替えられるようにしている。Wi-Fiモードセレクターは公共施設20カ所(※)に加え、市内の小中学校18校に設置されている。
※現在改修工事中の図書館を除く19施設で稼働。図書館では改修完了後の2020年4月より『いいとだスポット』の運用を開始予定。
戸田市について
戸田市は埼玉県の南部に位置する人口約14万人の自治体です。市内の小中学校のネットワーク基盤を整備しICT教育に注力するなど、情報システムに関する積極的な取り組みを推進しています。
戸田市は自治体としてはいち早く、2003年度より一部の行政施設にて市民向けのインターネット接続サービスを開始し、先進的な取り組みを進めてきました。今回はその取り組みで得たノウハウをベースに、総務省の「防災等に資するWi-Fi環境の整備計画」の一環として、2019年2月より00000JAPANに対応する公衆無線LANサービスを始動させました。
戸田市のホームページはこちら
https://www.city.toda.saitama.jp/
『いいとだスポット』の情報はこちら
https://www.city.toda.saitama.jp/soshiki/154/joho-e-toda-spot.html
『00000JAPAN』の情報はこちら
https://www.wlan-business.org/customer/introduction/feature
『Wi-Fiモードセレクター』の情報はこちら
http://www.furunosystems.co.jp/bousai_wifi/
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