フルノシステムズは、サービス利用者のスマートフォン(スマホ)やタブレット端末にクーポンや資料などのコンテンツをWi-Fiで配信する新感覚プラットフォームの新製品 『AirSignage2(エアサイネージ2)』 を開発し、16日に発売する。通信性能の向上に加え、機器の外観を刷新しデザイン性を高めた。
エアサイネージとは
『エアサイネージ』とは、オフィスやショッピングモール、テーマパークなどに設置した専用サーバが発信するWi-Fiに、手持ちのスマホやタブレットを接続してクーポンや資料のダウンロード、スタンプラリー、アンケート回収などで活用できる新感覚プラットフォーム。インターネット回線が不要で、Wi-Fiの届く範囲内においてコンテンツを閲覧利用できるシステムだ。利用者は専用のアプリをダウンロードするなどの特別な設定をすることなく、自身のスマホやタブレットから指定されたネットワークに接続するだけでサービスを利用することができる。『エアサイネージ2』は、2012年にフルノシステムズが発売した『エアサイネージ』の後継機種として開発され、通信の安定化や高速化、デザインの刷新が施された。
エアサイネージ2の特徴
エアサイネージ2は無線通信規格「IEEE802.11ac Wave2」に対応する。電波を特定方向に集中的に照射するビームフォーミングと呼ばれる技術への対応により、遮蔽物の多い環境下でのデータ転送能力が従来よりも15%向上。また、マルチユーザーMIMO(MU-MIMO)とよばれる通信高速化技術への対応により、複数台の端末に接続した場合のデータ転送能力が、同技術の未使用時と比べ約15%向上する。データ伝送速度の理論値は、従来機のエアサイネージから倍増した1270Mbpsとなった。
機器の外観デザインも一新。オフィスやショップなどに設置した際の調和を考慮し、内蔵アンテナのみの設計とすることでデザイン性を高めた。面の美しさとスパイラルに突起する形状から、繊細さと躍動感を表現している。
エアサイネージ2の仕組みと用途
プラットフォームの中核をなすエアサイネージサーバはネット回線につなぐ必要はなく、電源のみで作動するのが特徴だ。エアサイネージサーバから半径約25メートルの範囲内は無線LANエリアとなり、その中でスマホやタブレットからエアサイネージサーバにアクセスすることでコンテンツを閲覧できる。
エアサイネージサーバは業務用無線LANアクセスポイントで培った帯域コントロール技術により、同時に100台以上の端末を接続することができる。また、無線エリア内に入った無線LAN対応端末は、サーバのリダイレクト機能により、すぐに見せたいページに誘導することが可能だ。
コンテンツは事前に作成し、USBでエアサイネージサーバに格納する仕組み。配信できるコンテンツはHTMLベースで作成されたテキスト情報、画像情報以外に、動画やPDFファイルなどをダウンロードすることもできる。多言語でコンテンツを作成すれば、インバウンド(訪日外国人客)向けのコンテンツを配信することが可能となり、グローバルな集客に役立てられる。
エアサイネージの最近の導入事例はこちら
http://www.furunosystems.co.jp/pressrelease/detail/id=963
エアサイネージ2の詳細はこちら
http://www.furunosystems.co.jp/airsignage2/
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