日々の生活の中で「光」について深く考えたことはあるだろうか。何か作業に集中したいときは周囲をクリアに照らす白い光、パソコンやスマートフォンのディスプレイ画面の刺激に疲れた目には暖かみのある光など、シーンに合わせて光を選べたら、私たちの生活もより豊かになるに違いない。ここでは光に強いこだわりを持つクリエイター、STEVE NAKAMURA(スティーブ・ナカムラ)さんの話をもとに、光の効果的な使い方をひも解いていこう。
光が生み出すアートの世界観
スティーブさんは、ラフォーレ原宿の年間広告メインビジュアルや、きゃりーぱみゅぱみゅのCDジャケットなどで知られるアートディレクターだ。光の魅力を駆使した仕事を数多く世に送り出すとともに、暮らしの中でも光の存在感と効果を追求している。
「僕はとくに写真を使ったアートディレクションをメインにしているので、光は大切ですね」
ロンドン在住のドイツ人カメラマン、ノーバート・ショルナーさんとコラボレーションし、食品サンプルをフィーチャーしたコラボレーション写真集「Nearly Eternal」で、スティーブさんは自然な存在感をより活かすために光の使い方を工夫した。たとえばパスタの写真では、スポットライトで照らしたうえ、懐中電灯を自在に動かしながら、光が最も効果的に当たる瞬間を漏らさず捉えている。また、ドリンクの撮影ではバックライトを効果的に用い、アーティフィシャル(人工)でありながらナチュナル(自然)な作品づくりを心がけた。とりわけ、シャドウ(影)の中にある光に魅力を感じるとスティーブさんは語る。
「光はずっと以前から大事だと考えていました。僕はビューティー広告の仕事も長くやっているので、その意識がとくに強いのかもしれません。写真もビジュアルアートも、最終的には光ですね。ムードとか、コンセプトとか、自分が意図する作品の世界を実現するために光をコントロールする。作品では、どうやって作ったかよりも、作品を見る人がその世界観を信じることができるかどうかが勝負です。だからこそ、光のセッティングを工夫して作り込んでいくのですが、実はあまりに複雑でトリッキーな仕掛けには興味がありません。アイデアに沿って光と対象との関係をどう作り、結果的に、見る人がその世界を信じられるかどうかをいつも考えています」
雰囲気づくりと目への優しさを重視
スティーブさんは作品世界だけでなく、家の中でも光を大切にしている。とくに重視するのが"雰囲気"と"優しさ"だ。都内で妻と2歳半のお子さんの3人で暮らすスティーブさん。仕事部屋ではダイソンの白色タスクライト「CSYS」(シーシス)を活用することで、集中してアートワークに専念できる空間を生み出している。
「クリエイターにとっては作業の面でも光を意識する必要があります。僕の仕事ではどうしてもパソコンのディスプレイを凝視することが多くなり、一日に10時間以上見つめていることもよくあるのですが、ずっと画面ばかり見ているとやっぱり疲れる。そこでディスプレイから目を離し、CSYSで手元を照らしてスケッチしたり、企画のアイデアを考えたりしていますね。デジタルの世界から離れた”アナログの行動”も、企画づくりには大切です。CSYSは位置や明るさを好みの状態に調節できるので、自分に合った環境で作業に集中できますし、目にも優しいので、僕のライフスタイルにしっくりきます」
仕事と、家族との暮らしや個人のプライベートは家の中で一つになっていると語るスティーブさん。休みの日でもオン・オフの切り替えは考えず、仕事につながるインスピレーションを得たらすぐメモに書いたり、写真を撮ったりして、企画のアイデアにつなげているという。こうした作業にもCSYSの光が役立っている。
「個人的によい仕事をするための環境を作るには、企業のオフィスでも、ただ全体を明るくするだけでなく、個人の周囲だけを優しく照らすCSYSのようなライトを取り入れればおもしろいのではないでしょうか。アイデアが浮かびやすいですし、作業にも集中できるでしょう」
自分に合う心地よい空間を光で演出
オン・オフの切り替えを意識しないスティーブさんだが、光は仕事以外の日常生活でも大切だという。CSYSはリビングルームでも活用しており、こちらは暖色系の光のCSYSをソファ脇に置いて、主に読書の際に照らす。
「CSYSの暖かい光はとくに目に優しいので、本を読むのにちょうどいいですね。リビングでは、テレビを見るときにも使っています」
リビングでも、重視するのは雰囲気だ。部屋全体を均一に明るく照らすのではなく、CSYSのやわらかな光で一部分だけを明るくし、心地よい空間づくりに努めているという。
「とくに映画を鑑賞するときは、部屋全体を暗くし、CSYSを使ってムードを生み出すようにしています。同じ映画でも真っ白な光にくまなく照らされた明るい部屋で見るより、雰囲気づくりを重視した空間で見たほうがはるかに入り込めますよね」
天井に付いているシーリングライトは、たしかに部屋全体を明るく照らし出し、もちろん環境によってはその効能も意味がある。しかしスティーブさんにとっては、何もかもが見えすぎてしまうと雰囲気が壊れてしまい、癒やしも得られないのだという。作品においても暗さの中にある光をどう表現するかをいつも考えているが、その思いは仕事以外の暮らしでも貫かれている。気分によってCSYSの光が照らす場所をわずかに変えるだけでもムードが変わり、読書や映画鑑賞にふさわしい空間をつくり出すことができるとスティーブさんは語る。
「光を意識的に使うことで、仕事も生活も変わります。ホテルのバーに行くと、それだけで気分がよくなりますよね。どういう光が自分にとって心地よいのか、みんなわかっているはず。自分に合う環境を家の中でもつくり出すように配慮すれば、気持ちが落ち着いて、癒やしを得られるのはもちろん、生活もガラリと変わると思いますよ。オフィスでハードな一日を過ごす方も、家に帰って好みの光の中に身を置くことで、気持ちのスイッチを切り替えられるのではないでしょうか」
暮らしと調和するデザインを追求
雰囲気づくりと目の優しさ以外にスティーブさんが重要視するのは、インテリアとの調和だ。スティーブさんはCSYSのデザインが家の中にもたらすハーモニーも気に入っている。
「照明は、その存在感を意識するかどうかで価値がまったく変わってきます。天井に付いている照明にあらためて目を向ける機会はあまりないでしょうが、存在感を意識するようになると、やはりデザインが気になる。CSYSはシンプルで開放的な空間にしっかりと馴染むので、その点がとくに気に入っています。デザインの好みはセンスによるので説明はできないのですが、家具にしてもファッションにしても、自分の好みや暮らしに合うデザインというのは確実にありますよね。それを積極的に取り入れることで、人生が豊かになると思います」
スティーブさんはCSYSのデザインに加えて、スペースを取らずに設置できる点もお気に入りだ。仕事部屋でも、リビングでも、空間に溶け込んだトータルなデザインを柔軟に実現できると評価している。いまは基本的に自分専用のライトとして使っているが、家族で活用できる可能性も指摘する。
「うちの子供はまだ小さいので、光に注意を払って使うことはないのですが、もう少し年齢を重ねていけば、僕が使っているのを見て意識するようになるかもしれないですね。いま10代のお子さんがいる家なら勉強机などで活用できるでしょうし、奥さんが家で仕事をされるようなケースでも目に優しい光は必要でしょうから、きっとCSYSがフィットすると思います」
CSYSに搭載されたLEDは、ヒートパイプテクノロジーによって効率よく熱を逃がし、寿命が最大144,000時間というエコを実現。タッチセンサーで細かな調光が行えるので、適度な明るさで趣味や仕事の時間に入り込める。スッキリとしたデザインはそれだけで周囲に溶け込み、LEDヘッドの位置の平行・垂直・360度回転といった調整が自由自在に行えるのも魅力だ。
生活空間を心地よく照らし、暮らしに豊かさももたらす光のあり方を、スティーブさんに倣って追求してみてはいかがだろうか。
製品名 | CSYS™ Desk | CSYS™ Clamp | CSYS™ Floor | |||
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型番 | CD01 | CD02 | CC01 | CC02 | CF01 | |
LED寿命 | 最大144,000時間 | 最大144,000時間 | 最大144,000時間 | |||
定格消費電力 | 12W | 11.5W | 12W | 11.5W | 12W | |
色温度(Kelvin) | 2700(電球色) | 4000(白色) | 2700(電球色) | 4000(白色) | 2700(電球色) | |
光束(lumens) | 650 | 800 | 650 | 800 | 650 | |
ランプ効率(lumens/W) | 54 | 70 | 54 | 70 | 54 | |
演色評価数(Ra) | 80 | 80 | 80 | |||
タッチセンサー | ○(ベース) | ○(アーム側面) | ○(アーム側面) | |||
調光 | ○ | ○ | ○ | |||
本体サイズ | 高さ650×幅527×奥行177mm | 高さ780×幅725×奥行55mm | 高さ1,410×幅725×奥行315mm | |||
重量 | 4.4kg | 1.9kg | 7.8kg | |||
カラーバリエーション | ホワイト/シルバー、ブラック/シルバー、ブラック/ブラック | ブラック/シルバー、ブラック/ブラック | ブラック/シルバー、ブラック/ブラック |
利用シーンに最適な明るさをもたらすタスクライトの機能に迫る!
CSYS™の詳細はこちら
STEVE NAKAMURA(スティーブ・ナカムラ)
アートディレクター。1973年、ロサンゼルス生まれ。東京で活動。CENTRAL SAINT MARTINS卒業。2015年からラフォーレ原宿の年間広告メインビジュアルのアートディレクターを務める。2018年に「LA40RET 40TH ANNIVERSARY」の年間広告メインビジュアルをアートディレクションした。きゃりーぱみゅぱみゅのCDジャケットは、2011年のデビューから2016年までの5年間アートディレクションを担当。2016年に作品集『KYARY PAMYU PAMYU ARTWORKS 2011-2016 STEVE NAKAMURA』をアイデア SPECIAL EDITION/誠文堂新光社より刊行し、LAFORET MUSEUM原宿で展示会を実施。2016年に食品サンプルをテーマにした写真集『NEARLY ETERNAL』をCLAIRE DE ROUEN BOOKSで出版。2017年5月に写真集の展示をBOOKMARC(MARC JACOBS)で開催した。その他、広告キャンペーンはSHISEIDO、NIKE、PARCOなどを手がけている。T: THE NEW YORK TIMES STYLE MAGAZINE、アイデア、WALLPAPER*、NOWNESSなどにも作品が掲載された。
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